Page 327 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 建築設備フォーラムへ ┃ 会議室に戻る ┃ INDEX ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼ブライン回路 フー汰 03/10/16(木) 12:44 ┗Re:ブライン回路 BBB 03/10/16(木) 12:52 ┗Re:ブライン回路 フー汰 03/10/16(木) 13:29 ┗Re:ブライン回路 どらちゃん 03/10/17(金) 6:13 ┗Re:ブライン回路 フー汰 03/10/17(金) 8:38 ┗Re:ブライン回路 どらちゃん 03/10/17(金) 14:56 ┗Re:ブライン回路 フー汰 03/10/17(金) 15:19 ┗Re:ブライン回路 どらちゃん 03/10/17(金) 15:29 ─────────────────────────────────────── ■題名 : ブライン回路 ■名前 : フー汰 ■日付 : 03/10/16(木) 12:44 -------------------------------------------------------------------------
空冷式チラーで-5℃(機器、配管の保有水量は薬300Lです)のブライン回路を作りたいのですが、メンテナンス・設備コスト・法規的に開放回路、密閉回路どちらのほうが良いのでしょうか。 又、タンク容量はどのようにして決めれば良いのでしょうか。 |
>空冷式チラーで-5℃(機器、配管の保有水量は薬300Lです)のブライン回路を作りたいのですが、メンテナンス・設備コスト・法規的に開放回路、密閉回路どちらのほうが良いのでしょうか。 >又、タンク容量はどのようにして決めれば良いのでしょうか。 ブラインを利用して何を行うのですか?氷蓄熱に利用? 何のタンク容量ですか? 条件が少なすぎるので・・・ |
>>空冷式チラーで-5℃(機器、配管の保有水量は約300Lです)のブライン回路を作りたいのですが、メンテナンス・設備コスト・法規的に開放回路、密閉回路どちらのほうが良いのでしょうか。 >>又、タンク容量はどのようにして決めれば良いのでしょうか。 > >ブラインを利用して何を行うのですか?氷蓄熱に利用? >何のタンク容量ですか? >条件が少なすぎるので・・・ 御回答有難う御座います。 本当に条件が少なすぎました。それと誤字も・・・ ブライン水を使って水の2次冷却(1℃の冷水)を作ろうと思っています。 タンクの容量なのですが、ブラインタンク容量の設計方法が分からず悩んでいます。 又、絶対必要な条件など御座いましたら御教授お願い致します。 |
>空冷式チラーで-5℃(機器、配管の保有水量は約300Lです)のブライン回路を作りたいのですが、メンテナンス・設備コスト・法規的に開放回路、密閉回路どちらのほうが良いのでしょうか。 メンテナンス性,設備コストを考えると、開放回路が有利だと思います。 ブラインは定期的な濃度管理が必要です。ブライン採取,添加剤やブラインの補充が容易にできる構造である事が要求されます。開放回路とし、ブラインタンクにてブライン液メンテナンスを行えるようにする方が良いと思います。 密閉回路ですと、補給用のブラインタンクと加圧補給ポンプ,膨張タンクetc…必要となり、メンテナンス項目も増え、コストも割り高となるでしょう。 >又、タンク容量はどのようにして決めれば良いのでしょうか。 以下の条件を満足する選定を行います。 1.(タンク保有水量)=(システム最小必要保有水量)−(機器,配管保有水量) システム最小必要保有水量は、出口温度制御,入口温度制御の違いや、デファレンシャルの違いによって異なってきます。メーカーにデータがありますので問い合わせてみて下さい。 2.(タンク容量)=(タンク保有水量)+(機器,配管保有水量) システム全体のブライン液をタンクにて回収できる容量が必要です。 他にも、システム保有水量は、圧縮機の再起動防止タイマ作動中(10分程度の強制停止中)に、ブライン液が許容温度以上に上昇しないだけの熱容量を有するなどあります。ただ、100%の熱負荷にて10分間の温度上昇を吸収しようと思えば、当たり前に考えると循環ポンプ流量の10分間分の保有水量が必要となりますが、熱負荷の傾向や、許容温度の上限を何℃に設定するかで、縮小する事も可能となります。 いずれにしても、選定に必要なデータをメーカーは持っているはずですので(一般のカタログには記載ありません)、お問い合わせされる事をお勧めします。 |
