Page 3665 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 建築設備フォーラムへ ┃ 会議室に戻る ┃ INDEX ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼計算結果と現実が異なる場合の対処方法 tomato 20/5/13(水) 14:17 ┣Re:計算結果と現実が異なる場合の対処方法 鑑 20/5/13(水) 14:48 ┣Re:計算結果と現実が異なる場合の対処方法 hiro17854 20/5/14(木) 8:45 ┣Re:計算結果と現実が異なる場合の対処方法 たく 20/5/14(木) 21:15 ┣Re:計算結果と現実が異なる場合の対処方法 鑑 20/5/15(金) 8:31 ┣Re:計算結果と現実が異なる場合の対処方法 tomato 20/5/15(金) 13:01 ┣Re:計算結果と現実が異なる場合の対処方法 水道屋の社長 20/5/16(土) 5:25 ┗Re:計算結果と現実が異なる場合の対処方法 設監爺 20/5/21(木) 15:11 ─────────────────────────────────────── ■題名 : 計算結果と現実が異なる場合の対処方法 ■名前 : tomato ■日付 : 20/5/13(水) 14:17 -------------------------------------------------------------------------
受動喫煙対策関係の改修工事が増えて来ました。 皆様もご存知の通り、喫煙室から煙の流出を防ぐため 開口部で0.2m/s以上の風速の確保が必要です。 上記を満たす喫煙室を設計するとしましょう。 開口部に風の流れを起こすため、喫煙室に排気設備を設置します。 開口部の面積が2uとした場合に、能力に余裕を見るため0.3m/sで計算すると 喫煙室に2160CMHの能力がある排気設備の設置が必要です。 これで、無事開口部で0.3m/sの風速を確保できる設計が完了しました。 早速、工事をしましょう。 換気扇をつけて、2300CMHが実測値でした。よかったです。 でも…開口部の風速は0.15m/sしか実測できませんでした。 「そりゃ…計算と現実は違いますもの。」 シミュレーションと現実は異なる部分が多いのは常識と思います。 もっと高精度なシミュレーションを行えばいいのかもしれませんが それでも限界はあります。 理論だった計算結果と現実の結果が離れてしまった場合 瑕疵として要求した性能が出るまで改修工事を行いますか。 もしくは、契約書の中で能力の保証はいたしませんと謳うとか。 |
風速測定ですが、厚生労働省の下記を参考にしてください。 https://www.mhlw.go.jp/topics/tobacco/houkoku/060300c.html 風速アップの方法が例示されていますので、参考にしてみてください |
開口部の面風速をはかる際には、数カ所の面風速を取り平均で算出した方が良いです。 入口の扉が閉まっているときのOAはどこから取り入れていますか?パスダクトで取り入れている場合は、そちらからもOAが入り込むので、必然と入口の開口部の風量は少なくなると思います。 ドアガラリからのOAであれば、それ以外の所からOAが入り込んでいるのでは無いでしょうか? |
喫煙場所の空圧をマイナスにして解決しませんか? 厨房の排気も同じような考えで数値より,Fanの選定しませんかね。 皆さまのお考えは,どうですか? |
ウ 喫煙室の出入口の開口面における風速の測定について (ア)風速測定の方法 ガイドラインでは出入口の開口部分において非喫煙場所から喫煙場所へ向かう0.2m/s以上の一定の空気の流れを作ることが求められている。出入口にドアが設置されている場合は、ドアを開けた状態で風速を測定しなければならない。 喫煙室にドアがある場合、通常はメークアップ・エア(排気する空気と同じ容積の空気)を取り入れるためにガラリとよばれるスリットが設置されている。排気風量が不足している場合であっても、ドアを閉めてガラリの風速測定をすれば、開口面積が小さいために容易に0.2m/s以上の空気の流れが得られる(写真左)が、これは誤った測定方法である。 