Page 3426 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 建築設備フォーラムへ ┃ 会議室に戻る ┃ INDEX ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼FCUでの室温調整の不良原因特定のための調査 lisa 18/9/6(木) 11:03 ┣Re:FCUでの室温調整の不良原因特定のための調査 せきやん 18/9/6(木) 20:31 ┃ ┗Re:FCUでの室温調整の不良原因特定のための調査 lisa 18/9/6(木) 22:16 ┣Re:FCUでの室温調整の不良原因特定のための調査 せきやん 18/9/6(木) 21:21 ┃ ┗Re:FCUでの室温調整の不良原因特定のための調査 lisa 18/9/6(木) 22:42 ┣Re:FCUでの室温調整の不良原因特定のための調査 ぱんだ 18/9/6(木) 21:36 ┃ ┗Re:FCUでの室温調整の不良原因特定のための調査 lisa 18/9/6(木) 22:54 ┣Re:FCUでの室温調整の不良原因特定のための調査 masa 18/9/7(金) 1:38 ┃ ┣Re:FCUでの室温調整の不良原因特定のための調査 せきやん 18/9/7(金) 8:49 ┃ ┃ ┗Re:FCUでの室温調整の不良原因特定のための調査 lisa 18/9/8(土) 23:42 ┃ ┃ ┣Re:FCUでの室温調整の不良原因特定のための調査 せきやん 18/9/9(日) 2:38 ┃ ┃ ┃ ┗Re:FCUでの室温調整の不良原因特定のための調査 lisa 18/9/9(日) 23:24 ┃ ┃ ┗Re:FCUでの室温調整の不良原因特定のための調査 masa 18/9/9(日) 14:12 ┃ ┃ ┗Re:FCUでの室温調整の不良原因特定のための調査 lisa 18/9/10(月) 0:14 ┃ ┃ ┗Re:FCUでの室温調整の不良原因特定のための調査 masa 18/9/10(月) 1:29 ┃ ┃ ┗Re:FCUでの室温調整の不良原因特定のための調査 lisa 18/9/10(月) 20:42 ┃ ┗Re:FCUでの室温調整の不良原因特定のための調査 lisa 18/9/8(土) 1:05 ┃ ┗Re:FCUでの室温調整の不良原因特定のための調査 masa 18/9/8(土) 13:23 ┃ ┗Re:FCUでの室温調整の不良原因特定のための調査 lisa 18/9/9(日) 23:09 ┃ ┗Re:FCUでの室温調整の不良原因特定のための調査 masa 18/9/10(月) 2:45 ┃ ┗Re:FCUでの室温調整の不良原因特定のための調査 せきやん 18/9/10(月) 9:48 ┃ ┣Re:FCUでの室温調整の不良原因特定のための調査 masa 18/9/10(月) 20:55 ┃ ┃ ┗Re:FCUでの室温調整の不良原因特定のための調査 lisa 18/9/11(火) 23:44 ┃ ┃ ┗Re:FCUでの室温調整の不良原因特定のための調査 masa 18/9/12(水) 2:08 ┃ ┃ ┣Re:FCUでの室温調整の不良原因特定のための調査 lisa 18/9/14(金) 20:46 ┃ ┃ ┃ ┗Re:FCUでの室温調整の不良原因特定のための調査 masa 18/9/15(土) 3:32 ┃ ┃ ┃ ┗Re:FCUでの室温調整の不良原因特定のための調査 lisa 18/9/18(火) 23:00 ┃ ┃ ┃ ┗Re:FCUでの室温調整の不良原因特定のための調査 masa 18/9/19(水) 0:22 ┃ ┃ ┗Re:FCUでの室温調整の不良原因特定のための調査 lisa 18/9/14(金) 20:47 ┃ ┗Re:FCUでの室温調整の不良原因特定のための調査 lisa 18/9/11(火) 23:48 ┗Re:FCUでの室温調整の不良原因特定のための調査 なんちゃって設備士 18/9/10(月) 16:16 ┗Re:FCUでの室温調整の不良原因特定のための調査 lisa 18/9/11(火) 23:51 ─────────────────────────────────────── ■題名 : FCUでの室温調整の不良原因特定のための調査 ■名前 : lisa ■日付 : 18/9/6(木) 11:03 -------------------------------------------------------------------------
住宅で、冷温水システム(三菱電機)とFCU(ダイキン工業)6台により空調を行っています。 この酷暑で冷房の効きが悪い部屋では、FCUの最大風量運転且つ、設定温度20℃で数時間も継続運転しても、室温28℃台後半、FCUの室内給気・還気の温度差が1℃程度であることは計測でわかりました。 冷房の効きが悪い原因を特定の為に、次のことを実施或いは、実施予定です。 @当該FCUの風量(確保されていること実証済み) A当該FCUの室内給気・還気温度差(確保されていないこと実証済み) B当該FCUの冷温水の流量 C該FCUのIN/OUTの冷温水温度差 上記Bの冷温水の流量に関して、当該FCUの近くの冷温水IN/OUTの配管では直線部分が無いことや、隠蔽されていて、流量が計測出来ません。流量の計測が可能な場所は、唯一、ヒートポンプチラーの近くの主配管でのみ可能です。 各FCUには二方弁が設置されているので、当該FCUのみ稼働した状態で(他の5台のFCUは停止状態)、ヒートポンプチラーの近くの主配管の流量を計測すれば、当該FCUへの流量が計測出来ます。(ヒートポンプチラーの送水ポンプ能力と配管抵抗を比べると、ポンプ能力が下回っているので、FCUの必要流量が確保されていないことが実測出来る予定) しかしながら、主配管のみしか、流量計測出来ないので、建物すべてのFCU(6台)を稼働させた場合に、当該FCUへの流量が実測できません。 このような状況下、室温調整不良原因として、当該FCUへの流量不足と特定するためには、@当該FCUの室内給気・還気温度差、A当該FCUのIN/OUTの冷温水温度差のどちらかを計測し、室温調整が可能な温度差が確保されていないことを実測すれば、良いのでしょうか?(風量は規定量が確保されている場合) また、冷房時の必要温度差として、本会議室の質疑(14/9/8)で以下のような式が掲載されていましたが、これを使えば、必要な温度差が判定できると考えれば良いのでしょうか? 冷房時全空気方式の送風量Q=q/0.33×ΔT Q:室内の顕熱負荷 ΔT:室温と吹出温度の差 尚、この式の出典元などがわかれば、ご教示ください。 室温調整不良原因特定の調査項目など、根本が間違っている等、基本が理解できていないようなら、ご指摘いただけると幸甚です。 |
チラーの冷水出入り口温度は、何℃ですか? チラーの能力が、落ちているのでは? 熱交の汚れによる能力ダウン? 又2方弁前にストレーナーが、有り詰まっているのでは? 2方弁は、きちんと作動していますか? きちんと定期的なメンテナンスが、出来てないのでは。 上記、現場確認されては、いかがですか。 |
>きちんと定期的なメンテナンスが、出来てないのでは。 >上記、現場確認されては、いかがですか。 →説明不足で申し訳ありません。 チラーの製造元である三菱電機及び、FCUの製造元である ダイキン工業には、夫々、来週、定期点検の実施を依頼済みです。 夫々の機器には、不具合がみられない前提で考えておりました。 言葉足らずで、申し訳ありません。 |
