Page 2986 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 建築設備フォーラムへ ┃ 会議室に戻る ┃ INDEX ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼単相3線式の中性端子に何本も線をつないでいい? 消しちゃダメよダメダメ 14/12/4(木) 22:22 ┣Re:単相3線式の中性端子に何本も線をつないでいい? kojima 14/12/5(金) 11:14 ┃ ┗Re:単相3線式の中性端子に何本も線をつないでいい? 消しちゃダメよダメダメ 14/12/6(土) 14:48 ┃ ┗Re:単相3線式の中性端子に何本も線をつないでいい? kojima 14/12/6(土) 20:06 ┃ ┗Re:単相3線式の中性端子に何本も線をつないでいい? 消しちゃダメヨダメダメ 14/12/7(日) 7:49 ┃ ┗Re:単相3線式の中性端子に何本も線をつないでいい? kojima 14/12/7(日) 15:23 ┃ ┗Re:単相3線式の中性端子に何本も線をつないでいい? 消しちゃダメよダメダメ 14/12/7(日) 17:21 ┗Re:単相3線式の中性端子に何本も線をつないでいい? masa 14/12/5(金) 12:42 ┗Re:単相3線式の中性端子に何本も線をつないでいい? 消しちゃダメよダメダメ 14/12/6(土) 14:52 ┗Re:単相3線式の中性端子に何本も線をつないでいい? masa 14/12/6(土) 16:23 ┗Re:単相3線式の中性端子に何本も線をつないでいい? 消しちゃダメヨダメダメ 14/12/7(日) 7:40 ┗Re:単相3線式の中性端子に何本も線をつないでいい? masa 14/12/7(日) 11:02 ┗Re:単相3線式の中性端子に何本も線をつないでいい? 消しちゃダメよダメダメ 14/12/7(日) 17:25 ─────────────────────────────────────── ■題名 : 単相3線式の中性端子に何本も線をつないでいい? ■名前 : 消しちゃダメよダメダメ ■日付 : 14/12/4(木) 22:22 -------------------------------------------------------------------------
テナントの分電盤をみたら中性線の端子に2本つないでありその部分が焼損していました。 このように中性線の端子に2本以上つなぐことはいかがなものなのでしょうか? 法的に規制はないものでしょうか? |
単相3線式ならば、両端の電圧が200V 中性端子の電圧が100Vですよね。 R-O間100V S-O間100V R-S間200V(O:中性端子) 負荷が100V 2回路ならば、中性端子には2本の線を接続します。 (R-O間1回路 S-O間1回路) 2回路が完全に平衡していれば、中性線に流れる電流は0Aです。 R-O間15A S-O間10A ならば、中性線に流れる電流は5Aです。 (足し算ではなく引き算です) 焼損したのは、接続が完全ではなかったからではないですか?(ネジの緩み等) 中性線に2本接続されるのは普通です。 |
ご回答ありがとうございました。 後からわかったことですが、よくブレーカーが飛んでいたようです。 過電流で焼損したものと思いますが、2本入っていると余計に電流が流れると思うのですが・・? |
そもそも、単相三線式を理解されていないようですね。 単純に数値のみの足し算をスカラー計算といいます。(直流) 方向を加味した計算をベクトル計算といいます。 交流はベクトル計算です。 R100V O0V S-100V が単相三線式です。 R-O間は、RからOに電流が流れます。 O-S間は、OからSに電流が流れます。 180度方向が違うのでO(中性点)に流れる電流は、Rの電流値とSの電流値の引き算です。 単相三線式の基本中の基本です。(説明するのがバカバカしいほどの) ブレーカーは、Rの電流値かSの電流値が定格値を超えれば遮断します。 |
kojimaさん 分電盤をみると、左右にRとSの相があって中央に中性線のOがありますが、 左右の負荷の使用電流に差がないような配分をして使わなければいけないということなんですね! ビル設備の全般をみているので、あまり電気に関しても知識が薄いのでこれから勉強をしていきますのでよろしくお願いいたします。 |
