Page 352 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 建築設備フォーラムへ ┃ 会議室に戻る ┃ INDEX ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼給湯量の算定 なお 03/10/31(金) 16:26 ┗Re:給湯量の算定 みっちゃん 03/10/31(金) 23:51 ┗Re:給湯量の算定 なお 03/11/1(土) 8:50 ┗Re:給湯量の算定 みっちゃん 03/11/1(土) 23:03 ┗Re:給湯量の算定 なお 03/11/6(木) 14:00 ┗Re:給湯量の算定 みっちゃん 03/11/6(木) 18:40 ─────────────────────────────────────── ■題名 : 給湯量の算定 ■名前 : なお ■日付 : 03/10/31(金) 16:26 -------------------------------------------------------------------------
給湯量(能力)の算定について教えて下さい 用途は厨房です 器具数×器具水量×同時使用率×温度差(60-5)×60 温度差は水5℃,焚上げ60℃という考えで宜しいでしょうか ただこの計算でいくと非常に大きくなりすぎてしまいます 宜しくお願いします |
給水温度 5℃、出湯温度 60℃という事でしたら 計算は正しいのじゃないかと思います。給湯負荷って大きいですよね。 参考までに…。 熱源の形態により、設定も若干異なるのではないかと思います。 概ね、熱交換器方式(瞬間湯沸し的)と貯湯方式に分かれると思いますが、 前者の場合、どうしてもピーク負荷時に合わせて(ピーク負荷の継続時間の長短に かかわらず)その瞬間の負荷を賄える能力のものを選定する事になります。 一方後者の場合、使用に必要な温度より高い温度の温水を貯湯という形で蓄えて おく事により、その分が余力としてピーク時に使用できる事になります。 たとえば、貯湯タイプの温水ボイラ等は、貯湯による余力分を消費してしまうまでは 定格出力以上の出力を出し得るのです。 計画の厨房の使用状況の設定が分かりませんが、可能ならば貯湯タンクの追加設置 などを検討されると熱源の容量もグッと落とせると思います。 |
みっちゃんさんレスありがとうございます 出湯温度は実際60℃で使う事はないと思うのですが 水から焚き上げる能力として60℃と考えたのですが この場合42℃に補正して計算しないとだめなんでしょうか? 水栓6個で計算した場合 6×8L/min×0.7×(60-5)×60=111,000Kcal/h 通常これくらいのカラン数だと24号給湯器くらいだと思いますが 計算上全く容量が不足している事になってしまいます 度々すいませんが宜しくお願いします |
>みっちゃんさんレスありがとうございます >出湯温度は実際60℃で使う事はないと思うのですが >水から焚き上げる能力として60℃と考えたのですが >この場合42℃に補正して計算しないとだめなんでしょうか? > >水栓6個で計算した場合 > >6×8L/min×0.7×(60-5)×60=111,000Kcal/h > >通常これくらいのカラン数だと24号給湯器くらいだと思いますが >計算上全く容量が不足している事になってしまいます >度々すいませんが宜しくお願いします 給湯器の号数は『水温から25℃上昇させたお湯を毎分出し得るリットル数』ですから、 24号ですと8リットル出湯でカラン3ケですかね。 ただし、これは 水温+25℃なので 水温5℃なら30℃のお湯しか出せません。 ですので、24号では計画負荷を賄えないかと…。 あと、給湯器の場合は温度設定が優先で過大な流量が出ませんよね。 42℃に設定すれば42℃は出ますが水量が減ってしまします。 負荷の計算の場合、通常は実際に使用する温度で算出します。 カランからの出湯量が同じであれば60℃のお湯を水で割って42℃で使うのも 42℃のお湯をそのまま使うのも熱源にかかる負荷は同じと考えて良いからです。 (60℃の場合温度は高いですが、消費される量が減りますよね) ですから、42℃で良いなら必要な上昇温度は 42-5 で良いと思います。 よって、 6×8L/mim×0.7×(42-5)×60=75,000kcal/h (kcal/h:まだこの単位の方がピンときますね (^◇^;)) さらに状況により安全率 10%くらい見込む方がいいですかね。 |
すいません風邪でダウンしていたので返事遅れてしまいました; みっちゃんさんに丁寧に説明して頂いたので内容は理解 出来たのですが実際この計算値だと24号が2台必要ですが 現場では24又は32号しか設置されていません 業種や使用頻度によって変わってくるとは思うのですが 計算根拠を出す場合どうすればよいのでしょうか |
体調は いかがですか? なるほど、既存の設備として存在するのですね。 しかしながら、前出の計算に間違いはないと思いますので この場合、計画の設定によるとしか言えないと思います。 前出の場合、カラン8個のうち同時使用率70パーセント、カラン単位出湯量 8L/min、出湯温度42℃(給水温度5℃)というのがこの設備に求められる 『必要最低限の熱源出力』なのです。 しかし、これが例えば、 同時使用率50パーセント、単位出湯量6L/min、出湯温度40℃としたらどうでしょう。 6×6×0.5×(40-5)×60=38,000kcal/h となり、24号では若干不足ですが、32号ならおつりがきますね。 感覚的ですが、実際必要な出湯温度は40℃でも高い位じゃないでしょうか? 直接手をつけて使用するなら極端に冷たくなければ案外クレームにならないモンだと 思いますよ。まして給湯器の場合、さくさんカランを開けても単位出湯量が減るだけで、 温度が低くなることはないですから。 その単位出湯量が減る事については同時使用率と関係してきますが、 50パーセント設定のものが時々70パーセントになったりしても、湯量は細くなるで しょうが、その時間が長時間でなければこれまたそれなりに使えるという事でしょうね。 なんか、 『これだけの負荷があるから、これだけの熱源が必要』というよりは、 『熱源能力としてこれだけありますから、それなりに間に合わせて使ってください』 みたいな感じじゃないですかね。 そして、実際それなりに間に合って使っている状態なんじゃないでしょうか。 結果的には当初の計画値が大きすぎるという事なのですが…。 長々と書いてしまいましたが、答えになってますか? すいません、まとめるのが下手で…。m(__)m |
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