FCUが原因と先に決めつけるのは、問題では? 配管系統について、文章から解釈すると、チラー、ポンプ、FCUと1系統になっているのですか? FCU5台止めたとき、1台運転時水量は、変わらないのでは?(バイパスで圧力制御で?) それとも、熱源側(チラー、タンク、1次ポンプ)負荷側(FCU5台、2次ポンプ)で、2次ポンプを制御しているのでしょうか? 貴殿の文章からよくわかりません? 完成図と、設計図書を先に確認しては、いかがですか。 |
>FCUが原因と先に決めつけるのは、問題では? チラーが問題ないことは、事前に製造元の三菱電機により、 定期点検を来週、実施してもらい確認することを予定しています。 →単なる住宅なので、配管など大げさな仕組みは無いようです。 配管がダイレクトリターンのようで、配管系列が2系統のようです。 従って、配管抵抗が小さいFCUに対して多くの冷水が流れて、 配管抵抗の大きいFCUには、少ない流量が流れていない可能性が あります。 流量を主配管でしか、計測出来ないので、1台ずつFCUを稼働させて、 配管抵抗の大きいところには実際に流量が確保されていないことを 実証しようとしています。 >完成図と、設計図書を先に確認しては、いかがですか。 →目視可能な範囲でも、 竣工図と現況配管が必ずしも、整合性が無い状況で、確認が困難です。 |
せきやんさんの御回答の通り、チラーの経年劣化、あるいは設計条件を越える猛暑でチラー側の能力不足も考えられます。 先ずは、チラーの出入口温度を御確認されるのがチラーに原因が有るのか、ファンコイルか二方弁等、負荷側に原因が有るのかの絞り込みをなされるのが近道と思います。 あと、読まれているなら、何らかのご返信をされた方が良いと思います。 |
ご助言ありがとうございます。 チラーも、FCUもメーカーのよる定期点検を来週、実施予定です。 機器、二方弁等には問題が無いこと及び、熱負荷計算、配管抵抗等の 設計条件を確認したうえで、原因特定の為に、ご質問させていただいたような 内容の実測以外に、何かあれば、ご教示いただきたいというのが、質問の趣旨でした。 こちらの言葉足らずで申し訳ありません。 |
冷房時全空気方式の送風量Q=q/0.33×ΔT q:室内の顕熱負荷 ΔT:室温と吹出温度の差 が正解です。(質問文では、Q:室内の顕熱負荷となっていますが、Q:送風量です。 出典は、いくらでもありますが、空気調和・衛生工学会の「空気調和設備計画設計の実務の知識」や、公共建築協会の「建築設備設計基準」、その他、SI単位の空調の解説書などには、記載されていると思います。 一例として、顕熱能力4.43kW、全熱能力5.36kWで、冷水量15.4L/min、送風量20m3/min=1200m3/hのFCUの場合は、ΔT=4430W/(0.33×1200m3/h)≒11.2℃が送風温度差となります。 この場合の冷水の温度差は、水の比熱4.2kJ/kg、水の密度1.0kg/Lより、ΔTw=5.36kW×60s/min/(15.4L/min×4.2kJ/kg×1.0kg/L)≒5.0℃となります。 流量が少ない場合は、入口温度が上昇しているはずで、FCUのコイル出口温度も上昇しているはずです。 仮に、冷水入口温度が7℃、冷水温度差5Kならば、出口温度は12℃、冷水コイルの空気とのアプローチは、室内設定温度が26℃ならば、冷水12℃−空気26℃、温度差14K、冷水7℃−空気26−11.2=14.8℃、温度差7.8Kとなります。 現在、空気の温度差が1Kと言う事は、冷房能力としては、1/10、風量が定格だとしたら、水量が1/10か、冷水の温度が下がっていない可能性があります。 ただし、一般の配管で、リバースリターンにしていないからと言って、そこまで流量の差が付く事は、考えられません。 もし、冷水が流れていないとしたら、バルブやストレーナーのつまり、コイルのつまりなどが考えられます。(ポンプが変流量の場合は、最低末端圧力を維持するように、変流量の下限を設定していない場合なども該当します) FCUの制御弁の故障などで、流量がしぼられてしまっている場合も該当するでしょう。 現状は、特定の部屋だけで、冷房の効きが悪いと言う事ならば、熱源の故障は考えにくいですね。(少なくとも、冷水温度は下がっていると言う事ですよね?) |
同感です。 今まで問題なく、冷えていたのなら メーカー呼ぶ前に、あなたとあと一人現場に行き問題のあるFCUを確認されては、いかがですか。 FCUの風量が、定格通り出ていて他の部屋は問題ないのなら、冷水が流れていないのが原因、パネル(天吊り?)を外し一人がスイッチを操作し、1人が2方弁の 動作確認をすれば、すぐわかるはずです。 2方弁(電動ボール弁?)20A程度でしょうね。 動作していても、中が詰まっているかもしれません、前後の断熱材を取り外し 手で触れば、冷水が流れているかわかりますよ? 各メーカーの点検では、なくシステム全体でメンテナンスしないといけないのでは ないでしょうか? 何年たっているかわかりませんが、たぶん一度もやってないでしょうね。 一度全体の水を抜き、フラッシングしてきれいな水にしては、どうですか。 汚れた、ヘドロのような水がでるのでは。ストレーナの掃除もお忘れなく。 メーカー呼べば、結構な費用が掛かりますよ。それより設備技術者なら自分で出来ることを先にやるべきです。お客さんは、点検費用出してくれるのかな? |
ご助言、深謝申し上げます。 4年前の引き渡しから問題が無いわけではなく、従来から室温調整不良は特定の部屋で問題で、今年の酷暑で28℃台後半しか、室温が下がらず、なぜ冷えないかを原因が分からなかったのですが、FCUの室内側給気・還気温度を計測して、温度差が無さすぎることが分かったのです。さらに、温度度差が無い原因を特定して、改善したいということです。 当該FCUについては、ダイキン工業による昨冬の保守・点検で2方弁の故障かもしれないと言われていますが、はっきりしません。(2方弁交換或いは、もっと検証するには、漆喰の壁を壊す必要があり、その際は躊躇した経緯があります。点検スペースが無い、天井裏にFCUが設置されていて、点検口も不適切な位置にあり、壁を壊すしかないと言われました。壁を壊した場合に、漆喰ですので、最低、当該壁一面、塗り直す必要があると言われています。) 建築引渡しから、この11月で満4年ですが、冷暖房の使用頻度及び、過去の点検状況は次の通りです。 (1)使用頻度ですが、暖房は、年10日も使用しません(日当たりが極端によく、また、ガス床暖房が全館ある為です)。冷房は、夏季は毎日使用しています。 (2)ヒートポンプチラーの異常停止が冷房時に頻発し、製造元の三菱電機には、毎年、点検してもらっています(本件については、製造元メーカーは非常に協力的です)。FCU及び、調湿ユニットDECICAの製造元ダイキン工業にも、点検・フィルター清掃などは過去数回お願いしています。 尚、三菱電機の保守点検要領書の一項目として、次の記載があります。 「循環液濃度:濃度計(ビラインテスター)により測定(50%から60%) 点検毎に濃度管理を実施(最長12シーズンにて新液に交換)※交換時期ではないが、汚れがひどい場合は、交換を客先に説明) >システム全体でメンテナンス 当方は東京都世田谷区ですが、具体的にどのような企業に、また、メーカーの定期点検以外にどのような項目を依頼すれば良いのでしょうか?(三菱電機の点検項目一覧は、手元にあり、ダイキン工業にも依頼) ご教示いただけると、大変有難いです。 >ストレーナの掃除もお忘れなく とのことですが、竣工図にもストレーナーの位置など記載がなく、通常はどのような位置に設置しているか、ご教示いただけると大変ありがたいです。 これ以前の文脈、書き方でも、お分かりいただけるのかなと思っていましたが、当方は、設備技術者ではなく、建物オーナー(建築主)です。文科系の人間なので、建築設備の知識はご専門の方からすると余りにも幼稚かもしれないこと、ご容赦ください。(本HPの他の多くの質問も、参照した上で、本内容のレベルなら、お聞きして良いのかとも思った次第です) 当該テーマでもう少し、当方の専門知識レベルを上げるための書籍などご紹介いただければ、幸甚です。 |
