Page 3074 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 建築設備フォーラムへ ┃ 会議室に戻る ┃ INDEX ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼ガス機器と電気機器を1フードの場合の排気量 なる 15/9/24(木) 16:26 ┗Re:ガス機器と電気機器を1フードの場合の排気量 masa 15/9/25(金) 0:23 ┣Re:ガス機器と電気機器を1フードの場合の排気量 kote 15/9/25(金) 9:15 ┃ ┣Re:ガス機器と電気機器を1フードの場合の排気量 なる 15/9/25(金) 11:00 ┃ ┗Re:ガス機器と電気機器を1フードの場合の排気量 masa 15/9/25(金) 15:43 ┃ ┣Re:ガス機器と電気機器を1フードの場合の排気量 なる 15/9/30(水) 15:31 ┃ ┗Re:ガス機器と電気機器を1フードの場合の排気量 kote 15/10/1(木) 16:24 ┗Re:ガス機器と電気機器を1フードの場合の排気量 なる 15/9/25(金) 9:55 ─────────────────────────────────────── ■題名 : ガス機器と電気機器を1フードの場合の排気量 ■名前 : なる ■日付 : 15/9/24(木) 16:26 -------------------------------------------------------------------------
初めて投稿します、宜しくお願いします。 店舗の厨房で、ガス1口コンロ:3.5kW(3010kcal/h)と ガス5号湯沸器:11.4kW(9800kcal/h)と 電気フライヤー:動力4.9kw(サイズ350x600x800)を 1つのフード(W1100xD800の面サイズ)で排気したいと考えています。 その場合の排気量はどう考えれば良いでしょうか フード面だと 1.1x0.8x0.3x3600=950.4m3/h 理論廃ガス量は V=30KQ 30x0.93x(3.5+11.4)=415.71m3/h となりましたが、値の大きいフード面での950.4m3/hを排気量として良いのでしょうか。 皆様には容易い事だと思いますが、何卒よろしくお願い申し上げます。 |
排気フードはT型と言う事でしょうか? 30KQで計算しても良いですが、40KQとした方が安全でしょう。 ガス器具の必要換気量=40×0.93×(3.5+11.4)≒555m3/h 電気フライヤーの必要換気量=30×4.9=147m3/h 合計=555+147=702m3/h ガスコンロの容量とフライヤーの容量からは、フード面風速は0.3〜0.4m/sで良さそうです。 0.3m/sの面風速の排気量≒950m3/h>702m3/h したがって、950m3/hとして良いでしょう。 |
なるさんの質問、あるいはmasaさんの回答をお借りして別の質問をさせて下さい。 masaさんの回答にあるように、燃焼基準風量の計算を40KQとしてもフード面速0.3m/sで排気量が決まることが多いように感じています。 厨房の配置図、厨房器具リストが与えられた時点で大抵フードの形状が指定されていますが、40KQならフードがなくても建築基準法上は排気量は満足されるはずですよね。フードの大きさは厨房図面を描く方が調理時の湯気とか煙を考慮して決められているのでしょうか。もう少し小さくなればダクト、排気ファンが小さくできるのですが。。。 |
kote様、私も今後の為に詳しい方の見解を待ちたいと思います。 |
火気使用室のフード(天蓋)については、建築基準法以外に火災予防条例でも規制されています。 換気風量等については、建築基準法の火気使用室の風量算定で火災予防条例も適合と見なすのが通常です。 フードについては、構造(材質・板厚)、グリース除去装置に関して火災予防条例で技術基準が規定されています。 油の煮沸(大量の油による調理も含む)行為を行う場合はグリース除去装置の設置が義務付けられ、その機能上、調理器具を覆う排気フードの設置が要求される場合が多いでしょう。(技術基準として、きちんと定められている場合もあります) 上記の理由から、厨房設計時には、火を使う調理器具をすべて覆う構造のフードが必要となります。 したがって、40KQとした場合も、調理器具を覆う構造のフードが必要だと言う事です。 厨房設計者は、上記を考慮して、フードサイズを決定しているはずです。 厨房の天井全体をフードとする認定工法もありますが、この場合は流入気流により有効排気量が変わるので、設計としては、きちんとした給気経路を確保する必要があります。 なお、フード面風速は、調理器具の上昇気流の速度と密接に関係があり、上昇気流があまり多くない場合は、0.3m/s、上昇気流が強い場合は、0.5m/s以上で設定します。(低位局所排気フードの場合は、補足風速1.0m/s以上とする場合もあります) |
masa 様 色々教えてくださり有り難うございます。 やはり 火を使う厨房機器が有る場合はフード必須なんですね。 わかりやすい解説、有り難うございました。 |
masa様 火災予防条例や油煙の発生も考慮されたフード形状ということですね。 20KQから40KQまでの数字の幅と、フードの形状の規定を考えると、 建築基準法は二酸化炭素から直近の調理者を保護するための風量のようですね。 ご教授いただきありがとうございました。 |
masa様 教えてくださりありがとうございます。 >排気フードはT型と言う事でしょうか? こちらの書き方が悪くてすみません。 ひとつのフードでガス、電気機器の排気をまかなうという意味でしたが、フードはT型です。 わかりやすく説明いただき、悩みは解消されました。 相談出来る人が他にいなかったので、初歩的な質問だと思いながらも 投稿しました。 大変有り難く感謝しております。 有り難うございました。 |
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