Page 510 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 建築設備フォーラムへ ┃ 会議室に戻る ┃ INDEX ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼ステンレス配管 シルバー 04/3/19(金) 10:15 ┣Re:蒸気管にステンレス配管 こてつ 04/3/22(月) 14:31 ┃ ┗Re:蒸気管にステンレス配管 シルバー 04/3/24(水) 10:21 ┃ ┗Re:蒸気管にステンレス配管 こてつ 04/3/24(水) 12:07 ┃ ┗Re:蒸気管にステンレス配管 シルバー 04/3/24(水) 13:38 ┃ ┗Re:室内への蒸気直接噴霧 こてつ 04/3/24(水) 15:17 ┃ ┗Re:室内への蒸気直接噴霧 シルバー 04/3/24(水) 16:04 ┃ ┣Re:室内への蒸気直接噴霧 ラムロ 04/3/24(水) 18:22 ┃ ┃ ┗Re:室内への蒸気直接噴霧 シルバー 04/3/25(木) 13:44 ┃ ┃ ┗Re:室内への蒸気直接噴霧 ラムロ 04/3/27(土) 17:41 ┃ ┗Re:室内への蒸気直接噴霧 こてつ 04/3/24(水) 20:01 ┃ ┣Re:室内への蒸気直接噴霧 前世紀の空調技術者 04/3/25(木) 9:24 ┃ ┃ ┣Re:室内への蒸気直接噴霧 こてつ 04/3/25(木) 9:47 ┃ ┃ ┗Re:室内への蒸気直接噴霧 シルバー 04/3/25(木) 14:41 ┃ ┃ ┗Re:室内への蒸気直接噴霧 前世紀の空調技術者 04/3/25(木) 16:50 ┃ ┃ ┣Re:室内への蒸気直接噴霧 こてつ 04/3/25(木) 17:49 ┃ ┃ ┃ ┗Re:室内への蒸気直接噴霧 前世紀の空調技術者 04/3/25(木) 18:46 ┃ ┃ ┗Re:室内への蒸気直接噴霧 シルバー 04/4/1(木) 13:17 ┃ ┃ ┗Re:室内への蒸気直接噴霧 前世紀の空調技術者 04/4/1(木) 14:17 ┃ ┃ ┗Re:室内への蒸気直接噴霧 シルバー 04/4/7(水) 12:15 ┃ ┃ ┗Re:室内への蒸気直接噴霧 前世紀の空調技術者 04/4/7(水) 14:01 ┃ ┃ ┗Re:室内への蒸気直接噴霧 シルバー 04/4/7(水) 15:38 ┃ ┃ ┗Re:室内への蒸気直接噴霧 前世紀の空調技術者 04/4/7(水) 16:12 ┃ ┗Re:室内への蒸気直接噴霧 シルバー 04/3/25(木) 14:12 ┃ ┗Re:室内への蒸気直接噴霧 こてつ 04/3/25(木) 18:24 ┃ ┣Re:室内への蒸気直接噴霧 前世紀の空調技術者 04/3/25(木) 18:54 ┃ ┃ ┗Re:室内への蒸気直接噴霧 masa 04/3/26(金) 1:36 ┃ ┃ ┗Re:室内への蒸気直接噴霧 シルバー 04/4/1(木) 11:34 ┃ ┗Re:室内への蒸気直接噴霧 シルバー 04/4/1(木) 11:23 ┃ ┗Re:室内への蒸気直接噴霧 こてつ 04/4/1(木) 15:17 ┃ ┗Re:室内への蒸気直接噴霧 シルバー 04/4/7(水) 11:23 ┗Re:ステンレス配管で施工した経験あります ひろパパ 04/4/5(月) 14:02 ┣Re:ステンレス配管で施工した経験あります こてつ 04/4/6(火) 9:49 ┗Re:ステンレス配管で施工した経験あります シルバー 04/4/7(水) 11:43 ┗Re:蒸気配管にステンレス配管で施工した結果(つづき) ひろパパ 04/4/7(水) 12:57 ─────────────────────────────────────── ■題名 : ステンレス配管 ■名前 : シルバー ■日付 : 04/3/19(金) 10:15 -------------------------------------------------------------------------