オーナー側とのこと、申し訳ありません、設備技術者の方だと勝手に判断して 回答しました。 まず、当初の施工が問題有りですね? 隠ぺい部分の機器、弁類については、必ず点検口を設けておかないといけませんが 対応できていません。 施工業者を呼び点検できる様に対応してもらえると思います。 建築業者一括発注なら、話は早いと思います。 オーナー側なら、施工不良である旨強く言い、天井内FCUの点検ができるように 点検口を無償でつけてもらえるはずです。4年経過していても瑕疵です。 設計側から連絡してもらっても良いのでは。 漆喰の壁一面塗り替えとの事ですが、壁を壊さないと天井点検口迄いけないのですか。 最悪FCUの下面天井をはがして、補修するかですかね? 漆喰は、プラスターボードに塗り付けていれば、ドリルで穴をあけながらカッター で丁寧にやっていけばすべて塗り替えなしで点検口取り付け可能です。 当初の試運転報告書は、きちんと測定されたデーターが有りますか。完成図書の中にあるはずです。 各機器の試運転、室内温湿度測定結果? 最初から適当にごまかされてるように思いますが? 竣工図と現状が違うというのも、残念ですね。 どうも、施工業者(担当者)のレベルが低かった見たいですね。 後、冷房時チラーのエラーが良く出ると言うのも、設計的におかしいと思います。 たぶん、FCU何台か停止で、水量が変化し(少水量となり)圧縮機保護装置が働き、エラーが出ていたのでは、ないでしょうか? 配管系統を見直す必要があると思います。 設計的にも、あまり良い設計ではないと思います。住宅の6部屋位ならエアコンで 対応するのが一般的であると思うのですが?(マルチ+個別) 一度近くの空調設備業者を探されてはいかがでしょうか。 例えば近くの〇〇空調サービス?等空調設備全体で見てくれる会社の方が、個々に 依頼するより安くできるのでは、ないでしょうか。 三菱ビル〇〇〇サービス、〇〇ダイキン〇〇?結構高いと思うのですが? 当方、今年3月セミリタイアしたロートルで時間は、有るので近くなら見て上げれるのですが残念ながら四国の松山在の為申し訳ないですね。 図書ですが、空調設備の実務の知識がわかりやすいのでは、ないでしょうか。 井上宇市さんの書かれたものもお勧めです。 ストレーナーは、機器の入り口側や2方弁、電磁弁等の前に基本つけます。 |
ご丁寧なご説明有難うございます。 次のような話を機器メーカーから聞いています。 2棟を建築したのですが、引渡のタイミングが1年くらいずれていました(完工が2棟共に遅れました)。 1棟の引渡し直前に、施工会社からメーカーへ完成後の保守の可否を問い合わせ、メーカーが施工内容を現場でチェックしました。その結果、そもそも、点検口が不適切で、天井懐も無い場所に、機器と配管が詰め込まれていて、「ドレインポンプ点検不可、データ計測不可」と1棟のFCU・調湿ユニット4台の内、3台がそのような記載がある図面を作成して、施工会社に保守契約は締結できない旨、説明に行ったそうです。それを聞いた施工会社は、「自分たちは設計図通りに作ったんだから、責任はない」との話をしていたそうです。施工会社はそれ以来、メーカーには連絡を取っていないそうです。 その後は、何度か、話をしましたが、設計・監理と施工の双方が責任逃れの状態で、この2年は、連絡を取っていません。 当初の試運転報告書、各機器の試運転、室内温湿度測定結果など、見たこともありません。 本来は、どのような検証をどのようなタイミングで、施工会社と設計・監理会社で行うべきか、ご教示いただければ、有難いです。(意匠設計と監理は、同一個人企業、また、施工会社は別、設備設計は、意匠設計の下請け) 冷房時チラーのエラーは、メーカー説明では、ヒートポンプチラーの能力と放熱器の能力がアンバランスのためのようです。 当方から、設計への要望は、冷房時に寒くない冷房とお願いした結果がこれでした。 輻射冷暖房のPSや三菱電機のエアリゾートという製品も候補でしたが、設計が推薦したFCUを使用した冷温水システムとなりました。 1棟は、FCU3台、調湿ユニット1台の合計4台、もう1棟は、FCU6台、調湿ユニット2台の合計8台で、それぞれヒートポンプは別系統で、施工費を入れて合計8〜9百万円位、費用が掛かっています。 第三者が設計・施工して、竣工図と現況が異なり、点検も出来ず、ダクトから、空気が天井裏で漏れているような状況では、信頼出来るどなたかに引き受けてもらえるかは、未知数なので(コンタクト先が一サラリーマンには不明です)、とにかく、不具合改善のための原因特定の為に、協力的なメーカーにお願いしている次第です。 漆喰の壁、書籍、ストレーナーの情報、有難うございます。 最近、数々の不具合とその関連が段々と明らかになってきたので、分かりやすいPPTを作成途中です。PPTを作成していると頭の整理になります。ご専門の方には、常識的なことでも、素人には不具合とその原因の関連が図示すると、分からないものが見えてきます。(余計なことですみません) |
ユーザー側だとしたら、ビル管理系の参考書の方が良いかもしれません。(「ビル管理技術者のための設備のしくみがわかる本」建築設備技術者協会などがあります) なお、大学の教材PDFで簡単なものが以下にあります。 http://www.maebashi-it.ac.jp/~archi/kenchikusetsubi_class06.pdf http://www.maebashi-it.ac.jp/~archi/kenchikusetsubi_class08.pdf http://www.maebashi-it.ac.jp/~archi/kenchikusetsubi_class09.pdf http://www.maebashi-it.ac.jp/~archi/kenchikusetsubi_class10.pdf http://www.maebashi-it.ac.jp/~archi/kenchikusetsubi_class11.pdf http://www.maebashi-it.ac.jp/~archi/kenchikusetsubi_class12.pdf 風量選定の式、循環水量の式は、こちらにも記載されています。 風量選定の式(第8回、p29) Q=3600qrs/(Ca・ρ・(tr-td))、qrs:室内顕熱負荷(又は移動熱量)[W]、Ca:空気の比熱1000[J/kg]、ρ:空気の密度1.2[kg/m3]、tr:吸込温度[℃]、td:送風温度[℃] なお、3600/(Ca・ρ)=3600/(1000×1.2)=3なので、分子に持っていくときは、逆数1/3≒0.33となります。 したがって、(tr-td)をΔtとすると、上式は以下のとおりです。 Q=qrs/(0.33・Δt) 循環水量の式(第12回、p4) Qw=q/(Cp・ρ・Δtw)、Qw:循環水量、q:室内顕熱負荷(又は移動熱量)、Cp:水の比熱(4.2KJ/kg・K)、ρ:水の密度(上記リンクでは、80℃の値ですが、冷水は、1000kg/m3で良いです)、Δtw:冷水温度差 ユーザー側なので、詳しい知識は不要だとは思いますが、仕組みなどは、理解可能かと思います。 発注形態が良くわかりませんが、建設当事者としては、建築設計者、施工会社がいるわけですから、設計に関する問題であれば、建築設計者、施工に関しては、施工業者に依頼するのが妥当でしょう。 メーカーは、機器だけの保守しか出来ません。 システムは、建築設計者、施工業者(設備)しかわからないでしょう。 建築一式工事で発注している場合は、元請けの建築施工会社が施工責任を負い、元請けから、協力業者の設備施工会社に依頼する事になります。 分離発注の場合は、各施工会社が責任を負う事になります。 工事監理者としての、建築士がいるはずですから、設計内容と施工内容の確認は、行っているはずです。 建築計画・施工にあたって、建築設計事務所→施工会社の場合は、建築設計事務所に相談するのが良いと思いますし、建設会社の設計・施工の場合は、建設会社に相談するのが良いと思います。 |
