Page 351 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 建築設備フォーラムへ ┃ 会議室に戻る ┃ INDEX ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼プレート式熱交換器に開放式冷却塔の冷却水... take 03/10/25(土) 19:32 ┣Re:プレート式熱交換器に開放式冷却塔の冷却水... hide 03/10/26(日) 18:38 ┃ ┗Re:プレート式熱交換器に開放式冷却塔の冷却水... take 03/10/29(水) 22:10 ┗Re:プレート式熱交換器に開放式冷却塔の冷却水... sin 03/11/6(木) 17:21 ─────────────────────────────────────── ■題名 : プレート式熱交換器に開放式冷却塔の冷却水... ■名前 : take ■日付 : 03/10/25(土) 19:32 -------------------------------------------------------------------------
はじめまして。 プレート式熱交で開放式冷却塔の冷却水と密閉回路の冷却水を熱交換させています。 ところが開放側プレート表面にスライムが付着し、短期間で効率が悪化してしまいます。 温度条件は開放側(一次)は夏場32℃→37℃、密閉側(二次)は39℃→34℃です。 (当然冬場は温度条件が下がります) 出入の水処理メーカーもお手上げとのこと。 何か良い解決策はありませんか。 そもそもこの用途でプレート式熱交を使用することはうまくないのでしょうか。 御意見お聞かせください。 因みに神戸製鋼の高効率チラー「ウルトラハイエフ」を開放式冷却塔にて運用されている方いませんか。これも同様の状況で困っています。 |
はじめまして。 まず、開放式の冷却塔を使用されるばあいは、スケールやスライムの発生・付着を念頭において採用する必要があると思います。 その意味では、プレート式のように熱交換部分がスケールやスライムが付着しやすく、薬品洗浄しにくい構造のものは不適当ではないかと思います。 プレート式熱交換器は基本的に純度の高い清浄な水の使用が原則ではないかと思われますが、この点は熱交換器メーカーに確認して戴いた方がよいかと思います。 次に、水質についてですが、スケールやスライムの付着は冷却水の水質に大きく左右されます。このため、まず補給水の水質を検査し、基準内にあるかどうかの確認が必要です。水処理メーカーに依頼すれば無料〜1万円程度で水質分析をしてくれると思います。(水質基準は、日本冷凍空調工業会で制定していますが、冷却塔メーカーに聞いて戴ければすぐに教えて戴けると思います。) 補給水に問題がない場合、一番大きな問題点は冷却水の保持状態にあると思われます。 冷却水は補給水が蒸発して残ったものが循環していますので、補給水の何倍かに濃縮された状態になっています。 補給水には当然のことですが、様々なカルシュム成分等が含まれ、また、廻りの空気を吸い込んで様々なスライムの元になる成分が循環水中に取り込まれ、これらがスライムの栄養とタネになり、成長しやすい冷却水温度の影響で繁殖することになります。 現状では原因が分かりませんが、一般的にはスケールの付着やスライムの発生防止に、まず適切な循環水のブロー(オーバーフロー)を行い、濃縮度を3倍程度までに抑えます。その後で、必要があればスケールコントール剤やスライム防止剤を投入するというのが基本だと思います。 水処理メーカーがお手上げというのは何に対してお手上げなのでしょうか。 元々の水質が悪いのでしょうか、循環水を濃縮しすぎているのでしょうか、薬品洗浄が出来ないからなのでしょうか。 二番目の質問については、神戸製鋼の高効率チラーというものを知りませんので直接参考になる回答を差し上げることができませんが、上記の回答を参考にして戴ければと思います。 昔、少し冷却水の水処理の仕事に関係していたので、当時のレベルでの回答になりますが、現在でも大きくは変わっていないと思います。 その他に質問等があれば可能な範囲でお応えさせて戴きますので、メールアドレス宛にメール下さい。 |
ていねいな御返答大変ありがとうございます。 はじめて投稿させて頂いたので早速のご返答に驚きました。 当方、水処理等の知識が殆どなく、未熟な記述があるかもしれませんがご容赦願います。 現在、私が知りえた情報について述べさせて頂きます。 冷却塔補給水は上水を使用しております。 また、循環水について分析、検討しましたところ、若干濃縮倍数が高い(7〜9倍)以外は日冷工の基準に入っており特に異常値は見当たりませんでした。 このことから水処理メーカーは水処理に問題はないと判断しており、結果として改善策もでてきませんので「お手上げ」と記述しました。 付着物は薄い灰色のスライム上の物で、分析結果としては酸不溶解分35%、強熱減量50%、酸化カルシウム5%という内容でした。 とりあえず先日、過水系の薬品洗浄を実施し、状態はかなりよくなりましたが2ヵ月後の現在、また効率が悪化してきている状況です。 貴殿がおっしゃる様に濃縮が高い点が私も気になっています。 しかし、同様に運用されているターボ冷凍機等は大きな問題となっていない事からプレート式熱交の構造上の問題又は特徴ではないかと考えたわけです。(構造的にプレート式の方が異物付着時の能力低下割合が大きいのは明らかですが) プレート式熱交メーカーは適切な流速を確保していれば通常、短期間で使用に問題が出るほど効率がダウンすることはないし、チューブ式と比較してプレート式は汚れが付着しにくいとの見解でしたので果たしてそうかと疑問に思い、投稿しました。 今後、ブロー量の確認と冷却水の濃縮について再度、検討してみようと思います。 お気づきの点等ありましたらご指導頂ければ幸いです。 |
>はじめまして。 久ぶりにこのコーナーを拝見しておりましたら、 ご質問が当社の製品の使用目的にピッタリの内容と思いましたので 投稿してみました。 http://www.koken-ltd.co.jp/eco.htm 上記にてホームページが観られますのでよろしければご覧ください。 この製品で全ての水系の悩みを解消するとまでは言えませんが、 ご質問の内容でしたらほぼ解決できる見込みがあり、解決例もございます。 お試し期間も設定し、また、検証方法もご提案させて頂けます。 お問い合わせ等がございましたらホームページから当方へ御連絡ください。 場合によっては担当地区の営業若しくは販売店が対応させて頂きます。 |
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