Page 3243 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 建築設備フォーラムへ ┃ 会議室に戻る ┃ INDEX ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼蒸気配管の口径算定 設備セミプロ太郎丸 17/3/1(水) 18:02 ┗Re:蒸気配管の口径算定 ヴァルさん 17/3/3(金) 23:34 ┗Re:蒸気配管の口径算定 設備セミプロ太郎丸 17/3/6(月) 10:36 ─────────────────────────────────────── ■題名 : 蒸気配管の口径算定 ■名前 : 設備セミプロ太郎丸 ■日付 : 17/3/1(水) 18:02 -------------------------------------------------------------------------
蒸気配管の口径算定について教えて下さい。 茶本等に載っているサイズの決め方はボイラーから器具までの最遠距離から 圧力降下を出してサイズを決めると思うのですが、メイン配管はこれで分かるのですが 分岐配管のサイズの決め方も同じようにボイラーから距離を測るのでしょうか? それともメインから分岐したところから測るのでしょうか? また、途中に減圧弁を設けたときは減圧弁を基準に距離を測るのでしょうか? それともボイラーから測るのでしょうか? 蒸気に強い方教えて下さい。 |
蒸気に強い訳ではありませんが。 ご質問を読むとお悩みは判るのですが口径決定の順番が違うので悩んじゃっているように思えます。長文ですがしばらくお付き合いください。 ボイラの送り圧力があります。0.78MPaとします。 蒸気利用装置があります。必要な蒸気圧力は0.48MPa、蒸気消費量を500kg/hとします。 ボイラと蒸気利用装置の間の配管距離が100mとします。 この場合、許される蒸気の圧力降下(許容圧力降下)は0.78-0.48=0.3MPaです。配管距離が100mあるので1mあたりの許容圧力降下は0.3MPa÷100mで0.003MPa/m=3kPa/m(許容単位圧損)となります。 で、500kg/hと3kPa/mの2つのパラメータで配管口径が決まります。 管口径決定の作業手順は許容圧力降下を調べるのが先で、距離は後に拾って許容単位圧損を決める流れになります。よってご質問の分岐配管のサイズ決定に使うべき距離は、各器具とボイラ間の距離になります。 減圧弁以降の件も同じです。減圧弁の出口は常に設定した圧力になりますので。減圧弁以降の許容圧力降下を調べて、減圧弁〜器具までの距離を拾って許容単位圧損を決めて、蒸気消費量と許容単位圧損から配管口径を決めます。 以上がご質問の回答になります。 ・・・・でもこれを真面目にひとつひとつの器具でやると作業量がすっごい事になります。多くの蒸気利用装置は0.2MPaだったり0.5MPaだったりと決まりもんなので、一番ヤバそうな器具までの距離をだいたい計って、許容単位圧損をその器具に対して決めちゃって、ボイラにつながっている装置全部その許容単位圧損でサイズを決めるのが普通だと思います。 あ、でも配管勾配に対しての制限流速で口径が決まる事もあるのお忘れなくです。 |
ありがとうございます。 これで少し前に進めそうです。 |
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