書籍名および、大学の教材PDFのURL、誠に有難うございます。 大学の教材PDFにより、仕組みなどはよくわかりましたが,物理を真面に勉強していないせいでしょうか、数式の箇所の意味は、理解の範囲を超えています。 風量選定の式、循環水量の式は、当てはめれば、何とか、使えそうです。 この大学の教材PDFの中で、ページが参照されている書籍が「ビル管理技術者のための設備のしくみがわかる本」なのでしょうか? 当方の場合の契約形態は、建築主と意匠設計・監理会社との設計・監理業務委託契約が締結してあり、また、建築主と施工会社との建築工事請負契約を締結しています。 意匠設計の下請けとして、設備設計がいます。意匠設計と監理は、同一個人企業です。施工は、設計・監理会社とは全くの別会社です。施工会社の下請けとして、設備会社がいます。 冷房時に室温調整不良というのが、不具合ですが、その原因はいろいろとあり(ダクトの冷温風が天井裏で漏れていて,風量不足で室温調整不良の部屋もありますが、狭い天井に機器とダクトが押し込まれていて、点検口からは補修箇所が見通せません。しかも、天井が無垢の木材)、何度も、施工会社(及び、設備会社)、設計・監理(及び設備設計)と話をしましたが、責任の押し付け合いで終わっていて、この2年程、当方から連絡を取っていません。 この猛暑で、冷房時の室温調整不良が著しくなりました。 暖房時は、日当たりが良く、また、床暖房を全館しているので、ほとんど空調の暖房は使わないので問題が発生しません。 今週、来週、メーカーにより、まずは定期点検を行い、機器自体には、不具合が無いことを検証の上、流量、冷水温度差、冷風温度差の測定から、室温調整不良の原因を特定し、改修案に少しでも近づきたいと思っています。 お忙しい中、恐縮ですが、今後も、疑問点が生じた場合に、是非、ご回答いただけると幸甚です。 |
リンク先は、前橋工科大学 建築学科の建築設備Tの授業用PDFです。 シラバスによると、教科書は、「最新 建築設備工学 改訂版」井上書院です。 参照される教科書は、こちらでしょう。 設計及び、設計監理は、個人建築設計事務所(アトリエ系)、協力者として、設備設計事務所又は設備設計者がいると言う事ですね。 発注は、建築一式工事で、建設工事会社、協力施工会社(サブコン)として、設備施工会社がいると言う事ですね。 問題の切り分けとして、設計起因か、施工起因なのか、はっきりした方が良いでしょう。 不良個所として、隠蔽式FCUの送風ダクトのリークがあるとしたら、これは施工起因でしょう。(建設会社が一式施工しているので、建設会社の瑕疵として、修理を依頼すべきです) 建設会社と設備施工会社の間の事は、施主は考える必要はありません。(責任がどちらにあろうと、元請けがきちんと施工保証すべきです) 冷房システムとしての性能が出ていない場合は、これが設計起因か、施工起因かを判定するのは難しいです。 当初の設計図で、冷房能力や、冷水ポンプ能力、FCU能力が適正だったかどうかは、きちんと設計者が説明すべきです。(通常は、余裕を持った設計としているので、施工で多少の変更はあっても、対応可能なはずです) 熱源(空冷ヒートポンプチラー)についても、想定される部分負荷運転で、きちんと動作する事は検証されていなければいけません。 空冷ヒートポンプチラーの場合は、システム内の保有水量が、一定量以上で無いと、安定運転出来ない場合があります。(この場合は、保有水量を確保する為に、クッションタンク(配管を一部太くしたり、専用のタンクを付ける場合もあります)を設置します) FCUのシステムが、2方弁制御の場合は、システムとして、流量調整を行う必要があります。 流量調整として、インバーターなどを使用して、ポンプの回転数を変える方法と、圧力調整弁などで、バイパスする方法があります。 上記の方法が取れない場合は、FCUを3方弁制御として、冷水ポンプは定流量とする事も出来ます。(空冷ヒートポンプチラーが、インバーター制御を採用していて、部分負荷特性が良い場合は、この方法でもかまいません) 施工が、設計図どおりの配管経路で無く、冷水ポンプ能力が不足される事が想定される場合は、設備施工会社は、施工図で、質疑もしくは、冷水ポンプの変更を監理者に申し出る必要があります。(このような手順を踏まなかった場合は、設備施工会社の責任と言っても良いでしょう) 建築設計監理者は、設計と施工で疑義が生じた場合は、施主への報告義務があります。(疑義が出ていなければ、監理者としてはわからなかったとは言えるでしょう) お互いに、責任の押し付け合いと言う事は、本来は無いはずです。 建設会社は、設計図どおりに施工できなかった、合理的な理由を説明しなければいけませんし、建築設計監理者は、合理的な理由が無かった場合は、設計図どおりに施工させなければいけません。 なお、建設会社が、施工図と違う施工をしていたならば、自身の施工図が間違っていたわけですから、建設会社の責任です。 メーカーは、機器は修理してくれますが、ダクトや配管は修理してくれないでしょう。(施主からの依頼であれば、メーカーが、別の設備施工会社を紹介してくれる可能性はあります) 瑕疵担保問題の場合は、本来、当事者である建設会社、設備施工会社以外の業者は介入しない方が望ましいです。(修理が故障の原因とされる可能性があります) 出来れば、元請けの建設会社に対応してもらう方が良いんですが、難しいのであれば、他社を利用する事も視野に入れた方が良いでしょう。 |
いつも、適切で的を得たアドバイスを深夜に有難うございます。 また、教科書に関してお調べ頂き有難うございます。 契約関係は、ご理解の通りです。 冷房能力や、冷水ポンプ能力、FCU能力については、現在までの当方の理解では、熱負荷に対して冷房能力は足りていない、ポンプ能力も配管抵抗に対して足りていない、FCUの必要流量に対してポンプ流量は足りていないと考えられます。 以下の記載は、非常に当方の頭が整理がされる記載で、誠位に有難うございます。 「施工が、設計図どおりの配管経路で無く、冷水ポンプ能力が不足される事が想定される場合は、設備施工会社は、施工図で、質疑もしくは、冷水ポンプの変更を監理者に申し出る必要があります。(このような手順を踏まなかった場合は、設備施工会社の責任と言っても良いでしょう) 建築設計監理者は、設計と施工で疑義が生じた場合は、施主への報告義務があります。(疑義が出ていなければ、監理者としてはわからなかったとは言えるでしょう) お互いに、責任の押し付け合いと言う事は、本来は無いはずです。 建設会社は、設計図どおりに施工できなかった、合理的な理由を説明しなければいけませんし、建築設計監理者は、合理的な理由が無かった場合は、設計図どおりに施工させなければいけません。 なお、建設会社が、施工図と違う施工をしていたならば、自身の施工図が間違っていたわけですから、建設会社の責任です。」 意匠設計者と施工会社の現場責任者との関係は、怒鳴りあう関係で、上記のようなまともな会話があったとは思われない状況でした。 何より、兎に角、基礎工事、1階棟上げ、2階棟上げ、外装工事、内装工事と全ての段階で工期が2倍近くかかっていて、空調は後回しになっていたと思います。 空調の施工図は、入手しておりませんが、竣工図は実施設計図とほぼ変わらず、見える範囲でも現況と合っていませんし、収まるはずがない機器が収まった図面となっています。 「メーカーは、機器は修理してくれますが、ダクトや配管は修理してくれない」というのは、正におっしゃられる通りですが、余りにも問題が多く、どう改善していくかが見通せない状況です。したがって、現在まで具体的な改善は実施していませんが、配管及びFCUの保水量から計算される膨張タンクの容量は足りてないために、チラーの冷温水圧力計が冷房時にほぼゼロとなっているようので、これは、費用対効果が良いので、実施予定です。 それ以外は、今、問題点を列挙した整理をしています。 |
