Page 3408 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 建築設備フォーラムへ ┃ 会議室に戻る ┃ INDEX ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼排煙口と風量の選定の仕方 パンピーの火消し 18/7/26(木) 10:06 ┣Re:排煙口と風量の選定の仕方 masa 18/7/26(木) 20:21 ┗Re:排煙口と風量の選定の仕方 管理人(Yoh) 18/7/31(火) 6:55 ─────────────────────────────────────── ■題名 : 排煙口と風量の選定の仕方 ■名前 : パンピーの火消し ■日付 : 18/7/26(木) 10:06 -------------------------------------------------------------------------
当方業界関係者じゃなく素人の部類になります。 ただ建築関係に興味があり不意に疑問に感じた事を調べております。 排煙口のサイズと風量の求め方を教えて下さい。(計算式として) 過去のスレを観て来たんですがイマイチ分かりません? 例として8m×8mの部屋に天井排煙口を設置するとして。 平米の64m2からどーやって排煙風量を計算して.... 排煙口のサイズ選定しているのかが知りたいです。 |
排煙風量に関しては、建築基準法施行令第百二十六条の三第1項九に規定されています。 第百二十六条の三 前条第一項の排煙設備は、次に定める構造としなければならない。(中略) 八 排煙口が防煙区画部分の床面積の五十分の一以上の開口面積を有し、かつ、直接外気に接する場合を除き、排煙機を設けること。 九 前号の排煙機は、一の排煙口の開放に伴い自動的に作動し、かつ、一分間に、百二十立方メートル以上で、かつ、防煙区画部分の床面積一平方メートルにつき一立方メートル(二以上の防煙区画部分に係る排煙機にあつては、当該防煙区画部分のうち床面積の最大のものの床面積一平方メートルにつき二立方メートル)以上の空気を排出する能力を有するものとすること。(中略) 2 前項の規定は、送風機を設けた排煙設備その他の特殊な構造の排煙設備で、通常の火災時に生ずる煙を有効に排出することができるものとして国土交通大臣が定めた構造方法を用いるものについては、適用しない。 (以下略) 仕様基準の場合は、上記のとおり、床面積一平方メートルあたり、1m3/min(60m3/h)の排煙風量が必要となります。 質問文の例の64uの場合は、64m3/min→3,840m3/hが必要排煙風量となります。 排煙口は、「新・排煙設備技術指針(1987)」建設省住宅局建築指導課監修 (一財)日本建築センター発行の中で、吸込風速は、10m/s以下とするとの記載があります。 したがって、排煙口の有効開口面積が、吸込風速10m/s以下を満たすように選定します。 排煙口の有効開口率は、サイズによって異なりますが、0.7〜0.8程度で、開口面積を算出します。 64m3/minは、約1.07m3/sとなります。 必要な排煙口の有効開口A=1.07m3/s÷10m/s=0.107u 排煙口の大きさは、有効開口率より、0.107÷0.8≒0.134u √0.134≒0.37m→0.4m×0.4m→400×400の排煙口を選定します。 なお、通常の排煙口の最小サイズは、300×300なので、それ以下のサイズで良くても、最小は300×300を選定します。 なお、避難安全検証法や特殊な排煙方式として、国土交通大臣に指定されているものや、国土交通大臣認定を受けた方法の場合は、仕様基準とは違った風量となります。 消防排煙においても、一般の建築物の場合(消火活動上の重要拠点以外)は、建築基準法と同様に、1m3/min・uが必要排煙風量となります。 |
> パンピーの火消し さん レスがついていますので、 確認していれば、返信のレスをお願いします。 (返信が無いと、読んでくれたのかどうか分かりませんので・・・) |
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