>>空冷式チラーで-5℃(機器、配管の保有水量は約300Lです)のブライン回路を作りたいのですが、メンテナンス・設備コスト・法規的に開放回路、密閉回路どちらのほうが良いのでしょうか。 > >メンテナンス性,設備コストを考えると、開放回路が有利だと思います。 >ブラインは定期的な濃度管理が必要です。ブライン採取,添加剤やブラインの補充が容易にできる構造である事が要求されます。開放回路とし、ブラインタンクにてブライン液メンテナンスを行えるようにする方が良いと思います。 >密閉回路ですと、補給用のブラインタンクと加圧補給ポンプ,膨張タンクetc…必要となり、メンテナンス項目も増え、コストも割り高となるでしょう。 > >>又、タンク容量はどのようにして決めれば良いのでしょうか。 > >以下の条件を満足する選定を行います。 > >1.(タンク保有水量)=(システム最小必要保有水量)−(機器,配管保有水量) > >システム最小必要保有水量は、出口温度制御,入口温度制御の違いや、デファレンシャルの違いによって異なってきます。メーカーにデータがありますので問い合わせてみて下さい。 > >2.(タンク容量)=(タンク保有水量)+(機器,配管保有水量) > >システム全体のブライン液をタンクにて回収できる容量が必要です。 > >他にも、システム保有水量は、圧縮機の再起動防止タイマ作動中(10分程度の強制停止中)に、ブライン液が許容温度以上に上昇しないだけの熱容量を有するなどあります。ただ、100%の熱負荷にて10分間の温度上昇を吸収しようと思えば、当たり前に考えると循環ポンプ流量の10分間分の保有水量が必要となりますが、熱負荷の傾向や、許容温度の上限を何℃に設定するかで、縮小する事も可能となります。 > >いずれにしても、選定に必要なデータをメーカーは持っているはずですので(一般のカタログには記載ありません)、お問い合わせされる事をお勧めします。 貴重な御教授有難う御座います。 もう一つお教え願いたい事が有るのですが、開放回路のブラインタンクの配管接続位置は 開放型膨張タンクと同じ考えで良いのでしょうか。 それとも入口管、出口管をつないで流れを作る方が良いのでしょうか。 以前、開放型膨張タンクと同様にポンプ還り管への単管接続(バルブ無し)で試みたのですが、タンク内が死に水になってるのか、かなりの汚れ(泡立ち)等、経験いたしました。最良の接続位置、方法などお教え頂けないでしょうか。又、ブライン濃度の管理方法 なども御教授頂ければ幸いです。本当に何も分かっていなくて申し分け御座いません。 |
>もう一つお教え願いたい事が有るのですが、開放回路のブラインタンクの配管接続位置は >開放型膨張タンクと同じ考えで良いのでしょうか。 >それとも入口管、出口管をつないで流れを作る方が良いのでしょうか。 膨張タンクも兼務しますが、第1の設置目的は熱容量の確保ですので、膨張タンクと同じではいけません。蓄熱槽と同じと考えて下さい。流れを作り死に水とならないようにするのが大切です。 >以前、開放型膨張タンクと同様にポンプ還り管への単管接続(バルブ無し)で試みたのですが、タンク内が死に水になってるのか、かなりの汚れ(泡立ち)等、経験いたしました。 泡立ち防止のために、還り管開放端は常時タンク液面下に水没するようにしなければなりません。 >最良の接続位置、方法などお教え頂けないでしょうか。又、ブライン濃度の管理方法なども御教授頂ければ幸いです。本当に何も分かっていなくて申し分け御座いません。 最良の接続位置は、死に水とならないようになるべく入口と出口を離すことです。 もし、熱源側と負荷側の送水回路を分割するのであれば、中仕切板と連通管により、高温槽と低温槽に分割することも考慮しないといけません。 ブライン管理項目は、外観や濃度のほかにもpH値,アルカリ度,溶融金属類,防菌・防黴性などを、1ヶ月〜1年の間隔で定期的に行います。 このうち、濃度は濃度計を購入して頂くと、現地でも簡易に測定できますが、その他(外観除く)の管理項目につきましては、ブライン試料を採取して、ブラインメーカーに分析依頼するというカタチになります。(実際そこまでやるかどうかは、ユーザー様次第です) 詳しくは、これまたブラインメーカーさんにお問合せしていただくと、ブライン管理についての資料を入手できるはずです。 |
どらちゃんさん本当にいろいろ有難う御座いました。 御指導頂いた事々で、ブライン回路設計にあたりかなり前向きに考える事が出来ました。 又、ご指導の程よろしくお願い致します。 |
>どらちゃんさん本当にいろいろ有難う御座いました。 >御指導頂いた事々で、ブライン回路設計にあたりかなり前向きに考える事が出来ました。 >又、ご指導の程よろしくお願い致します。 あ、一つ書き忘れた事があったのですが、ブライン循環ポンプは、少々値が張りますが、キャンドモーターポンプをお勧めします。(ブライン温度が0℃以上ならマグネットポンプでも良いです) メカニカルシールタイプのポンプでも使えない訳ではありませんが、これは経年劣化によりシール部からの漏液の可能性があります。 2〜3年に一度、ポンプシール部のメンテナンス(交換)を確実に行える環境であればいいのですが…。 |
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