Page 3724 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 建築設備フォーラムへ ┃ 会議室に戻る ┃ INDEX ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼寒冷地(北海道)の外気導入 daiko 20/10/13(火) 14:43 ┣Re:寒冷地(北海道)の外気導入 LA 20/10/13(火) 16:10 ┃ ┗Re:寒冷地(北海道)の外気導入 daiko 20/10/13(火) 17:09 ┃ ┗Re:寒冷地(北海道)の外気導入 LA 20/10/13(火) 17:23 ┃ ┗Re:寒冷地(北海道)の外気導入 daiko 20/10/13(火) 17:28 ┗Re:寒冷地(北海道)の外気導入 おっちゃん 20/10/14(水) 9:28 ┗Re:寒冷地(北海道)の外気導入 daiko 20/10/14(水) 10:39 ─────────────────────────────────────── ■題名 : 寒冷地(北海道)の外気導入 ■名前 : daiko ■日付 : 20/10/13(火) 14:43 -------------------------------------------------------------------------
プラント施設の防凍対策について 寒冷地の設計は経験なしです。 北海道(-15℃地域)にて汚泥再生施設の設計をしています。 地下1階地上2階の建物で機械所室が主になります。 プラント機器、配管の凍結防止が目的で設定室内温度は5℃程度です。 寒冷地用のパッケージエアコン若しくは温水ボイラー+ファンコンベクターの採用を 考えています。 お聞きしたいのは換気時の外気導入です。 外気温が低いため外気処理が必要かと考えておりますが 寒冷地で室用途が機械室の場合、外気処理方法で一般的な方式を教えて下さい。 各室換気量の合計は5,000~7,000CMH程度です。 (外調機?ダクトヒーター?雪が多いので除湿+再熱もいる?などアドバイス下さい。) 教えて下さい。 宜しくお願い致します。 |
あくまでも私見とお考え下さい。 空気調和機に関して、外気処理する場合 外気取り入れダクトにダンパーを設け、 送風機運転と連動させてダンパーを開閉させる方式がよろしいでしょう。 その他、冷温水コイルに 凍結防止ヒーターを施工する事を検討し、 コイルの凍結防止対策を考慮する事も肝要かと思慮します。 凍結防止の考え方には色々ありますが、 設計段階の場合、凍結しない温度であれば機器類は損傷しない考え方で 0℃以下にしないようにする、最低減の電気ヒーター等の導入を検討する事も お考え下さい。商品名で言えばインターセントラルというメーカーの商品が 実績もあり、寒冷地施設では機器類の凍結予防対策として採用される事が多いです。 もし、水抜を考えない方法を選ぶとしたら、 流動させれば、凍らない理屈から、空気調和機運転停止時に ポンプを連動させて水を動かす措置を講じる場合もあります。 寒冷地用エアコンであれば、-25℃対応の商品もあります。 寒冷地にある発電所施設や、プラント施設でも導入実績があります。 多雪地域であれば、外部防雪フードの検討も必要です。 フードが大きくなった場合ですが、屋根からの雪により SUS製であっても、一冬の雪害で大規模に破損する事例もあります。 (高速道路の空調機械室等で雪害を良く知らない 関東の設計事務所が損害に伴い、叱責を受ける場合が多いです) その場合、建築側と協議して屋根を長めに張り出す等が必要ですし それに伴い、破風を補強して戴く等も必要になります。 |
LA 様 アドバイス有難う御座います。 冬場のRHが70%以上(雪の影響?)あるのですが外気導入時の再熱除湿回路を設けるのが一般的ですか? 機械室ですから夏場の冷房は不要のため冬場の凍結防止の温熱源のみと考えています。 しかし除湿のことを考えるとが冷熱源が必要? だとすると空冷直膨式? またデフロスト対策についても悩んでいます。 類似施設で一般的な外気導入方法をご存知であれば教えて下さい。 |
内部機器選定にもよると思慮します。 単純に雪の影響と言えども 温度がある一定まで下がる場合、あまり 考慮していない場合も多いです。 逆に湿雪が多い北東北の場合、 機器の動作条件に伴って湿度に伴う不具合を 考慮に入れる必要もあり、その都度 機器類のメーカーと設置条件を叩き台にして 設計を行います。 デフロスト対策につきましても 特注品として対応する機器メーカーが多いですので メーカーにお問い合わせして条件をクリア出来る商品を選定する事が 肝要かと思慮します。 |
LA 様 早々の返信ありがとうございます。 |
daikoさん、こんにちは。 DB:-15℃ RH:70%ですとXは0.00071㎏/㎏(DA)位です。 単純に室温を+5℃に上昇させると(Xはそのまま)RHは13~14%まで 下がりますので除湿は必要ないと思います。 ただ、室内が乾燥状態になるので静電気等による事故等が懸念される場合は 逆に加湿を見込む必要性が出てくると思います。 (汚泥施設なのでメタンガス等の発生が予想されるため) 普通の建物では機械室(ボイラ室)への外気導入は 特に外気処理を行っていないケース(生OA)が多いです。 プラント施設とのことですので動力は十分に確保できると思いますので、 ダクトヒーターですと33~45KW程度必要ですね! 外調機ですと、コイル温熱源に蒸気or温水またはダクトヒーター組込になるかと 思いますが、蒸気と温水の場合は当然外気補償回路を計装で取り入れないと コイルが凍結による破裂を一発で起こします。 配管についても電気のトレースヒーター(電気)がありますが 稼働状況の確認や故障時の対応等で煩雑さがあるため、維持管理が しっかり行われない施設ですと故障したら、そのままのケースが多いです。 熱源機器が常時稼働しているのであれば、 機器本体&煙道等からの発熱量が、どの程度見込めるのか? 取り入れた生OAの負荷を機械室内に設置する暖房機でカバーするのか? (機械室内をミキシングチャンバーと考えて) 温水利用の場合、不凍液(エチレングリコール系?)の利用は必要か? など考え方は多岐にわたりますが 相手方の予算と照らし合わせて検討してみてください。 |
おっちゃん様 アドバイスありがとうございます。 だいぶとイメージがつかめてきました。 助かりました。 |
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