屋外蒸気配管を黒ガス管を使用していましたが、今度ステンレス管を使用したいという要望がありました。条件はボイラー室から工場棟に至までの屋外配管部、呼び径40A〜65Aを高さ5メートル程度まで立ち上げ、配管支持サポ-トを利用し圧力0.8MPaの飽和蒸気を送気するものです。 通常どうり配管伸び率から伸縮継手をいれて、あとはねじ込み配管、ア−ク溶接ではなくティグ溶接で接続していけばうまくいくものなのでしょうか? ステンレス配管を使用し蒸気送気メイン配管を経験したことが無く困っています。 どなたか経験のある方、施工方法、トラブルの回避の仕方等教えて頂けませんでしょうか。宜しくお願いします。 |
蒸気管にステンレス管を採用した経験はありませんが、文献を見る限りでは適切に熱応力設計を行えば問題ないように思います。 また、管の肉厚については「蒸気・高温水システム 配管系の設計から施工まで 千葉孝男著 (財)省エネルギーセンター」に以下の記載があります。 t0=P・D0÷(200σ・X・η+2KP)+α t0:管肉厚(mm)、P:最高使用圧力(kgf/cm2G)、D0:管外径(mm)、σ:材料の引張強さ(kgf/cm2G) X:安全率 1/4、η:管の長手継手の効率(継ぎ目無し鋼管1、電気抵抗溶接管0.85、突合せ鍛接管0.65)、K:係数(炭素鋼、480℃以下のフェライト鋼,オーステナイト鋼で0.4)、α:腐れ代(鋼管で1mm、ステンレス鋼で0mm) なお、管は継ぎ目無し鋼管(シームレス管 SUS304TP-SHかTP-SC)が無難だと思います。 “蒸気管に”ということではないのですが、ステンレス管(スケジュール管)の溶接に対する一般的な注意事項をいくつかあげます。 ・溶接はTIGであれば問題ないと思います。 ・裏ガスシールは必ず行うようにして下さい。 ・溶接部の酸洗い不動体化処理に際し、酸洗液の成分を規定する。(濃すぎると孔食をおこす) ・開先監理もできれば行ったほうがよいと思います。 ・当然ですが、溶接士名簿提出による溶接士の監理(TIGの有資格者) ・万全を期するのであればPT検査(予算があえば)、判定基準はJIS 2級程度でよいと思いますが、予算的に厳しければ溶接外観検査を厳しく規定して品質を維持する。 なお、溶接外観検査ではクレーター及び割れ、融込不足、裏波のへこみ、アンダーカットは不可 ・SS材との溶接は異種金属溶接となるので不可、固定点はステーまでSUSでサポートとの固定はボルト締めとなる。 ・その他一般事項として、溶接棒はSUS専用、溶接棒は乾燥炉にて保管、溶接時の天候条件 思いつくのはこんなところです。なお、冒頭に記した通り蒸気管にステンレス管を採用した経験はないので、この場合の固有な問題点の有無については把握しておりません。 |
こてつ様ご丁寧に色々記帳くださり有難うございました。 なかなか私の周りに実際に施工した経験があるという話がなくこまっておりましたが、 ステンレス配管に変りその他の材質を使用してもいいという話がでてきました。 ステンレス管は湿気、塩分(海風等)により腐食が当然発生するものですがガス管よりは外部腐食に強いだろうという考えからこのステンレス管使用の話があったのですが、色々施工上難しい為なにか別の方法で外部腐食に対応したいと考えております。 亜鉛引き管、圧力鋼管(肉厚の厚いもの)を使用し管延命をはかる方法もあるかとは思うのですが何か、良い方法はないでしょうか? 通常黒ガス管に30ミリ保温筒の上に板金保温をしております。 |
