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 ▼寒冷地にEHPを採用する場合の対策  2年生 02/11/15(金) 20:51
   ┣Re:寒冷地にEHPを採用する場合の対策  masa 02/11/16(土) 4:19
   ┣Re:寒冷地にEHPを採用する場合の対策  tukimakuri 02/11/26(火) 12:40
   ┗Re:寒冷地にEHPを採用する場合の対策  おっちゃん 02/12/27(金) 8:15

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 ■題名 : 寒冷地にEHPを採用する場合の対策
 ■名前 : 2年生
 ■日付 : 02/11/15(金) 20:51
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   この業界に入って2年目のものです。ベテランの皆々様に教えていただきたいことがあります。ある物件で寒冷地(1月の日最低気温−5℃)にビルマルEHPを採用することになりました。

EHPはあまり寒さに強くないので、特にデフロスト運転時が心配です。そこで、以下のことについて少しばかりヒントをくださいましたら、ありがたいです。

@寒冷地専用(専用とまでいかなくても一般のものより寒冷地向き)のEHPの商品があるのかどうか?

A本体の性能以外において、寒冷地のための対策としては何があるか?

BAに付随しますが、室内機設置の補助ヒーターはデフロスト運転時に有効であるのか?(デフロスト運転時は室内機のファンを停止するので、補助ヒーターは無意味なのか)

@〜Bについてよろしくお願いします。
 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re:寒冷地にEHPを採用する場合の対策  ■名前 : masa  ■日付 : 02/11/16(土) 4:19  -------------------------------------------------------------------------
   1.寒冷地専用のEHPは標準品ではありませんが、メーカーが特殊仕様として制作しています。 具体的な改造項目としては室外機のファンコントロールです。
ただ、EHPの場合は極低温による低圧カットより、中低温域の室外機のデフロスト運転による稼働率低下の方が問題になります。 室外の湿球温度が充分に低ければ室外機に霜がつきませんので、圧縮機の低圧運転限界までは連続運転が可能です。 一般的なEHPの場合はほぼ5℃〜0℃の範囲が最もデフロスト運転の比率が上がります。−2℃以下の場合は空気中の水蒸気はほぼ氷結によって奪われていますのでデフロスト運転の比率は少なくなります。
2.EHPの本体性能以外の寒冷地対策は豪雪地帯の室外機の積雪対策があります。
 防雪フードについては現地のメーカー代理店が熟知しているはずですから、素直にアドバイスを受けた方がいいと思います。
3.室内機の補助ヒーターは消防法の規制から送風機停止時は動作しないので、デフロスト運転時に送風機運転できる改造を行って消防認定を取る必要があります。 メーカーに対応可能か問い合わせてください。
 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re:寒冷地にEHPを採用する場合の対策  ■名前 : tukimakuri  ■日付 : 02/11/26(火) 12:40  -------------------------------------------------------------------------
   こんにちは!
>@寒冷地専用(専用とまでいかなくても一般のものより寒冷地向き)のEHPの商品があるのかどうか?

日立の「寒さ知らず」はいかがですか?
お金に余裕があればサンヨーの温水利用HOTマルチ、後は冷媒加熱型の機種で
東芝などでも出していると思います。

>A本体の性能以外において、寒冷地のための対策としては何があるか?
>

基礎を高くする。
防雪フードをつける。
雪だまりを無いところにする。(切妻の屋根の下などで直接雪が積もらなくても落雪で加重がかかる)

参考になれば良いのですが。
 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re:寒冷地にEHPを採用する場合の対策  ■名前 : おっちゃん  ■日付 : 02/12/27(金) 8:15  -------------------------------------------------------------------------
   1月の最低気温が-5℃ということですが、実際に使用される時間帯の最低気温が何度なのか把握する必要性があるかと思います。一般に(北海道ですが)最低気温は朝の5〜7時頃の記録されます。実際に北海道でもヒートポンプ機を使用している所もあります。
ただ、来年は冷媒ガスもR407CからR410Aに段々と各メーカーがシフトするものと思われます。圧力がR407Cと比べ約25%高く、デフロストの間隔も長くなります。ただ今のところマルチタイプの発売はまだのようですが、同時運転タイプであれば東芝・サンヨーが発売しているはずです。2年生さんのいらっしゃる地域(最低気温-5℃)であれば日中は多分プラスの気温だと思います。R410Aの機種であれば、気温0℃前後でも80%以上の暖房能力が出るはずです。
あとは、各メーカーが高COP機種(R410A対応)の研究いかんでは-5℃前後でも100%出力が可能になると思います。多分ここ数年でGHP等からもシフトされてくると思いますよ。
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