前提知識が無い、当方に対して、数式及び、具体例を示していただき、非常に分かりやすいご説明、誠に有難うございます。また、深夜に大変恐縮です。 室温調整が不良な一つの部屋のFCU(ダイキン工業製FWMF3C)の仕様から、ご提示いただいた数式に基づき、見よう見真似で計算してみました。 顕熱能力:2.18kW 全熱能力:2.58kW 冷水量:7.4L/m 送風量:8.4m3/min=504m3/h 送風温度差ΔT=2180W/(0.33×504/h)=13.1℃ 冷水温度差ΔTw=2.58kW×60s/min/(7.4L/min×4.2kJ/s×1.0kg/L)=5.0℃ ここで言う、送風温度差ΔTは、室温と「FCU機器からのチャンバー送風温度」との温度差ということですね。 当方が測っていたのは、(FCU→チャンバー→ダクト→室内吹き出し口)という、冷風の流れの中で、最後の室内吹き出し口で測っていましたが、室温との温度差が1Kなので、風量が定格なら、ご説明いただいているように、室温調整不良の原因は、流量が不足している可能性が大きいということですね。(流量不足の原因は、バルブ、コイルのつまり、ポンプの定流量の場合の設定、FCUの制御弁の故障が考えられるということですね) (冷水温度は、来週、三菱電機がチラーの冷温水のIN/OUTを計測、ダイキンがFCUの冷温水のIN/OUTを夫々計測予定ですので、熱源の問題の有無は、この計測ではっきりすると思われます) ここまで、アドバイスいただいたことをなぞった記載となり、申し訳ありません。 以下の質問は、ご専門の方にとっては、常識的なことで、誠に申し訳ありませんが宜しくお願いします。 (1)>冷水7℃−空気26−11.2=14.8℃、温度差7.8Kとなります。 という箇所の「14.8℃」及び、「温度差7.8K」というのは、どのような計算で導かれるか、ご教示お願いします。 (2)結露などの問題がある為、冷房時に設定水温を14℃程度としています。7℃という前提で計算をされているのですが、14℃とした場合に、計算結果、結論にどのような影響があるのか、ご教示お願いします。 (3)>現在、空気の温度差が1Kと言う事は、冷房能力としては、1/10、 という箇所の「冷房能力としては、1/10」というのは、11.2℃と1Kとを比較しているのでしょうか? |
表現が悪かったですね。 正しくは、以下のとおりです。 冷水7℃→空気14.8℃((26−11.2)=14.8℃) 温度差=14.8−7=7.8K 提示された条件で、冷水温度が14℃の場合は、以下のとおりです。 冷水14℃→空気12.9℃(26℃−13.1K=12.9℃) これは、冷水と空気の条件からありえません。 したがって、空気温度は、14℃以上となります。 冷水温度差が5Kとした場合は、冷水出口は、14+5=19℃です。 冷水19℃→空気26℃ 温度差=26-19=7K 冷水温度7℃の場合に比べると、FCUの空気入口と、空気出口の温度アプローチは、それぞれ 冷水7℃→12℃の場合 FCU空気入口 26-12=14K FCU空気出口 12.9-7=5.9K 温度アプローチの対数平均=(14−5.9)/ln(14/5.9)≒9.4K 冷水14℃→19℃の場合 FCU空気入口 26-19=7K FCU空気出口 15−14=1K(空気は、冷水温度より高くなるので、仮に15℃としています) 温度アプローチの対数平均=(7−1)/ln(7/1)≒3K 冷水コイルの場合は、交換熱量は、温度アプローチの対数平均に比例します。 この場合は、温度アプローチの対数平均の比率は3/12=0.25 つまり、この条件では、FCUの冷房能力は、25%となる事になります。(厳密には、冷水コイルは、顕熱交換(温度のみ下げる場合)と潜熱交換(除湿する場合)で、熱交換係数が異なりますので、このとおりにはなりません) 仮に顕熱処理能力2.18kWが、25%の2.18×0.25=0.545kWとなったとして、再計算してみます。 送風量=504m3/hより 送風温度差=545/(0.33×504)≒3.3K 冷水量=7.4L/minより 冷水温度差=(0.545×60)/(7.4×4.2)≒1.1K FCU空気入口 冷水温度=14+1.1=15.1℃ 空気温度=26℃ 冷水15.1℃→空気26℃ 温度差=26-15.1=10.9K FCU空気出口 空気温度=26-3.3=22.7℃ 冷水14℃→空気22.7℃ 温度差=22.7-14=8.7K 温度アプローチの対数平均=(10.9−8.7)/ln(10.9/8.7)=9.758K 温度アプローチの対数平均は、想定の3Kより大きいので、実際の交換熱量は、大きくなります。 ここで、仮に冷水7℃→12℃の場合の顕熱能力を温度アプローチの対数平均で割った値を、総合熱貫流率と考えます。 2.18kW/9.4≒0.233 この値から、冷水温度差、空気温度差、温度アプローチの対数平均から算出される熱交換量がほぼ等しくなる組み合わせを見つけ出してみます。 冷水14℃→16.5℃、空気26℃→18.4℃、温度アプローチの対数平均≒6.6Kの場合が、ほぼ等しくなります。 FCU空気入口 冷水温度=16.5℃ 空気温度=26℃ 冷水16.5℃→空気26℃ 温度差=26-16.5=9.5K FCU空気出口 空気温度=18.4℃ 冷水14℃→空気18.4℃ 温度差=18.4-14=4.4K 温度アプローチの対数平均=(9.5−4.4)/ln(9.5/4.4)≒6.6K 空気から求められる交換熱量(顕熱分)=504m3/h×0.33×(26-18.4)≒1264W→1.264kW 冷水から求められる交換熱量=7.2×4.2×(16.5-14)/60=1.26kW 総合熱貫流率から求められる交換熱量=0.233×6.6≒1.57kW 総合熱貫流率から求めた値は、誤差が大きいですが、冷水、空気からの交換熱量がバランスするのは、この組み合わせだけになります。 冷房能力が、1/10と回答したのは、お見込みのとおり、空気温度差1Kと、能力から想定される空気温度差11Kの比較からです。 |