配管はSTPGのシームレス管にしたほうが良いと思います。 電縫管は内部のシームに腐食事例が多いです。 黒ガス管は通常は電縫管です。 JIS規格では黒ガス管の鍛接鋼管「配管用炭素鋼鋼管(黒)-B」がありますが、普通はそこまで指定しないため市場性は不明です。 外部腐食に対してですが、通常のラッキング以外の方法となるとなかなか考え付きませんね。耐熱塗装をしてから保温するということくらいですか。 目視可能なので、ラッキンングが腐食して破れた場合は補修で対応してもらうしかないのではないかと思います。 |
早速のお返事有難うございました。 やはり配管の材質をかえ、塗装するのがベタ-なのですね。 なかなか難しいです。 とりあえずもう少し色々検討してみます。 また、話はぜんぜん違いますが、ひとつおわかりになりましたら教えていただきたいのですが、蒸気のことで、ある部屋の中(大気圧)に、蒸気をそのまま配管より開放して部屋の温度を上げたいと考えているのですが、その場合の蒸気量の算出のしかたが分かりません。 この部屋の温度上昇に必要なものは、蒸気のエンタルピなのか蒸気の飽和温度なのか? 6M3の部屋(放熱は無視) 室温10℃ から 50℃まで30分で上昇 蒸気圧力は7KG/CM2までなら供給可能であり減圧弁を入れそれより圧力を下げることも出来ます。 お恥ずかしいのですがもしよろしければ考え方教えて下さい。 |
蒸気の直接噴霧で室温上昇とはなかなか大胆ですね。 この場合、危険はないのでしょうか。蒸気噴霧時には人が立入ることはないのですね。 ちなみにコンベクターの圧力を0.5kg/cm2Gとしているのは、 万が一に噴出してもに人に危険がない圧力とするためです。 それはさておいて、この場合 蒸気は飽和蒸気なので、必要熱量は設定された圧力時の エンタルピだと思います。 |
>蒸気の直接噴霧で室温上昇とはなかなか大胆ですね。 >この場合、危険はないのでしょうか。蒸気噴霧時には人が立入ることはないのですね。 >ちなみにコンベクターの圧力を0.5kg/cm2Gとしているのは、 >万が一に噴出してもに人に危険がない圧力とするためです。 > >それはさておいて、この場合 蒸気は飽和蒸気なので、必要熱量は設定された圧力時の >エンタルピだと思います。 お返事ありがとうございます。 上記の(ちなみにコンベクタ−の圧力・・・・・・・)とありますが、すみません意味がわからないのですが教えて下さい。 又、蒸気エンタルピを利用しどのような計算式を利用し大気温度を上げるのでしょうか? 大気の温度1M3における1℃上昇させる為の熱量の算出方法がわかりません。 お忙しいとは思いますが何卒宜しくお願い致します。 |
>>蒸気の直接噴霧で室温上昇とはなかなか大胆ですね。 >>この場合、危険はないのでしょうか。蒸気噴霧時には人が立入ることはないのですね。 >>ちなみにコンベクターの圧力を0.5kg/cm2Gとしているのは、 >>万が一に噴出してもに人に危険がない圧力とするためです。 >> >>それはさておいて、この場合 蒸気は飽和蒸気なので、必要熱量は設定された圧力時の 蒸気圧力0.5Kg/cm3 状態で 蒸気潜熱 531.7Kcal(0.61Kw) >>エンタルピだと思います。 643.3Kcal(0.74Kw) > > >上記の(ちなみにコンベクタ−の圧力・・・・・・・)とありますが、すみません意味がわからないのですが教えて下さい。 一般的には居室内で使用する蒸気機器は蒸気圧力0.5Kg以下で使用します >又、蒸気エンタルピを利用しどのような計算式を利用し大気温度を上げるのでしょうか? >大気の温度1M3における1℃上昇させる為の熱量の算出方法がわかりません。 温度上昇計算=熱量Kcal÷(風量m3/min×60×0.24×1.2) 20℃>>>50℃に加熱するには約3200Kcal(3.7Kw)必要です 部屋の負荷計算が出来ませんが、概算で4KW(感)くらいかな Total 7.7kw相当の飽和蒸気を噴出せば温度に上昇すると思います 以上を元に計算すれば 7.7Kw÷0.61Kw=12.6Kgと成ると思います、久しぶりに直接吹出しの計算をしたので、間違っているか心配です、どなたか参考意見を取り入れてください。 |
