Page 3020 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 建築設備フォーラムへ ┃ 会議室に戻る ┃ INDEX ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼三相電源から単相取りだし yonex 15/3/5(木) 14:17 ┣Re:三相電源から単相取りだし kojima 15/3/7(土) 15:08 ┣Re:三相電源から単相取りだし kojima 15/3/7(土) 17:22 ┣Re:三相電源から単相取りだし よっちゃん2989 15/3/12(木) 18:24 ┣Re:三相電源から単相取りだし 管理人(Yoh) 15/3/19(木) 16:45 ┗Re:三相電源から単相取りだし 仮電気設備管理者 15/3/26(木) 14:57 ─────────────────────────────────────── ■題名 : 三相電源から単相取りだし ■名前 : yonex ■日付 : 15/3/5(木) 14:17 -------------------------------------------------------------------------
お世話になります。 三相動力盤から単相200Vを取出す時(使用する時)についてご質問致します。 未熟な知識なため、疑問を記載致しますので、御教授願います。 <疑問点> @・熱器・電気炉、溶接機などは 三相電源⇒単相負荷NG ・蛍光灯・水銀灯、エアコンは 三相電源⇒単相負荷NG この理由はどんなものでしょうか。 A変電設備も三相から単相電源を取り出しを行っていると思うのですが、問題はなし? B取出した場合、漏電が増えると聞いておりますが、この理由はなんでしょうか。。 宜しくお願い致します。 |
>@・熱器・電気炉、溶接機などは 三相電源⇒単相負荷NG > ・蛍光灯・水銀灯、エアコンは 三相電源⇒単相負荷NG >この理由はどんなものでしょうか。 ↑ これって、電圧を無視していませんか? 一般的に三相(動力)は200V 単相(電灯・コンセント)は100Vですよね。 単相3線式(電灯・コンセント)は、中性線があって 100V 0V -100V 端子がある。 100V と -100V をつないで200V用水銀灯に供給するケースもある。 単相負荷は三相負荷と違って、負荷の増減によって相間のバランスが変わります。 相間の不平衡の制限値は内線規定32頁を参照。 |
>@・熱器・電気炉、溶接機などは 三相電源⇒単相負荷NG > ・蛍光灯・水銀灯、エアコンは 三相電源⇒単相負荷NG >この理由はどんなものでしょうか。 ↑ 意味が分かりません。 溶接機は単相負荷ではないですか? 蛍光灯・水銀灯も単相負荷ではないですか? それと、漏電が増えるのではなく、相間のバランスが崩れるのです。 三相三線式の不平衡率は、30%以内にすること。(内線規定32頁) 計算式も内線規定32頁に記載されています。 ○単純な例 単相の負荷10KWが3個あるものとする。 1、R-S間に合計30KWを全て接続する。 2、R-S間に20KW S-T間に10KWを接続する。 3、R-S間に10KW S-T間に10KW R-T間に10KWを接続する。 1本の線に流れる電流が最大になるのが1、最小になるのが3 です。 200V回路の場合 1、R相=150A S相=150A T相=0A 2、R相=100A S相≒132A T相=50A 3、R相=86.7A S相=86.7A T相=86.7A 不平衡にすると無駄に遮断器の容量を大きくしなければなりません。 1、は単純な単相接続 3、は3個の単相負荷の三相デルタ接続と呼ばれます。(三相負荷) |
>三相動力盤から単相200Vを取出す時(使用する時)についてご質問致します。 我が社(研究所)では、平気で三相電源から単相取りしています。 ただし、別の方が書いているように、不平衡率が大きくならないように注意しています。 また、1相が接地側となるように取り出します。 >@・熱器・電気炉、溶接機などは 三相電源⇒単相負荷NG 平気です。 > ・蛍光灯・水銀灯、エアコンは 三相電源⇒単相負荷NG 平気です。 >A変電設備も三相から単相電源を取り出しを行っていると思うのですが、問題はなし? 問題なし。 >B取出した場合、漏電が増えると聞いておりますが、この理由はなんでしょうか。。 全然増えません。 |
yonexさん レスがついていますので、 確認していれば、返信をお願いします。 (返信が無いと、読んでくれたのかどうか分かりませんので。。。) |
三相電源を単相電源として使う時の問題点は 大きく分けて技術的な問題と電気受給違反?の道義的な問題に分かれます(と思います) @ 電熱器などの200V単相負荷を三相電源から使うときには 他の方も言われているように片方を接地極にするようにとります 線名称に R,S,Tがあり、Sが接地されていると仮定します R-SまたはS-Tでとると接地極を含んだ単相電源として使えます (接地極の確認は分電盤のアースとR,S,Tの各端子間の電圧を測定し0V付近のものが接地極。仮定ではアースとR間は200V、アースとS間は0Vのとき) 注意点はR-SまたはS-Tの片方だけでとるとバランスが悪くなり、不効率や不経済になること。理想はR,S,Tのすべての線で電流が同じ状態です。 蛍光灯や水銀灯または変圧器を用いてコンセント電源などに使うことは 受給違反になるかと思います 三相電源は動力用の供給方式で電気代が安く設定されています 動力用の安い電気を高い電灯用の代わりに変更して使う…だめですよね A変電設備はどうなのか 一般的に変電設備を使うときは6600Vの高圧より高い電圧で引き込むので道義的な問題はありません。また、6600V⇒単相100、200Vに電圧を変える変圧器は複数台設置する場合にはR-S、S-Tにバランスよくつなぎます。それができない場合はバランスが悪いままで使うこともありますが、配電線経路全体のボリュームに対して小さいので大きく影響が出ることはありません。 B漏電が増えるですが 確かに聞いたことがあります。 浅はかな知識の活用のため間違っているかもしれませんが… 電流には高周波成分(ノイズのようなもの)が含まれています。R,S,Tの各線の高周波が同じ比率あるとすると、電流の大きさに比例して高周波の漏えい電流が流れます。R,S,Tの3線が同じ電流の場合はキャンセルし合い消えますが、どこかの線だけ電流が多いとキャンセルできない高周波成分の漏電が発生することになるかと思います。 高周波成分の漏電とは 電線は絶縁物で絶縁されていますが絶縁できるのは50,60Hzの商用電源付近の周波数で、高周波電流は絶縁物などお構いなしに通過してしまいます。この高周波電流も漏電電流の一味です。一味と表現したのは、商用電源の漏電は抵抗成分(漏電すると危険)、高周波の漏電は進相電流成分で違うからです。 (高周波電流とは一般的な50,60Hzに対し数kHzなど桁が違う周波数の電流で、この漏電を止める、消す技術はないと思います。あったら教えてほしい…) ただ、漏電ブレーカーなどは進相電流の高周波電流もひとくくりでみているので高周波成分が多すぎるとブレーカーが誤動作で遮断することがあります。 以上、間違いがあっても怒らないでください |
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