Page 3473 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 建築設備フォーラムへ ┃ 会議室に戻る ┃ INDEX ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼排煙ダクトへのチャッキダンパーの設置 RYO 18/12/11(火) 15:28 ┣Re:排煙ダクトへのチャッキダンパーの設置 hisi 18/12/12(水) 10:42 ┃ ┣Re:排煙ダクトへのチャッキダンパーの設置 RYO 18/12/12(水) 13:38 ┃ ┗Re:排煙ダクトへのチャッキダンパーの設置 K2 18/12/12(水) 22:55 ┃ ┗Re:排煙ダクトへのチャッキダンパーの設置 hisi 18/12/15(土) 12:53 ┃ ┗Re:排煙ダクトへのチャッキダンパーの設置 K2 18/12/24(月) 23:07 ┃ ┗Re:排煙ダクトへのチャッキダンパーの設置 hisi 18/12/25(火) 10:59 ┗Re:排煙ダクトへのチャッキダンパーの設置 masa 18/12/13(木) 22:59 ┗Re:排煙ダクトへのチャッキダンパーの設置 hisi 18/12/15(土) 13:02 ┗Re:排煙ダクトへのチャッキダンパーの設置 RYO 18/12/18(火) 14:56 ─────────────────────────────────────── ■題名 : 排煙ダクトへのチャッキダンパーの設置 ■名前 : RYO ■日付 : 18/12/11(火) 15:28 -------------------------------------------------------------------------
お世話になります。 天井のない中温度帯の室において 夏期に排煙ダクトにおいて内部結露が発生しております。 対策として保温厚を上げることを検討しておりますが その他に可能ならば逆流防止ダンパーを設置して ダクト内への外気の流入を防止したいのですが 法的に排煙ダクトに逆流防止ダンパーを設置することは可能なのでしょうか。 知見のある方がいらっしゃいましたらご教授頂きたく存じます。 よろしくお願いいたします。 |
排煙ダクトに逆流防止ダンパは設置できません。 消防法施行規則三十条に下記のような条文があります。 三 風道は、次のイからホまでに定めるところによること。 (略) (ハ) 火災により風道内部の温度が著しく上昇したとき以外は、閉鎖しないこと。この場合において、自動閉鎖装置を設けたダンパーの閉鎖する温度は、二百八十度以上とすること。 (ニ) 消火活動拠点に設ける排煙口又は給気口に接続する風道には、自動閉鎖装置を設けたダンパーを設置しないこと。 また、既存系統にダンパ増設→圧損増加→排煙機の風量が規定を下回るという 懸念もありますね。 既存ダクト系統は触らない方法で対応したほうが良いかと思います。 (参考)http://elaws.e-gov.go.jp/search/elawsSearch/elaws_search/lsg0500/viewContents?lawId=336M50000008006_20170401#F |
hisi様 ご回答ありがとうございます。 消防法に施工規則の条文に該当箇所があったのですね。 確認いたしました。 仰る通り、改造となると圧損についても再計算が必要ですね。 既存ダクトは触らない方が良いですね。 大変勉強になりました。 本当にありがとうございます。 |
こんにちは、チャッキダンパは外部から自然に気流が侵入しない対策であれば、 外部方向へ流れるチャッキですよね。問題ないんじゃないでしょうか。 私は結構やっていますし、非常電源によるモーターダンパも認められると思います。 |
K2様 こんにちは。 私の書き方が少々断定的過ぎました。すみません。 例えば天井チャンバー内で排煙を吸込むシステムで、1つの排煙区画だけを 受け持つ枝ダクトへの電動ダンパ取付等は私も経験があります。 今回のRYO様の件では結露防止ということだったので、外部開放部附近=排煙主ダクト へのチャッキ取付となりNGでは無いかと考えた次第です。 (上でも書きましたが、最大風量が出ない危険性の事も含め) 主ダクトのダンパが何等かの理由(ゴミ噛み等)で閉塞した場合、機械排煙系統全てが 死んでしまうので、主ダクトへはダンパ類を設置しない様消防から指導されるかと 思います。 チャッキの取付はこれまで聞いたことがありませんでした。差し支えなければ どのような用途や規模等の建物だったか教えて頂けますか。 |
hisiさん 回答が遅れてすみません。 チャッキダンパを外気の自然流入防止による結露防止として、外部の末端(排煙機の吐出側)に取り付けることは、あらゆる用途で経験があります。事務所、商業、工場の他。当然チャッキダンパの抵抗は、ファン静圧としてみないといけませんが、排煙ファンの静圧は500Pa〜1500Paくらいありますよね。 チャッキダンパの抵抗に比べれば、比べものにならなく大きいです。 確認申請時の計算書に入っていれば何にも問題ありません。 改修工事時でしたら、圧損計算をした上で、設計者の自らの責任で行うか、役所に相談すればいいのではないでしょうか。 ただし、排煙ファンより上流に取り付ける場合には、事前相談をお勧めします。 |
K2様 >回答が遅れてすみません。 とんでもないです。ご回答を頂きありがとうございました。 masa様の書かれている通り、排煙設備の設置根拠にもよるのだと 思いますが、「排煙系統には基本的にダンパを入れない。例外として HFDが入る」と教え込まれてきたもので、チャッキの設置を論外と考えて しまっていました。 知見を広げる良い機会になりました。 ありがとうございます。 |
消防法上の排煙設備の設置義務がある(消防法上の排煙設備の設置対象の防火対象物)の場合は、消防法施行規則により、他の回答者の回答のとおり、HFD以外の閉鎖ダンパーの設置は許可されないでしょう。(これは、所轄消防に問い合わせてください) 消防法上の排煙設備の設置対象で無く、建築基準法で排煙設備の設置が義務付けられているだけの場合は、法令では明確な条文はありません。 したがって、特定行政庁の建築主事、建築確認審査機関の判断となります。 常時排煙可能な状態に排煙ダクトを維持すべきという考えの場合は、排煙機に至るまでの主ダクトに関しては、HFDも設置してはいけないという判断がなされる場合がほとんどです。 吐出側への設置に関しては、建築主事、建築確認審査機関の判断によるでしょう。 |
masa様 こんにちは。いつも根拠ある明解なご回答をありがとうございます。 質問者ではありませんが参考にさせていただいております。 そもそも排煙設備の設置根拠がどの法律か、という問題がありましたね。 失念していました。 自分が仕事をする地域の慣習に則って仕事をしてしまいがちですが、 特に消火や排煙等、法的根拠がある部分に関してはきちんと理解を しておかないといけないなと思いました。 |
masa様 お世話になります。 建築排煙と消防排煙によっても対応が異なるということですね。 特に消防法上の排煙にかかっていると設置はできない、 建築基準法上の排煙の場合も難しいようですが 明確な条文がないため行政協議によるということですね。 大変勉強になりました。 ありがとうございます。 |
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