非情に時間を掛けて、計算をしていただき、誠に有難うございます。 残念ながら、計算の意味やご説明の骨格が、当方の理解の域を全く超えているので、的外れな質問なら、どうぞご容赦下さい。 (1)14℃の冷水の場合 結論的には、以下の通り、記載いただいているように、冷水14℃→16.5℃、空気26℃→18.4℃となり、交換熱量は、1.26kwとなるのでしょうか? 「冷水温度差、空気温度差、温度アプローチの対数平均から算出される熱交換量がほぼ等しくなる組み合わせは、冷水14℃→16.5℃、空気26℃→18.4℃、温度アプローチの対数平均≒6.6Kの場合に、ほぼ等しくなります。」 「空気から求められる交換熱量(顕熱分)=504m3/h×0.33×(26-18.4)≒1264W→1.264kW 冷水から求められる交換熱量=7.2×4.2×(16.5-14)/60=1.26kW 総合熱貫流率から求められる交換熱量=0.233×6.6≒1.57kW」 また、前半に記載いただいている、「0.545kW」と上記の1.26kwの関係をご説明いただきたくお願いします。 「仮に顕熱処理能力2.18kWが、25%の2.18×0.25=0.545kW」 (2)7℃と14の℃の冷水の場合のFCUの熱交換能力差 建物の引渡し当初に、7℃の冷水を流して、室内天井の給気口から水が滴り落ちてきて、それ以来、14℃に水温を設定しています。 送水の水温が異なると、他の条件が同じでも(風量、室温、設定室温など)、FCUの熱交換能力が異なるということは、今まで認識していませんでした。 (この理解で良いのでしょうか?) 以上、宜しくお願いします。 |
仮に、室内条件を、乾球温度26℃、相対湿度50%とした場合は、室内空気の露点温度は、14.8℃となります。 当該機種のFWMF3Cの場合、吸込空気の乾球温度26℃、湿球温度18.7℃、相対湿度50%の場合の、顕熱処理能力は、冷水温度7℃、冷水温度差5K、冷水量7.4L/minで、2.2kWです。 送風温度差=2200/(0.33×504)≒13.2Kです。 送風温度=26−13.2=12.8℃<14.8℃ですから、吹出口の特性によっては、吹出口で結露の危険性があります。 スリット型(VHS)などの場合は、羽根の角度を開いて、室内空気を誘引して、吹出口付近の空気の滞留を防ぐ必要があります。 また、FCUの運転直後は、室内空気の湿度が高くなっていますから、より危険度が高くなります。 そのような理由から、冷水温度を14℃に上げたのでしょう。(ちょっと上げすぎのような気がします) ダイキンの技術資料では、冷水温度は9℃までの表しかありません。 ちなみに、冷水温度9℃の場合の、顕熱処理能力は、1.87kWでした。 冷水の4K上昇で、1.87/2.2=0.85→85%の能力です。 7K上昇ならば、70%の能力として、2.2×0.7=1.54kW以下の可能性が高いです。 詳しくは、ダイキンに依頼すれば、冷水14℃の場合の能力が提示されるでしょう。 前回答の1.26kWは、FCUの能力特性を推定した値なので、概算と考えてください。 顕熱処理能力0.54kWは、送風温度を15℃として考えた場合です。 実際は、そこまで下げられませんから、これも、仮にそのような状態になったらと言う事と捉えてください。 前回答のとおり、FCUの冷水コイルの熱交換量は、冷水と空気の温度アプローチの対数平均に比例しますので、冷水温度が上昇すれば、熱交換能力は低下します。 |
結構複雑な状況ですね 各社に発注した経緯、契約書等等見ていないので良くわからないのですが、 一番は、すべて発注先を誤ったのが原因ですね。 今更、言ってもも始まりませんが まず、設計監理の会社のトップ、施工会社社長(元請け)を呼び、現状までのトラブルの経緯、内容を言い 対応してくれる意思が有るのか確認してください。(担当者では、なく) 施主側のトップも同席して対応してください。 通常の会社だと、下請けに指示して是正させますが? 対応しないと言えば、弁護士と相談させてもらいますと回答してください。 (他の業者にお願いして修理し、費用は、請求させてもらいますの回答も) 基本的に、設計不良が原因で、施工業者も設計が不良箇所の指摘、協議をして 後々クレームが無い様にするのが通常の現場です。 監理担当者は、施主様の代わりにお金お貰ってきちんと施工されているのを 確認して、不良箇所を是正させるのが仕事です。 監理不励行ですね。工事が遅れたのも問題ですが。 対応しないと言えば、次の段階です。 東京都建築士事務所協会や建築士協会に無料相談があると思いますので 相談に行って現状までの経緯を説明してどうすれば、費用が掛からなくて 改善されるか教えてくれるでしょう。 契約書、図面、完成図書等必要です。 写真を撮って持っていってください。工事写真もあれば。 設計会社、設計担当共どちらかに登録しているはずです。 協会からアドバイスを貰えれば、それを設計監理会社に伝えて対応します。 協会から、連絡してくれるかもわかりません。 それでも対応しないのなら 相談で出た資料をもって、弁護士の無料相談に行ってください。 そこで結論が、出るでしょう。 (今まで、施工不良で対応した費用も含めて) あとは、信頼できる弁護士事務所を探し相談です。 現在弁護士さんは、飽和状態でお金にしようと頑張りますから、あちこち評判を 聞いたりして選んでください。 最後は、裁判になると思いますが今までの経緯だとそこまでには、ならないでしょう。 裁判になれば費用と時間がとられ、賠償金額も発生しますし、会社の評判も落ちますから。 |
前回の回答で、冷水温度7℃の顕熱処理能力に冷水5℃の値を書いてしまいました。 ダイキン資料からは、以下のとおりです。 吸込条件、乾球温度26℃、湿球温度18.7℃、相対湿度50% 冷水量7.4L/min、送風量504m3/h 冷水温度5℃、全熱処理能力2.83kW、顕熱処理能力2.2kW、送風温度差=2200/(0.33×504)≒13.23K、送風温度=26-13.23=12.77℃、冷水温度差=(2.83×60)/(4.2×7.4×1)≒5.46K、温度アプローチ、入口空気26℃、冷水(5+5.46)=10.46℃、温度差=26−10.46=15.54K、出口空気12.77℃、冷水5℃、温度差=12.77−5=7.77K、対数平均=(15.54−7.77)/ln(15.54/7.77)≒11.21K、顕熱処理能力の基準値とします。 冷水温度7℃、全熱処理能力2.5kW、顕熱処理能力2.06kW、送風温度差=2060/(0.33×504)≒12.39K、送風温度=26-12.39=13.61℃、冷水温度差=(2.5×60)/(4.2×7.4×1)≒4.83K、温度アプローチ、入口空気26℃、冷水(7+4.83)=11.83℃、温度差=26−11.83=14.17K、出口空気13.61℃、冷水7℃、温度差=13.61−7=6.61K、対数平均=(14.17−6.61)/ln(14.17/6.61)≒9.91K、顕熱処理能力比=2.06/2.2=0.94 冷水温度9℃、全熱処理能力2.16kW、顕熱処理能力1.87kW、送風温度差=1870/(0.33×504)≒11.24K、送風温度=26-11.24=14.76℃、冷水温度差=(2.16×60)/(4.2×7.4×1)≒4.17K、温度アプローチ、入口空気26℃、冷水(9+4.17)=13.17℃、温度差=26−13.17=12.83K、出口空気14.76℃、冷水9℃、温度差=14.76−9=5.76K、対数平均=(12.83−5.76)/ln(12.83/5.76)≒8.83K、顕熱処理能力比=1.87/2.2=0.85 |