単相三線式については、ネット検索でいくらでもヒットします。 自分で探すようにしたほうが、すぐに解答が得られると思います。 http://www.yamabishi.co.jp/knowledge/single%20phase%20three%20wire.htm 不平衡率については内線規程の32ページに記載されています。 1305節 不平衡負荷の制限及び特殊な機械器具 を読んでください。 単相三線式の不平衡率は40%以下です。 計算方法も内線規程の32ページに記載されています。 |
kojimaさん 勉強させていただきました。 ありがとございました。 |
法的な規制としては、電気設備技術基準がありますが、質問文の端子形状により、2本接続可能かどうかが決まるでしょう。 ねじ込みの端子であれば、共締め自体が焼損の原因では無く、きちんと接続されていなかった為に接触不良が起きた事が原因だと思います。 差し込み端子の場合は、基本的に2本差す事は不可能だと思います。 焼損するまで、主幹ブレーカーが動作しなかったとしたら、主幹ブレーカーが中性線欠相保護型で無かったんでしょう。 電気設備技術基準では、電線は堅牢かつ電気的に完全に接続する事が規定されています。 中性線の接続工事に問題があったとしたら、それは法律違反にはなります。 ただ、2本接続不可能な接続端子に接続したのでなければ、それ自体を規制する法律は無いです。(あくまで、施工不良だったと言う事でしょう) |
ご回答ありがとうございます。 後からわかったことですが、よくブレーカーが飛んでいたようです。 過電流で焼損したものと思いますが、2本入っていると余計に電流が流れると思うのですが・・? |
焼損した原因は、あくまで接触不良による中性線欠相による過電流か、ブレーカーが適切な保護動作を行えなかった事によるでしょう。 単純に2本共締めされたからと言う事では無いと思います。 中性線の端子は通常は、主幹ブレーカーの保護電流に対して、充分余裕を持った設計になっているはずです。 端子の許容電流の問題では無く、あくまで接触不良による抵抗の増大により、発熱量が大きくなったのが原因でしょう。 端子自体が、2本差せないものであるならば、そこに2本差している事自体が法律違反だと思います。 どちらにしろ、本来はブレーカーにより、ケーブルには焼損するほどの電流は流れないのが本来の姿です。 ただし、中性線欠相保護回路を持っていないブレーカーの場合は、中性線欠相により、異常電流や、異常電圧が負荷側にかかって、ケーブルの焼損が起きる場合はあります。 なお、ありえない事故ですが、ブレーカーが回路を遮断したのに、無理やり投入して、ケーブルの焼損が起きた事例もあります。 |
masaさん適切なご回答ありがとうございます。 「端子の許容電流の問題では無く、あくまで接触不良による抵抗の増大により、発熱量が大きくなったのが原因でしょう。」ということは・・。 施工時に締めが甘くて、接続部分が熱くなったり冷えたりの繰り返しで接触不良による抵抗が次第に増えて焼損したということでしょうか? |
接触不良の原因は、初期締め付け不良もしくは、差し込み端子の場合は接触部の初期接触不良(接触面積減少、接触圧力不足)です。 ねじ込み端子の場合は、端子部の過熱による熱膨張サイクルにより、ねじがさらに緩む可能性は高く、さらに過熱が起こります。 過熱により、電線表面が酸化され、さらに接触不良は増大して、抵抗が増えるので過熱要素は増えます。 最終的に端子部の過熱は、絶縁体を焼損させる事になります。 端子部周辺の絶縁体が焼損するメカニズムはそのような事です。 これは、2本接続したから起こると言う事でも無いですし、単相3線式に限った事では無いです。 また、接触不良による過熱の場合は、電流値は変わらないので、ブレーカーは保護出来ません。 もともとブレーカーが良く落ちていたと言う事は、負荷に対して適切なブレーカーが選定されていなかった可能性もあります。 負荷側の電線が適切な太さで無い可能性は低いですが、ぎりぎりの太さの場合は接触不良での過熱は大きくなります。 |
masaさん 本当にご親切なご回答感謝します。 ありがとうございました。 |
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