Page 323 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 建築設備フォーラムへ ┃ 会議室に戻る ┃ INDEX ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼凍結防止用予熱コイル(蒸気)について ムライ 03/10/10(金) 8:42 ┗Re:凍結防止用予熱コイル(蒸気)について 六馬身 03/10/14(火) 10:22 ┗Re:凍結防止用予熱コイル(蒸気)について ムライ 03/10/14(火) 11:29 ┗Re:凍結防止用予熱コイル(蒸気)について 六馬身 03/10/14(火) 11:48 ─────────────────────────────────────── ■題名 : 凍結防止用予熱コイル(蒸気)について ■名前 : ムライ ■日付 : 03/10/10(金) 8:42 -------------------------------------------------------------------------
初めての投稿です。よろしくお願いします。 外調機に入れる寒冷地の凍結防止用予熱コイル(蒸気)についてですが、 この予熱コイルのON-OFFは、外調機ファンと連動でよろしいでしょうか。 外気温度を検出して(凍結の危険性がある温度)ON-OFFすることも考えたのですが、 便覧等をみると、外調機に連動して常に予熱しておくことが基本のようなので このように、外気温度でON-OFFするときの留意点を教えてください。 |
参考になるかどうかわかりませんが。 凍結防止に関して 外気MDは気密型でスプリングリターン式が望ましい。 特殊な例としては、ユニット型空調機での排気側ダンパー経由で 冷気が侵入したこともあります。(ウォーミングアップ用ダンパー開時) 蒸気立型コイルの場合 コイル放熱面より下側(下部に還管ヘッダー部)で 低温(底面や側面等からのリーク) 気密性や温度条件を改善する必要がある場合も。 (案内羽根で下方へ気流を向ける等) コイルのレベルが違う為に、二次側の冷水(温水)コイルが凍結し例もある。 特に大型の外調機では、コイル下部にベンド管が挿入されているので 低温域が大。凍結防止センサーを取付けるならその部分か。 蒸気横型コイルの場合 ドレン排出が悪いとコイル上部での挫屈破壊の可能性がある。 (上下で伸縮量違う) 大型で分割の蒸気コイルが設置されていて、内部に偏流や出口で混合があれば 一種のグループとラッピングになる場合もある(流量バランスがくずれる) メーカー的な立場からは、立型横型関係なくドレンが確実に排出されるように することが重要です。 凍結防止例(当方の経験したもの) @蒸気コイル(最少開度50%)+バイパスダクト 混合での吹出温度制御 外気温度で蒸気二方弁ON-OFF 個人的には、このシステムは省エネルギーではないのでお薦めしません。 A蒸気コイル センサー外気側(機内 冷気侵入対応 二方弁機器と連動しない) 比例制御(-2℃で50%開度) -10℃全開〜+5℃で全閉 B蒸気コイル取止め 不凍液温水コイル(制御弁無⇒外気温度により送水温度制御) ただし、変風量インバータ絡みの外調機(個別制御必要)には不適。 熱源機械室(還水槽有り)と同一レベルまたは下の場合には 採用したほうが良いのではと。 上記の@〜Bについては、実際に一つの現場で3システム実施しました。 設置場所による制約(ドレン回収)やスペースの制限を考慮して。 |
大変参考になる回答を頂きありがとうございました。 制御弁の他、コイルの形式や冷気の進入など考慮する必要があることが理解できました。 確認のため、もう一つだけ、質問させてください。 回答の中に冷水コイルの凍結の可能性もあるとの指摘がありましたが、水抜きしておけよいような気がするのですが。水抜きをしても、コイル内に若干残っている水が凍結して不具合を起こすことはあるのでしょうか。 |
冷水コイルの場合 2列ならいいですが、列数が多くなると、完全に抜け切れなくなります。 この辺は、メーカーに確認されたほうがいいのではないでしょうか。 それなりの水抜きが必要となる筈です。 ここで書いた事例は、冷温水コイルで実際にあった話です。 |
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