Page 3055 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 建築設備フォーラムへ ┃ 会議室に戻る ┃ INDEX ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼最近の電気設備設計者の卵の教育機関について教えてください。 耳鳴りおじいさん 15/7/22(水) 1:53 ┣Re:最近の電気設備設計者の卵 名前だけの建築士 15/7/22(水) 15:52 ┣電気設備設計者の卵の教育機関 耳鳴りおじいさん 15/7/23(木) 9:04 ┗Re:最近の電気設備設計者の卵の教育機関について masa 15/7/25(土) 10:40 ─────────────────────────────────────── ■題名 : 最近の電気設備設計者の卵の教育機関について教えてください。 ■名前 : 耳鳴りおじいさん ■日付 : 15/7/22(水) 1:53 -------------------------------------------------------------------------
第1回目の試験を受験した建築設備士です。 一級建築士ではないので、設備関連業務としてのお手伝いをさせてもらっている立場の自分では元気なつもりのじいさんです。 電気設備設計を希望する学生が設備設計一級建築士に至るまでの教育機関について今どうなっているのか教えていただけませんでしょうか。 建築環境学科では、当然機械設備関係と建築学の知識を学べると思いますが、電気設備に関しては建築基準法に準じた項目を学ぶ以外、本来の電気工学に関する勉強はしていないのではないでしょうか。 片や電気工学科では建築学・環境工学等は全く教えることはないと思います。 電気設備設計を希望する学生が十分な知識を吸収してこの世界に飛び込んできて、順調に一級建築士設備士に合格する環境があるか非常に心配しています。 建築を学び意匠設計を志している方々でさえなかなか一級建築士になれないですから、電気工学を学んできた若者が資格を得るのは、常識的には無理と思ってしまいます。 昔から実務としての電気設備設計に掛かる時間は機械設備より多くの時間が必要とされていると思います。 残業も電気屋のほうが多くしていましたね。 その中で初めての建築の勉強をしなければならないのです。 現在、設計実務をしている設備設計一級建築士の機械・電気系の人数と比率はどの程度でしょうか。 設備設計以外の職種の人数との比較もどうなっているか知りたいところです。 機械設備技術者に偏った設備設計一級建築士制度ではないかと思えてなりません。 「今はこんな良い教育機関があるよ」と言っていただけると嬉しいのですが。 |
余り参考にならないかと思いますが、下記のように思います。 電気設備設計者の卵の教育機関と言う形でのものは、 多分無いと思います。 電気設計者が、設備設計1級建築士を取ろうと思うと 先ず、建築設備士を取得して見なし2級建築士として受験するのが、 一番だと思います。 (確か法律が変わって、数年前から建築を専攻した人でないと2級建築士の 受験資格も無くなった筈です。) 1級建築士を合格してから設備設計1級建築士を受験するまで 確か5年の経験が必要だったと思います。 長い道のりです。 26年現在で、設備設計1級建築士は、4,800名余り居ますが、 私の想像では、現役の人は、半分から1/3だと思います。 建築設備士制度が実施されたのは、約30年余り前です。 その際、建築設備士は、設備を専攻していなくても 3〜4日の講習を受け、終了考査と言う名の作文を 書けば取れました。 その時に、1級建築士を持っていて、建築設備士を講習で 貰った人が沢山居ます。 その人たちが、設備設計1級建築士の講習を受けると 法適合性の問題だけの終了考査に合格しました。 設備の終了考査と法適合性の両方を受けなければいけない 方の合格率は、10〜15%、法適合性だけの合格率は、80〜90%です。 本当の実力を持ってる人は、全体の1/3〜1/4位だと思います。 本題に戻って、電気設備専攻の方が、絶対に受からないかというと そんな事は、無いと思います。 私の知り合いでも電気設計で、1級建築士を取りました。 先ずは、建築設備士(電機設計でも取れると思います。)を取得して 見なし2級建築士として日建学院などで、基礎から建築の勉強を して1級建築士を取得するのが、一番では,ないでしょうか 恐らく、設備設計1級建築士の中で、電気専攻の方の比率は、 1〜2%だと思いますが、全く居ない事はないです。 建築技術普及センターに問い合わせればわかると思います。 あまり参考にならなかったかもしれませんが 技術の蓄積に近道は、ありません 若い技術者の方は、がんばって下さい。 一時ほど、建築業界は、暗くないと思います。 |
”名前だけの建築士”さま レスありがとうございます。 電気設備関係の建築士が1-2%の比率ですか。 取得は不可能ではないとのことですが、建築設備業界での発言力・発信力も最大2%となるでしょうね。 本来50%であるべきと思いますね。 電気設備の重要性に関しては誰も異議はないはずです。 電気工事業界には人材が集まるでしょうが、設備設計業界では、補助員としての位置づけで電気工事業界からの人材供給に頼らざるを得ないような気がします。 建築学科での電気設備コースがあっても良いのではと・・・。 |
電気設備設計に関する授業を行っている学校で、一級建築士の受験資格を得られる学校は、大学で数校(おそらく3〜4校程度)、専門学校で10数校だと思います。 このうち、設計業界(ゼネコン・サブコン・建築設計事務所・設備設計事務所)に就職する学生は、年間100〜200人程度でしょう。 ただ、そのうち電気設備の設計に従事する学生がどの程度いるかはわからないです。 電気・電子工学科でも、強電系の科目を履修する学生は少ないですから、電力会社でも、電気主任技術者の資格を得られる学生を募集するのに苦労している状態です。 そういう意味では、電気設備設計を行いたい学生自体がいないんですよ。(募集をかけても、応募者がいないです) もちろん、ゼネコン・サブコンならば、就職希望者はいると思いますが、設計業界では、あまり応募してくれません。 これは、空調・衛生も同じ状況です。 もともと、建築系学科の学生は意匠設計を目指して入学している場合がほとんどですから、設備に特化した学科で無い限り、設備設計を専攻する学生の比率は、10%以下です。 一級建築士の合格者は年間4,000人、建築設備士の合格者は年間450人程度です。 建築設備士は、一級建築士に対してほぼ10%です。 実際の設計従事者の比率も、ほぼ10%ですから妥当な比率とは言えます。 設備設計従事者のうち、電気設備設計の比率は、ほぼ40%程度だと思います。 業界の発言力と言う点では、特に電気設計従事者が劣っていると言う事は無いと思いますよ。 ただ、建築業界全体で考えれば、構成比率から言えば、発言力として弱くなるのは確かです。(これは、空調・衛生も同じ事です) 設備設計一級建築士制度に関しては、関連団体も意見は提出しましたが、ほとんど意見は受け入れられませんでした。 ですから、この制度が機械設備設計者に有利に決められたわけでは無いんですよ。(ほとんどは、国土交通省と建築士の意見が取り入れられた形です) 今回の建築士法改正では、建築設備士の意見を聴く努力規定が導入されました。 また、設備設計一級建築士の受講資格に関しては、建築設備の設計業務及び、工事監理業務、建築設備士としての業務だけに限られました。(平成25年10月より前の場合は、設計補助・工事監理補助等も認められます) なお、建築設備士については、実務経験4年以上で一級建築士の受験資格が得られます。(二級建築士の資格は不要です) また、設備設計一級建築士の受講に関しては、建築設備士としての実務経験は一級建築士の資格取得前も認められます。 つまり、建築設備士の実務経験が5年以上ある場合は、一級建築士合格後にすぐ、設備設計一級建築士の講習を受講可能です。 |
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━