Page 3442 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 建築設備フォーラムへ ┃ 会議室に戻る ┃ INDEX ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼スプリンクラーヘッドの設置基準について tomo810 18/10/15(月) 12:48 ┗Re:スプリンクラーヘッドの設置基準について masa 18/10/15(月) 20:59 ┗Re:スプリンクラーヘッドの設置基準について tomo810 18/10/15(月) 21:12 ┗Re:スプリンクラーヘッドの設置基準について masa 18/10/15(月) 21:29 ┗Re:スプリンクラーヘッドの設置基準について tomo810 18/10/16(火) 17:51 ─────────────────────────────────────── ■題名 : スプリンクラーヘッドの設置基準について ■名前 : tomo810 ■日付 : 18/10/15(月) 12:48 -------------------------------------------------------------------------
建築設備の監理業務に携わって3年になります。工事後に工事内容が適正かどうか 検査をする際に必要な知識を身につける為、日々少しずつ参考書等を読みながら勉強 をしています。 先日、消防設備関係の参考書を読んでいる際、下記質問に書かせていただく内容で 疑問に思ったことがありましたので、どなたかご回答いただければ幸いです。 【質問】 消防設備のスプリンクラーヘッドで、取付面(天井面等)から、ディフレクターまでの距離を30cm以内にしなければならない理由を教えて下さい。30cmを超えると何か不都合が生じるのでしょうか?(ものがぶつかって水損を生じる等?) |
天井面から、SPヘッドのデフレクターまでの距離が30cmを超えた場合は、SPヘッドの検知性能及び、放水性能に障害がおきる可能性があります。 なお、所轄消防の指導により、SPヘッドの位置を下げて設置する場合は、近接壁がある場合や、被水防護板A(旧名称:集熱板)の設置により、30cm以上下げる事が可能となる場合があります。 |
ご返事ありがとうございます。 スプリンクラーの性能低下が主な理由なのですね?ちなみに性能低下が主の理由だとすると、どのような性能低下があるのでしょうか?(散水面積の減少等でしょうか?) また、集熱板とはどのような役割を果たし、それを設置することで、何故30cm以上下げられるのでしょうか?性能低下をカバーできる? よろしくおねがいいたします。 |
基本的には、SPヘッドの感知性能が低下すると考えられています。 SPヘッドの直下で炎が上がった場合は問題がありませんが、SPヘッド直下で無い、警戒範囲内での出火の場合は、炎が天井面で流れる事により、SPヘッドが熱を感知する事が可能になります。 その限界が、天井面から30cm以内と言う事です。 散水性能に関しては、性能試験が、天井面から30cmの位置で感知・散水性能を満足するように行っているので、それを超えた場合のデータが無いと言う事です。 被水防護板Aは、SPヘッドを下げた場合に、他のSPヘッドの散水がかからないようにするものです。(実験により、感知性能の低下を防ぐ機能は無い事がわかったので、集熱板から、被水防護板Aもしくは、防護板Aに名称変更されました) なお、被水防護板は、隣接ヘッドの散水からの防護の為の小型のものもありますが、SPヘッドを下げる場合は、上部が空いてしまうので、使えません。 |
ご返答ありがとうございました。 スプリンクラーの直下で炎が発生していない場合は、炎が天井面を伝っていくことで、感知することができ、30cm以上下げてしまうと、その感知性能が低下する(もしくは感知しない)ということですね。 なるほど。よく理解できました。 理解し易く丁寧なご返答ありがとうございました。 今後ともよろしくお願いいたします。 |
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