Page 3017 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 建築設備フォーラムへ ┃ 会議室に戻る ┃ INDEX ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼スプリンクラーヘッド設置間隔 ゆきんこ 15/3/13(金) 19:54 ┗Re:スプリンクラーヘッド設置間隔 masa 15/3/15(日) 13:51 ┣Re:スプリンクラーヘッド設置間隔 さてあなたは 15/3/16(月) 8:42 ┃ ┗Re:スプリンクラーヘッド設置間隔 masa 15/3/16(月) 10:11 ┃ ┗Re:スプリンクラーヘッド設置間隔 さてあなたは 15/3/16(月) 12:14 ┗Re:スプリンクラーヘッド設置間隔 ゆきんこ 15/3/16(月) 20:33 ┗Re:スプリンクラーヘッド設置間隔 masa 15/3/16(月) 22:34 ┗Re:スプリンクラーヘッド設置間隔 ゆきんこ 15/3/18(水) 12:48 ─────────────────────────────────────── ■題名 : スプリンクラーヘッド設置間隔 ■名前 : ゆきんこ ■日付 : 15/3/13(金) 19:54 -------------------------------------------------------------------------
ネットで設置間隔を探して、以下の資料を見つけました ・壁から60cm以上離れていること ・標準格子配置 3.25×3.25(rが2.6の場合3.68×3.68) 4.6×4.6(rが2.6の場合5.2×5.2) ・熊本県消防長会消防設備等指導指針で 「配置形によるスプリンクラーヘッドの最大設置間隔表」 を見たのですが、各部からの離れAやCが何故0から始まっているのかわかりません CADの複線コマンドのように「この壁から最低離れ〇cm・〇cm間隔で配置」で 先輩の描かれたように2.6mの円を単純配置出来るのかと思っていたので 作業が止まってしまいました お恥ずかしい話ですが、この最大設置間隔表はどのように見て・利用する ものなのでしょうか? 検索しまくりましたが見つかりませんでした ご助言頂ければ幸いです |
該当の表は、ちょっと表現に問題があるようですね。 各部からの距離0の欄は実務では使えません。 スプリンクラーヘッドの警戒範囲が重なるように配置すれば良いだけです。 あえて、距離0が記載されていると言う事は、スプリンクラーヘッドの各部からの離隔距離に関しては、距離0も認めると言う事なのではないでしょうか? 消防機関により、壁等からのスプリンクラーヘッドの離隔距離を規定している場合がありますが、60cmとする例と、政令に基づく30cmとする場合があります。 60cmは、以前に推奨距離として規定されていたものをそのまま採用しているだけです。 これは、法令で規定されている事項では無く(省令での30cmは除く)、各消防機関の技術基準です。 一部の消防機関では、総務省に質疑を上げて、取り扱いについて見解を得ています。 総務省としては、壁等からの離隔については、推奨距離を提示しているだけで、禁止事項では無く、推奨距離以下の部分については、該当の壁等より奥に関しては、散水障害として取り扱うように回答しています。 実際問題、そのように取り扱っている消防機関が大多数だと思います。 たとえば、現実にはありえないかもしれませんが、120cm未満の幅の部分に関しては、中心につけても、60cm以上の離隔距離は確保出来ません。 同様に、60cm未満の場合、30cm未満の場合もそうです。 この場合は、スプリンクラーヘッドの設置が出来ないから、設置出来ないとは出来ないので、離隔距離は満たしていなくても、設置するのが普通でしょう。 スプリンクラーヘッドは、警報設備としての機能も有している為、自動火災報知設備の熱感知器と同様の設置基準も、技術基準で規定されています。 具体的には、吹出口等からは、1.5mの離隔も必要となります。 このような状況から、一部の消防機関では、明確に技術基準で、壁等からの離隔距離に関しては、満たせない場合は、対象の壁等より奥は散水障害として取り扱う事として、設置は禁止しないと規定している場合もあります。 質問文に記載されている表については、離隔距離0m以外の部分を使用すれば良いと思います。 最近は、各消防機関では、スプリンクラーヘッドは、正方又は、長方形配置を原則として、千鳥配置の場合は、散水密度が正方又は長方形配置と同等になるように設置する事を求めています。 正方配置の場合は、仮にr=2.6mとした場合は、ヘッド間の距離は3.68mとなります。 各部からの距離は1.84mとなります。 長方形配置の場合は、対角線の中点とヘッドの距離はr以下である必要があるので、警戒円の重なりは大きくなります。 質問文の表の距離0m以外は実務で利用可能ですが、効率良く配置したいのであれば、壁等からの距離は1.84mからスタートして、ヘッド間距離3.68mで配置するのが良いでしょう。 スタートした壁と反対側の壁との離隔が極端に小さくなった場合は、全体を中心に移動して、均等にすれば良いと思います。 |
