Page 3996 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 建築設備フォーラムへ ┃ 会議室に戻る ┃ INDEX ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼連結送水管のバイパス管について ケイエス 23/2/21(火) 13:51 ┗Re:連結送水管のバイパス管について ハーガス 23/4/10(月) 18:41 ┗Re:連結送水管のバイパス管について ケイエス 23/4/11(火) 8:27 ┗Re:連結送水管のバイパス管について ハーガス 23/4/11(火) 10:16 ┗Re:連結送水管のバイパス管について ケイエス 23/4/11(火) 11:59 ─────────────────────────────────────── ■題名 : 連結送水管のバイパス管について ■名前 : ケイエス ■日付 : 23/2/21(火) 13:51 -------------------------------------------------------------------------
水道工事業者です。連結送水管のバイパス管について質問です。初歩的な質問なのですがご教示いただけますと幸いです。 既築の1棟14階建て集合住宅で連送立管が3本あり、その立管は地下と屋上でバイパス接続されており、いわゆるループになっている現状です。湿式のシステムで、最高位の補給水槽から自動給水されています。 現在耐圧不可による連結送水管の更新を検討していますが、地下で接続されていれば、最高位の補給水槽から重力により常に立管には水が充填されるため屋上でのバイパスは必要ないと考えております。工事コストを考えても除外したいところです。 先日消防と相談したところ「水が充填されるならば屋上バイパスは不要」との回答でした。 そこで質問なのですが ①本件のような3本以上の立管のある湿式連結送水管では上記のように下だけでなく屋上でもバイパス接続するようなループ構造にしなければならない場合があるのでしょうか? ②補給水槽の位置が末端最高位の放水口よりも高ければ、立管には水が充填されると思うのですが、そうでない場合もあるのでしょうか? 以上2点になります。よろしくお願いいたします。 |
>地下で接続されていれば、最高位の補給水槽から重力により常に立管には水が充填されるため屋上でのバイパスは必要ないと考えております。 >消防と相談したところ「水が充填されるならば屋上バイパスは不要」との回答 (バイパスという表現は好ましくないです。 連結送水管のシステム上必要な配管なので横走り管としますね) 以上の条件から以下の①・②について回答します。 ① 必ずしも「上も下も横走り管を施工してループするような配管ルート」は必要ないです。 3本の立ち上がり管の内、上では1本の立ち上がり管だけ高架補給水槽に接続して他の2本は放水口でエンド(末端最高位) 下は横走り管で3本とも接続している事例は客先で良く見かけます。 いずれにせよ「消防隊がポンプ車を送水口に接続して任意の放水口から放水が出来るように施工」するのが前提となります。 ② 寒冷地で指定された消防行政単位(自治体単位ではないです)以外の連結送水管の配管は、原則「湿式」です。 なので配管は「常時充水」されていなくてはいけません。 上記①の、高架補給水槽に直接接続されていない2本の立ち上がり管も例外なく末端最高位の放水口バルブまで水が来ていることが重要になります。 ご希望の施工方法ならパスカルの原理でバルブまで水が来るはずなので問題はないかと思います。 参考になりましたでしょうか? |
ハーガス様 ご回答ありがとうございます。参考になります。 質問としては、立管を下だけでなく屋上でも横走り管で接続する実例があり、何故そうする必要があったのか?それはどんな場合か?ということがメインではあります。そこを消防に聞いても「水が出れば問題ない」との回答。最高位から補給されていればどう考えても末端放水口でも水は出るわけで、どうしてそうしたのかな?という素朴な疑問でした。 複数系統あろうが、屋上では横走りさせず、自治体によっては「地上10m以下で接続すること」という所もありますよね。 いずれにしましても「屋上横走りは通常は不要」ということで理解しました。 |
理由としては「配管を常時充水させておく」という条件を満たす為に、 最上部の放水口付近の配管内部の水が蒸発して空になっていることがままあり、 その部分を常時充水させるために屋上で配管を横走りさせたいという意図が当時の消防担当官にあったのかも知れません。 >自治体によっては「地上10m以下で接続すること」 そのような条項がある自治体は私自身存じていませんが、 消防設備は「消防法」「消防法施行令」「消防法施行規則」を基本に、各自治体において「火災予防条例」なるものを制定し、独自に「基本より厳しい規則」を設けている自治体はあります。 またその時の担当官の上司の方針によっても「消防指導」という形で話が変わってくる時もあります。 |
ご返信ありがとうございます。 引用させていただきますが >理由としては「配管を常時充水させておく」という条件を満たす為に、 最上部の放水口付近の配管内部の水が蒸発して空になっていることがままあり、 その部分を常時充水させるために屋上で配管を横走りさせたいという意図が当時の消防担当官にあったのかも知れません。 理由としては、納得できるようなできないような話ですね。明らかに最頂部で鳥居になってるとかであれば別ですが・・・。でもそれ位しか理由はなさそうですね。 いずれにしましても、ご親切に回答いただき有難うございます。 因みにですが 地盤より10m以下・・は福岡市とかのページを見ると掲載されていました。 圧送なので、下で相互接続してねということで、補助的な屋上つなぎを否定するものではないのかもしれませんが。 あとバイパスという表現は東京消防庁の連結送水管の技術基準でも使用されている言葉ですのでご容赦下さい。 |
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━