エ 喫煙室の出入口について 喫煙室の出入口のドアを閉めてしまうとメークアップ・エアが供給されなくなるために排気効率が低下することは既に述べた。そのため、実際の喫煙室では空気取入口(ガラリ)つきのドアがつけてある事例が多く見かけられる。仮に、出入口から漏れない排気風量(20m3/min=1,200m3/h)を設置してドアを閉めてガラリ(0.3m×0.6m)からメークアップ・エアを取り入れた場合、その気流は約2m/sとなる。喫煙室内のたばこの煙がメークアップ・エアで撹拌されるために、排気の効率が低下する場合がある。 たばこの煙を漏らさず、かつ、排気効率を落とさないための工夫について述べる。 (ア) 省略 (イ) ドア以外の工夫(アコーディオンカーテン、カーテン、のれん) ・アコーディオンカーテン 完全に閉めた場合、開口部分が小さくなるためにメークアップ・エアが確保できない。また、開けっ放しとなることが多く、漏れの原因となりやすい。 ・カーテン 下部が開口部分となっているため、メークアップ・エアの確保が出来る。ただし、開けっ放しになった場合には漏れを生じやすい。 ・のれん 下部の開口部分からメークアップ・エアの確保が出来る上に、上部は出入口の幅で固定されているために漏れも発生しにくい。また、安価である。 以上の対策で費用と効果を比較すると、喫煙室の出入口にはドアを設置せず、たばこの煙が漏れない0.2m/s以上の気流が確保できる長さの「のれん」を設置すると良い。 この下に写真があるので、こんな感じで測定すること。 出入口にのれんを設置して、開口部分の気流を0.20m/sから0.27m/s に強化した事例(排気風量1,160m3/h) |
皆様ご回答ありがとうございます。 私の質問の仕方が悪く、混乱させてしまい申し訳ありません。記載した少ない条件から、色々原因を推測していただき、対処法まで記入していただきありがとうございます。 私からの質問としては、物理の教科書で「抵抗の無い滑車を使った場合に…」という文章や「理想気体」とかはご存知でしょうか。 シミュレーション結果から導いた設備設計を現場に反映したとき、未知の要因で、もしくはシミュレーションに含めなかった要因で、予定している結果がでないことはあります。 ある程度は経験で埋められるのでしょうか、埋まらない溝や、誰も経験していないこともあるでしょう。 技術屋としては「当然だ」と思うのですが、施主からは「なぜ工事したのに要求どおりの性能が発揮されないんだ。クレームだ」となるのは承知の通りです。 この「当然だ」と自分で納得しているものに対して、自分の中では言語化できていないのです。 |
シミュレーションでは隙間抵抗を考慮しているでしょうか? 建物の換気性能では、隙間特性C値の影響が結構大きいです。 C値が大きいと給気口からというより、隙間からの給気が多くなります。 試験結果が半分程度の風速になっているため、隙間から吸い込んでいる 部分も多いのではと感じます。 圧力損失にはダクトや開口部以外に、喫煙室自体のC値の抵抗も 考慮してシミュレーションされれば、実測値に近づくのではと感じます。 喫煙室の建物のC値を実測し、C値が大きければ小さくなりように隙間を 塞いでから、再度、実測をすると風速が増えると感じます。 |
機械設備の設計監理を担当しているものです。 保健所対応、JT対応などの喫煙所を数件担当しています。 貴殿の質問されている >理論だった計算結果と現実の結果が離れてしまった場合 瑕疵として要求した性能が出るまで改修工事を行いますか。 もしくは、契約書の中で能力の保証はいたしませんと謳うとか。 これは瑕疵となります。 0.2m/secが扉開口部のどの位置でも確保されてなければ保健所などから指導を受け喫煙所として使用できないとおもわれます。(確保できなかった例がないため) 性能保証はしなければなりません。 貴殿の質問の趣旨は瑕疵責任についてだけでしょうか? どうすれば解決できるかの質問はないようですね。 もし、解決方法を質問されるなら具体的な喫煙室の建築、設備内容をお知らせすること、そしてhiro17854様の助言へ回答されたほうが良いと思います。(風速が確保できないシステムでよく見られます) |
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