いつも、ご丁寧なご説明と労力をかけた計算をしていただき有難うございます。 吹出口温度と結露の危険性の関係よくわかりました。 また、「FCUの冷水コイルの熱交換量は、冷水と空気の温度アプローチの対数平均に比例しますので、冷水温度が上昇すれば、熱交換能力は低下します。」について、当方のFCUのデータに基づき計算いただき、よくわかりました。 私も、ダイキンの冷暖房能力の表にインタ-ネットでたどり着きました。 おっしゃられる様に、5℃、7℃、9℃の前提しか、掲載されていませんので、ダイキン工業には、14℃までの数値があるものを本日、依頼しました。 今週から来週にかけて、流量、水温、風量などの測定を行いますので、数値がそろいましたら、ご相談させていただければと思っています。 返す返す、有難うございます。 |
どうも、元々の設備設計の設計意図がきちんと、設計図書に反映していなく、設備施工会社がきちんと理解していなかった可能性もありそうですね。 まず、FCUの冷水温度は、最初から7℃で考えていなかった可能性もあります。 施主の要望としては、寒くない冷房なわけですから、送風温度差は少なく設定していたはずです。(一例としては、6〜8K程度、送風温度としては20〜18℃程度) この場合は、室内顕熱負荷だけをFCUでまかなうので、FCUの最大風量で機器選定をする必要があります。 仮に、室内顕熱負荷が2.2kWだとして、吹出温度差が8Kならば、送風量=2200/(0.33×8)≒833m3/h→14m3/minの機種を選定します。 ダイキンであれば、FWMF-6C、16m3/hが該当します。 必要能力及び水量は、顕熱処理能力2.2kW(全て顕熱処理なので、これが全熱能力となります)より、冷水温度差4Kと推定した場合は、冷水量=(2.2×60)/(4.2×4)≒7.9L/minとなります。(正しくは、メーカーにコイル特性から選定してもらう必要があります) 熱源の冷却能力は、FCUの必要顕熱能力の合算に10〜15%の余裕を見て選定します。(この状態では、熱源の冷却能力は、FCUの定格の合計より少なくなりますが、かまいません) また、FCUの水頭損失は、定格より少ない流量を流すので、定格の水頭損失より少なくなります。(これも、メーカーから水頭損失を提示してもらう事になります) この状態では、FCUは除湿ができませんので、室内湿度は上昇してしまいます。(換気により外気の湿度が流入しますし、人体からの発汗の加湿があります) この為に、デシカント空調機を導入していると思われます。(デシカント空調機は、吸湿材で除湿を行うので、室温を下げません) FCUの温度制御は、2方弁の比例制御なので、冷水配管は、バイパス配管に差圧調整弁をつけるか、冷水ポンプをインバーター制御する必要があります。 熱源である空冷ヒートポンプチラーが容量制御を出来ない場合は、発停制御となります。 この為に、配管・FCUの保有水量を最低保有水量以上にする必要があります。 FCUが2方弁制御なので、最低保有水量は、FCU保有水量を除いた配管系で確保する必要があります。(クッションタンクを設置します) また、低水量時の凍結防止の為に、ブライン(不凍液)を使用します。(通常は、寒冷地で無い限り、冷水にブラインは使用する必要はありません) なお、FCUの運転台数が少ない場合に、制御弁の制御が上手く行かない可能性があるので、制御弁、サービスバルブ以外に、定流量弁の設置を行います。(定流量弁は、FCUの最大流量を制限するので、各FCU流量の均一化ができます) 仮に、上記のような設計意図が、計装図・制御図で明記されていなかった場合は、設備施工会社は、その設計意図を理解できません。 また、設計監理に設備設計者が関与していなかった場合は、充分な説明がなされていない可能性があります。 もし、膨張タンクの容量の確認も出来ていなかったとすれば、設備施工会社の施工管理者も、そのような知識が無い可能性もあります。 熱源とFCUのメーカーが違っていますが、三菱電機、ダイキンのどちらかに統一してあれば、メーカーの助言も得られたのでは無いでしょうか?(設備設計者は、どちらか、もしくは、別のメーカーの助言を得ていた可能性が高いでしょう) 設計図書を見ていないので、何とも言えませんが、わざわざ、FCUとデシカント空調器を組み合わせているので、上記のような設計意図も考えられると思います。 FMWF-3Cを設置している部屋の大きさは、どれくらいなんでしょうか? 冬に暖房がいらないほど、日当たりが良いのなら、夏の日射負荷もかなりありそうですが、顕熱処理能力自体が少ないような感じがします。(10畳程度で、2.5〜3.2kW程度必要な感じがします) 点検口や、FCUの交換が不可能なのは、建築設計者・監理者の意図でしょうが、FCU自体は、10年程度で交換の可能性はあるので、その際は、天井材・壁の撤去が必要な事は、説明する必要はあるでしょう。 制御弁などは、故障が考えられるので、点検口は必須で、作業スペースも確保する必要があります。 天井カセット型などの場合は、天井面のFCUパネルからアクセスできる場合もあります。 建築設計者からは、見栄えが悪いので、天井カセットは嫌われますが、保守性は隠蔽型より、確実に良いですし、交換も比較的容易です。 |
建築主として入手している資料には、寒くない冷房の為に、部屋毎にどのようなFCUの機種が適切かなどの検討資料はありません。 また、仰られるような送風温度の想定など説明を受けた記憶もありません。 引渡し当初は、冷房時7℃と言われて、結露後、10℃以上の水温と言われたと記憶しています。 当該部屋のピーク負荷という欄に以下の記載があります。 潜熱203w 顕熱988w 全熱1181w 熱源は、次の計算で妥当との検証を行っていますが、三菱電機製であれば、家庭用としてはこの熱源しかないとメーカーから後日、聞いていますので、この熱源に合わせて計算していると思われます。(数字は概数) (1)三菱電機製エコヌクール(熱源機能力) @冷房能力7kW、A加熱能力11.5kW (2)冷暖房負荷 @冷房負荷8kW、A暖房負荷9kW (3)熱源機器負荷容量 熱源機器容量の選定については、デシカント調湿ユニットの除湿冷却機能があるので、熱源機負荷より除湿冷却能力2.8kWを軽減する 加湿能力3.8kWを軽減する よって、熱源機器負荷容量は、以下の通りとなります。 冷房負荷=8kW-2.8kW=5.2kW 暖房負荷=9kW-3.8kW=5.2kW 上記のような計算が行われていますが、以下の(1)と(2)が疑問です。 (1)デシカント調湿ユニット(ダイキン工業製DESICA、 HDMP25C)は、1階のみに設置/送風で、2階はインバーターを搭載していない24時間換気(ダイキン工業製エアーカルテット、VHM25BBHKS)しか設置されていないにも関わらず、住宅全体の熱負荷合計と熱源機器の能力を比較しているが、これでよいのか? 特に、冷房時は1階のDESICAで冷気を作っても、配管で2階に送られていないので、2階にDESICAの冷房能力は及ばず、本来は、部屋毎、乃至、せめて1階と2階とを分けて計算するのが本来かと思うのですが? (2)DESICAの仕様書では、除湿冷房性能(全熱2.6kW/顕熱0.4kW)、加湿暖房性能(全熱3.3kW/顕熱2.0kW)との記載がありますが、上記計算ではDESICAの全熱能力を考慮して、熱源機器の妥当性を判断しているようですが、この計算は妥当なのでしょうか? 素人ながら、本来は、DESICAの顕熱能力のみを熱負荷から控除して、熱源機の能力の妥当性を判断すべきかと思いますが、いかがでしょうか?(したがって、冷房能力は不足しているという結論が妥当かと思いますが) |
