Page 3293 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 建築設備フォーラムへ ┃ 会議室に戻る ┃ INDEX ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼帯電防止床や導電床の接地をどこに接続していますか? お鼻のほくろ 17/8/4(金) 1:13 ┣Re:帯電防止床や導電床の接地をどこに接続していますか? デンスイ 17/8/4(金) 6:27 ┃ ┗Re:帯電防止床や導電床の接地をどこに接続していますか? お鼻のほくろ 17/8/4(金) 12:56 ┃ ┗Re:帯電防止床や導電床の接地をどこに接続していますか? デンスイ 17/8/4(金) 16:21 ┗Re:帯電防止床や導電床の接地をどこに接続していますか? 響 17/8/5(土) 0:43 ┣Re:帯電防止床や導電床の接地をどこに接続していますか? デンスイ 17/8/5(土) 13:39 ┗Re:帯電防止床や導電床の接地をどこに接続していますか? お鼻のほくろ 17/8/9(水) 0:35 ─────────────────────────────────────── ■題名 : 帯電防止床や導電床の接地をどこに接続していますか? ■名前 : お鼻のほくろ ■日付 : 17/8/4(金) 1:13 -------------------------------------------------------------------------
初めまして。 工場の施設管理を業務にしているものです。 私が勤める工場で半導体の特性測定を行う工程の拡張を行う工事の予定があり、拡張予定エリアの床について質問させていただきます。 もともと、帯電防止の塗床で仕上がっている物置のような場所の隣にある、半導体の特性測定を行う工程が拡張となり、床の見た目を合わせるところもあり、海外製の安価な導電タイルで床を施工する予定の場所があります。 下地に導電性のテープを格子状に張り付けその導電性のテープを接地極に接続必要があるのですが、単独の接地極に接続するべきか、竣工後に設置させる装置のD種接地と同じ接地極に接続するか判断を任され困っております。 各床材メーカーのカタログなどをみても、接地極について言及しているものがなく、RCJS−5−1(静電気現象からの電子デバイスの保護 一般要求事項)を見ても、EPAグラウンドに接続するとしか記載がなくなにが最良であるかが判断できずにおります。 ご存知のかた、詳しい方おりましたらご教授願います。 |
私は詳しくは無いですが、ググったら出てきたのが http://rcj.or.jp/wordpress/wp-content/uploads/esdc-doc_RCJS(2nd%20edition).pdf です。ご参考になりませんでしょうか? |
デンスイ様返信ありがとうございます。 実は私も同じ資料を見ておりました。 抵抗値について記載があるのですが、接地極につなぐまでの抵抗値であったり、物の抵抗値についての基準でした。 |
基本は同電位を保つことではないでしょうか。 接地極が替われば電位差が生じるでしょうし、接地極同士を 接続するのも有りかと・・・ 設置予定の装置がどの様な物かを知らずに書いてますが・・・ |
単独の接地極に接続するべきか、竣工後に設置させる装置のD種接地と同じ接地極に 接続するか、との事ですが、お聞きになっている主旨は「接地極を単独と共用のどちらに すべきか」で宜しいでしょうか? 1、竣工後に設置される機器というのは、導電性床材が施工される場所の上へ載せる、 と解釈して宜しいでしょうか? 2、接地方式はその考え方により保安用、機能用などを其々分ける単独接地と、接地極を 共用する統合接地にする場合がありますが、現状、接地に関する関係法令は独立 していて、接地線や接地極の共用に関する具体的な規定は存在していません。 3、質問の文面を拝見する限り既存棟の改修だと思います。この場合、維持管理の都合を 優先すれば、既存と統一した方法で接地を行う方が後々の管理は行いやすいでしょう。 4、性能(電位差によるトラブルの防止)を優先すれば、統合接地の考え方を適用して、 機器の接地極と共用するように既存を含め統一していく方が宜しいでしょう。 5、但し、機器側で設けなければならない接地というのが保安用である場合は、内線規程 1350-13の考え方に沿って、接地抵抗を2オーム以下とする等、地絡電流による悪影響を 考慮した対策を考えなくてはなりません。 6、私個人の意見ですが、導電性床材と機器の接地極をそれぞれ単独で施工した上で、 お互いの接地線を接続・切り離しが行えるよう接地端子盤を設けると、導電性床材と 機器の接地を分離した状態にも共用した状態にも出来て、後から調整が可能になるので、 一番都合が宜しいのではないでしょうか。 7、今回のご質問には含まれていませんが、今回のようないわゆる機能用接地の場合、 接地線のサイズをある程度以上(接地母線として見かけるのは22sq〜60sq)とした方が、 高周波ノイズの事を考えても望ましいと考えられます。 また統合接地とする場合も、その構築方法はいくつかの考え方がありますので、 以下の参考urlをご覧ください。 ----- キリトリ線 ----- 保安用接地に関しては、国内やイタリア、中国の一部で用いられているTT方式と、国際的に 用いられているTN方式、俗に非接地系と呼ばれるIT方式に分かれています。 (TN方式はさらにTN-CとTN-Sに分かれる) デンスイ様が仰っている資料で冒頭に書かれている人体安全うんぬんは、この違いに 起因する問題と思われます。TT方式とTN方式を比べると、ノイズ対策面ではTN方式が 有利ですが、地絡時を考えるとTT方式が安全面で優っています。 (TN方式は地絡時に大電流が流れる) 余談ですが、輸入した機器をこの辺りの整合を考えずに商用電源へ接続すると、波及事故を 起こして経産省と電力会社から怒られる場合があるので注意が必要です。 ----- キリトリ線 ----- 参考 http://home.jeita.or.jp/is/publica/standard/IT-1004.pdf http://www.ntt.co.jp/journal/0303/files/jn200303051.pdf http://www.ntt.co.jp/journal/0709/files/jn200709082.pdf |
響 様、大いなる補足を有難うございます。 > 余談ですが、輸入した機器をこの辺りの整合を考えずに商用電源へ接続すると、波及事故を >起こして経産省と電力会社から怒られる場合があるので注意が必要です。 そうなんですよね! これが恐いですよね。!! |
響様、デンスイ様 返信いただきありがとうございます。 情報が不足しており推測頂いた項目をそれぞれ書かせていただきます。 趣旨は記載いただきました通り「接地極を単独と共用のどちらにすべきか」になります。 項目「1.」は記載の通り、導電床の上にのせるようになります。 今回の工事は既存等の改修となり、アドバイス頂いた通り既存の設計に準じて進める方がよいのかもしれません。 項目「2.」にあるように接地極や接地線に関する基準や規定がないため、本当にこれでいいの?と前々から疑問に思っておりました。 いろいろと疑問があるのですが、うまく文章にまとめられないので別な機会に質問を挙げてみたいと思います。 ありがとうございました。 |
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