masa様 いつもこちらで勉強させていただいております。 空調吹き出しとヘッドの離隔距離について、 ・一律に離隔距離の値を設定することは出来ないので個々の事案ごとに判断すること。(予防事務質疑応答集 H12.予) ・空調吹出口付近等の位置を避けて設置すること。(東消・予防事務審査検査基準) と認識しておりました。 >スプリンクラーヘッドは、警報設備としての機能も有している為、自動火災報知設備の熱感知器と同様の設置基準も、技術基準で規定されています。 > 具体的には、吹出口等からは、1.5mの離隔も必要となります。 この1.5mの隔離が必要と言う基準はどちらに記載されているものなのか教えて頂けないでしょうか。 |
政令・省令で規定されている事項では無いので、個々の消防機関の技術基準によります。 具体的な数値を記載しているのは、大阪市などです。 その他の消防機関でも、自動火災報知設備の熱感知器と同等の扱いとしている場合があります。 |
なるほど消防機関のローカルルールですね。 私も具体的な数字が無くても火報に準じておけば間違いないだろうとまず最初は1.5mで検討しますが、個別空調を部屋の中央に、セントラルを周囲に配置されると火報と違って数が多いのでなかなか難しいです。 具体的な数字がないのも難しいですがあまり厳しい数字があるのも困りますね。 早速のご回答ありがとうございます。 |
ご助言有難うございます 確かに省令では壁離れ30cmなのを確認しました 先輩の描いた図面では45cm、65cmで壁からの複線が引かれている場合があったので それぞれの地元消防の指導かも知れません ほぼ正方形の複数人数部屋は3.68mの正方形配置でいいだろうと考えたり 私なりに規則性を見つけようとしたのですが、出来ませんでした 多分、先輩は経験に基づいてACや照明のくるであろう位置(吹出口等からは、1.5mの離隔等) を最初から避けて配置しているので、私には規則性が分からなくなっている気がします 効率的配置の離れご教授有難うございました 廊下等で余り幅の無い一列配置の場合も、単純に3.68m間隔でOKと考えて大丈夫でしょうか? (こちらも先輩の図面を見ても2.5〜3.6間隔と幅がありました) |
廊下の幅が狭い場合は、廊下の中心にヘッドを配置します。(仮置きとして) 仮に、SPヘッドの警戒円の半径r=2.6mとします。 廊下幅=Wとすると、末端のSPヘッドの壁等からの離れは、幅方向=w/2、長さ方向Lとして、最短で(w/2)^2+L^2=2.6^2より、L=√(6.76-(w/2)^2)となります。 w=1.2の場合は、L=√(6.76-(1.2/2)^2)=√(6.76-0.36)=√(6.4)≒2.52mとなります。 ヘッド間の距離は2.52×2=5.04mとなります。 実際に作図すると、警戒円は廊下の両側の壁で重なるはずです。 余裕を見て、末端の離れは、長さ方向2.5mもしくは、2.4mとして、SPヘッド間の距離は、5.0mもしくは、4.8mとするのが良いでしょう。 廊下幅3.68mの場合は、中央配置で、各部からの距離1.84m、ヘッド間の距離は3.68mとなるので、正方配置と同じです。 極端に幅が狭い場合は、上記の計算で補正してもかまいませんし、警戒円を直接作図して、重なりが大きくなるように割りつけてもかまいません。 |
ご教授頂いた通り作図して確認しました 先輩の図面だと間隔が結構狭かったので「これ位の重なりでもいいのか」と ちょっと驚きました ただ予定位置に付かないのは良くあると思いますので、良い意味の適当に しないとダメですよね 幅の狭い廊下だとどちらかに寄せるのか迷っていたのですが とりあえず中心仮置きで進めます やった事の無い換気・SPが回ってきて困っていましたが、配置に関しては 分かるようになったので、あとは消防設備士1類の本を確認していきます 本当に有難うございました また機会がありましたらご指導宜しくお願い致します |
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━