当該機種である、VEH-507HCD-Mの、冷温水ポンプの機外静圧は、20L/minで、40kPaです。 配管方式がよくわかりませんが、三菱電機の標準施工方法では、ヘッダー分岐方式となっています。(内部水配管の構造がわかりませんが、放熱器毎の停止が可能なので、内部回路でバイパスが組まれていると思われます) ダイキンFWMF3Cの冷水量7.4L/minの時のコイル水損失は、6.88kPa、したがって、最大で、40−6.88=33.12kPaが、配管及び、制御弁、バルブ、ストレーナーの損失となります。 熱源能力に関しては、全ての部屋が運転する事を前提に選定しているので、あれば、全室の必要能力の合計に対して、他の空調機の能力を差し引くのは問題ありません。 1Fしか、他の空調機が無い場合でも、2Fの必要能力の合計は、全ての部屋の必要能力の合計から他の空調機の能力を差し引いた能力より少なくなるからです。 全ての部屋の床面積の合計は何uですか? また、建物の構造(木造、鉄骨造、コンクリート造)はどのようなものでしょうか? |
ダイレクトリターンと言う事であれば、添付図が系統図だとしたら、一番遠い系統で、配管抵抗を計算すれば良い事になります。 2階個室1が、一番遠い系統になるので、この系統の行き返りの配管長さに、配管径と流量で決まる、1m当たりの配管抵抗を乗じて、配管抵抗を計算します。 これに、サービスバルブと制御弁、ストレーナーなどの配管抵抗を加算します。 配管の曲がりの抵抗は、簡略法としては、配管長さと同じ抵抗と考えます。 一例として、行き返りの配管長の合計が30m、曲がり抵抗は、配管長さの50%と同じ、サービスバルブ、制御弁、ストレーナーの配管抵抗は、それぞれ、配管長さ16m相当とします。 この場合の配管長(バルブ類の相当長も含む)=30+15+16+16+16=93m、配管損失は、1m当たり300Paとします。 配管抵抗=93×300=27900Pa→27.9kPaとなります。 実際の計算は、配管径、流量から、直管の1m当たりの配管損失を求めて、計算する事になります。 |
>FCUの温度制御は、2方弁の比例制御なので、冷水配管は、バイパス配管に差圧調整弁をつけるか、冷水ポンプをインバーター制御する必要があります。 熱源である空冷ヒートポンプチラーが容量制御を出来ない場合は、発停制御となります。 この為に、配管・FCUの保有水量を最低保有水量以上にする必要があります。 FCUが2方弁制御なので、最低保有水量は、FCU保有水量を除いた配管系で確保する必要があります。(クッションタンクを設置します)・・・ なお、FCUの運転台数が少ない場合に、制御弁の制御が上手く行かない可能性があるので、制御弁、サービスバルブ以外に、定流量弁の設置を行います。(定流量弁は、FCUの最大流量を制限するので、各FCU流量の均一化ができます) →上記でおっしゃられているような仕組みが備わっているかは、少なくとも入手している設計図では不明ですし、説明を聞いたこともありません。 以前にも記載したように、膨張タンクは容量が不足していて、チラーの圧力計が冷房時にほぼゼロとなっている原因と、メーカーも言っていました。 熱源とFCUのメーカーが異なっている理由は、家庭用のチラーは、三菱電機しかなく 三菱電機には家庭用のFCUが無かったと聞いています。 しかしながら、引渡し後にメーカーの話を聞くとこの熱源は、「冷温水を使用して床暖房やパネルヒーターでの冷暖房を行うシステム」を前提にしているとのことでFCUとの接続は前提にしていないとの説明でした。例えばFCUへの温水の温度としては低すぎ(最大55℃)、暖房感がない、ファンがある為、熱容量が大きく(この熱源機器は、床暖房で70畳が限界との前提で作られている)、また、熱源とFCUの制御が一元的に出来ないなどを言われていました。 https://www.mitsubishielectric.co.jp/home/econucool/introduction/index.html >FMWF-3Cを設置している部屋の大きさは、どれくらいなんでしょうか? 容積:33.1立方メートル 本来は、熱負荷計算書をPDF化して添付してみていただくのが、良いのでしょうが、容量制限が300Kbyteでは、無理そうでした。 機器の点検を行うためにメーカーが必要とする位置、大きさを確認せずに点検口を設置して、機器・点検口設置後にメーカーが検証した際のアドバイスを無視して、点検口の改修をせずに引き渡しています。部品交換はすべての機器で天井開口が必要と言われています。 部品交換やその前のデータ計測、ドレイン清掃でも現行の点検口では出来ない機器が、いくつかあります。 どの部屋も天井は、無垢の木材或いは、漆喰で、いわゆる企画化されているパネルではないため、天井開口は費用的にも時間的にも大変です。 このように点検が真面に出来ない点検口で、部品交換・機器交換で天井を壊す必要が説明されていれば、このような機器を採用することはありませんでした。 その上、冷温水配管は全て隠蔽され、ダクト配管もほとんど見通せなく、ダクト配管が過度に折れ曲がり、或いはは結節不良で空気漏れが生じていて、風量が不足している場合でも、修理すべき具体的な箇所も分からず、修理をするためには、それこそ天井をはがす必要があります。 スペースが無い天井空間に、機器とダクトを詰め込み過ぎている結果です。 |
親身になったご説明有難うございます。 言われるように、設計監理先、施工会社、空調方式の選定ミスが一番の原因です。 設計監理先は、個人企業です。施工会社の話し先は、専務で、社長とも話をしていました。 また、建築士協会などの相談には過去、何回か行っておりますが、空調専門の方の紹介を依頼しても無理だったと記憶しています。 建築上の不具合も含めて、瑕疵担保の時効を停止する目的で、内容証明は2年前に設計監理者と施工会社には送付済みです。 この施工会社は、何件も提訴されているようです。アトリエ系の難しい設計士の案件を受注して、中途半端なものしか出来ずに、クレームを受けるというパターンかと想像しています。 今回は、色々と手続き関係について、ご助言有難うございます。 |
私の経験から言うと冷水の循環量の不足は、 明らかですね 以前あったことなんですが、ファンコイルの入り口側に (コイルへの分岐部)に、シール材が、詰まっていました。 雌ねじ内側にシール材を塗布すると配管のねじを締める際に 全部内側に入りファンコイル入口の分岐部に詰まります。 ストレーナーを付けても多分大元に付けてあるので そこに行くまでに、詰まってしまうんでしょう 少し大変かもしれませんが、ファンコイルを取り外し 出口側から逆向きに水道水などを入口側に向かって流せばシール材が、 出てくると思います。 そしてファンコイルの再接続する前に、ブローさせてシール材を 飛ばしてみたら見たらどうですか リバースリターンをしていないようですが、距離は分かりませんが 所詮は、住宅 さしたることはないと思います。 バランスが悪ければ定流量弁を取付けたらどうですか |
色々な可能性についてご指摘有難うございます。 流量の測定は、今週から来週にかけて行いますが、以前にも記載させていただきましたが、配管抵抗などとチラーのポンポ能力が見合っておらず、また、各FCUへ均等に循環水を供給する仕組みもないので、これで流量が不足しているであろうと推測されています。これが実証出来れば良いのですが。 ファンコイルを取り出すには、無垢材の天井を壊す必要がありますので、原因が特定されない限り、躊躇せざるを得ません。 流量を均等にするための方策のご提示有難うございます。 空調については、多数の不具合(FCU部品交換などが出来ない点検口ばかり、天井裏ダクト配管からの冷温風漏れ、ヒートポンプの熱容量不足、ショートサーキット等)があり、全ての不具合が解消できない限り、手を付ける手順にならないというのが現況です。 |
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