>ラムロ様レス有難うございます。 私のレベルが低く下記の式が良くわからないのですが、 温度上昇計算=30 熱量=3200 風量=6m3/min 60=1時間 0.24=比熱 1.2=比重ということなのでしょうか? 又、概算で部屋の負荷計算4KWとありますがこれはどのようにもとめるのでしょうか? まったくわかっておらず申し訳有りません。ご指導くだされば幸いです。 >温度上昇計算=熱量Kcal÷(風量m3/min×60×0.24×1.2) >20℃>>>50℃に加熱するには約3200Kcal(3.7Kw)必要です >部屋の負荷計算が出来ませんが、概算で4KW(感)くらいかな >Total 7.7kw相当の飽和蒸気を噴出せば温度に上昇すると思います >以上を元に計算すれば 7.7Kw÷0.61Kw=12.6Kgと成ると思います、久しぶりに直接吹出しの計算をしたので、間違っているか心配です、どなたか参考意見を取り入れてください。 |
>>>部屋の負荷計算が出来ませんが、概算で4KW(感)くらいかな について連絡遅くなりました(ちょっとパソコントラブルで) 空調機器メーカー開発の簡易負荷計算ソフトを利用しました 大きい建屋内の小部屋 間仕切材質は 外 セッコウボード 天井も同等 中 グラスウール50t 内 SUS鋼鈑 床は コンクリート 換気は 3m3/h 安全率 10% 以上をもとに計算しました......が4Kw(3440Kcal/h)です 皆さんのご協力で出た蒸気量が15A配管でも余裕の量なので制御機器の選定が間違えなければ詳細な部分は安全率で逃げてはいかがですか。 |
コンベクターとは室内設置の蒸気放熱器で昔病院などにあったモコモコした形のものです。もう絶滅したのかな?若い人は知らないですかね。 算出式ですが、ラムロさんが書いたものでよいと思います。 但し、条件が10→50℃なのでΔtは40℃、上昇に要する時間は30分なので同様に計算すると必要熱量は8300kcalになります。 (室内の換気なし:気積の6m3のみ、また室内熱損失は除く) ここで還水はどうするのでしょうか? 還水を90℃で排出すると仮定すると必要蒸気量は以下です。 X=8300÷(蒸気のエンタルピ−還水のエンタルピ) 0.5kg蒸気(ゲージ圧)として各エンタルピを入れると =8300÷(643.3−90.0)=15kg/h となります。 |
>コンベクターとは室内設置の蒸気放熱器で昔病院などにあったモコモコした形のものです。もう絶滅したのかな? もこもこしたやつは ラジエーターです。家庭用のオイルヒーターがありますが、これと似たようなもので 輻射熱を当てにしたものです。 コンベクターは ファンコイルの ファンがないやつで 対流で加熱するものです。スキー場のほてるなんかによくあります。背の低いたいぷはローボーイなんていいます、よね? >ここで還水はどうするのでしょうか? 室内に蒸気を開放するので、全部室内に残ってしまいます。排水を考えないと。 10℃から50℃というのですから、産業用とおもいますが、室内の壁はびしょぬれになります。サウナでなく、スキー場のお風呂状態です。五里霧中ですね。こんな状態でいいんでしょうか。壁の熱損失や、熱容量(壁の温度を上げるための熱量)は無視してはいけません。これこそが、不具合(?)の原因になるからです。 どうやって、制御するのか知りませんが、温度計や湿度計は普通のものは使えません。 温度計はぬれてしまうので、出力される温度は乾球温度でなく、湿球温度みたいなもの になり、低めに表示されます。 また、蒸気放出の音が大変かとも思います。 熱量計算以前に、方式としてもっと検討しなければいけないとおもいます。 制御的には、加熱と加湿は分離した方がいいのでは? |
