Page 387 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 建築設備フォーラムへ ┃ 会議室に戻る ┃ INDEX ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼塩害地区の鋼材選定 魔理王 03/12/8(月) 16:20 ┣Re:塩害地区の鋼材選定 こてつ 03/12/10(水) 14:38 ┗Re:追記SUS304の腐食事例 こてつ 03/12/10(水) 20:56 ┗Re:追記SUS304の腐食事例 魔理王 03/12/12(金) 16:44 ─────────────────────────────────────── ■題名 : 塩害地区の鋼材選定 ■名前 : 魔理王 ■日付 : 03/12/8(月) 16:20 -------------------------------------------------------------------------
海岸近くの水族館(築20年程)のFRPパネル製高置水槽のボルトナット及び平架台がボロボロに錆びてしまい、漏水している為、入替を検討しております。 場所は直接風雨が当たる場所では無いのですが、塩害地区での使用といえると思います。 使用者はSUSボルトの使用を望まれるのですが、私は溶融亜鉛メッキ処理のボルトの方が塩害に強いイメージを持っております。 みなさんは塩害地域での鋼材選定はSUSとドブメッキとどちらを使用していますか? |
SUSは海岸からの砂(砂に蹉跌成分が入っている)の付着により、もらい錆びをおこす という現象があり、溶融亜鉛めっきを推奨しています。 顧客である某事業所内の海岸沿いの施設では溶融亜鉛めっき(亜鉛ドブ付け)をスタンダード仕様としています。 亜鉛の付着量ですが、国交省機械設備工事共通仕様書では2種35となっていますが、海浜地区であることを考慮し、ランクアップして2種50または55でよろしいかと思います。 (鋼材厚さにて2種35〜55で区分されています。詳細はJIS H 8641を御参照下さい) なお、SUS系鋼材ですが、プラントメーカーさんからSUS304よりSUS316が塩害に強いと いう話を聞いており、実績もあるようですが、弊社の建築設備設計ではまだSUS316は用いたことはありません。 |
前レスのもらい錆びの現象はSUS鋼材にSUS系塗料を塗った場合の事例でした。 SUS系塗料:スチールイット(CMCインターナショナル) 以前SUS304の腐食事例を経験したので、追記しておきます。 軟水器のドレン排水をSUS304製タンクに接続したところ、軟水器のろ材の再生に食塩を投入したことにより、食塩水がSUSタンクに入りひどい孔食をおこしたことがあります。(もちろん酸洗不動態化処理はおこなっています) SUS304は塩分には非常に弱いと思って下さい。 |
ありがとうございました。 参考にさせていただき、溶融亜鉛メッキ処理で提案しようと思います。 |
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