算出式の質問だったので引き続き回答したのですが、前世紀の空調技術者さんの言う通りです。 「還水」と書いた時点で壁の熱損失・熱容量を無視できないことは頭にあったのですが・・・ コンンベクター → ラジエーター 間違えました。失礼しました。 (シルバーさんへ) どういう状況なのか、もう少し詳しく書いてもらえればもっとつっこんだ回答が期待できると思います。 |
レス有難うございます。 色々ご心配頂き申し訳有りません。 還水は現状では回収しておりません。(排水溝から排出) 室内は温度、防水処理されておりますが放熱はかなりあると思います。 温度管理は室内取り付けの温度センサ−で弁の開閉をしております。 音はしますがそれほど問題になったことはいまのところありませんでしたが、音は小さいにこしたことはないはずです。 開放の時音を小さくする方法は何かあるのでしょうか? >>ここで還水はどうするのでしょうか? > > 室内に蒸気を開放するので、全部室内に残ってしまいます。排水を考えないと。 > 10℃から50℃というのですから、産業用とおもいますが、室内の壁はびしょぬれになります。サウナでなく、スキー場のお風呂状態です。五里霧中ですね。こんな状態でいいんでしょうか。壁の熱損失や、熱容量(壁の温度を上げるための熱量)は無視してはいけません。これこそが、不具合(?)の原因になるからです。 > どうやって、制御するのか知りませんが、温度計や湿度計は普通のものは使えません。 >温度計はぬれてしまうので、出力される温度は乾球温度でなく、湿球温度みたいなもの >になり、低めに表示されます。 > また、蒸気放出の音が大変かとも思います。 > 熱量計算以前に、方式としてもっと検討しなければいけないとおもいます。 >制御的には、加熱と加湿は分離した方がいいのでは? |
6m3の部屋が、もう出来ていて運転しているのですね。 室内に人がいるような環境でないので、音は問題ないでしょう。 先の蒸気量の計算は誤解があるような気がします。問題を整理しましょう。 加温前の状態:10℃100%(とします) エンタルピー 7.0kcal/kg 空気比重 1.2Kg/m3 飽和水蒸気量 7.7g/kg 加温後の状態:50℃100%(とします) エンタルピー 65.7kcal/kg 空気比重 1.0Kg/m3 飽和水蒸気量 86.7g/kg 全熱加熱量(6m3の空気に対して) 6×1.2×(65.7-7.0)=423kcal 必要蒸気量 423/540≒0.8Kg 540は蒸気潜熱(だいたい)kcal/kg 又、加湿に使われる蒸気は 6×1.2×(86.7-7.7)=568g→0.6Kg この蒸気分は液化しないので潜熱はカウントしない.0.5気圧の蒸気が110℃くらいから50℃になるので 顕熱がありますが、めんどうなので無視します. また、最初10℃の空気が50℃になって膨張するので、空気の比重が小さくなりますが 余裕側なので1.2としておきます。膨張した分は隙間から漏れ出します. それで、必要蒸気量は 0.8Kg+0.6kg=1.4kg これを30分で供給すればいいわけです。 ただし、前にも言いましたが、この蒸気量(熱量)では 室温はあがらないとおもいます. 壁や床、室内の臓物が冷えていることと、30分でこれらを加熱できるとは限らないためです.また温度が上がるにつれて壁などからの熱損失が増えるためです. |
前世紀の空調技術者様 ちょっと確認させて下さい。 エンタルピ差での熱容量の算出ですが、 (加温と加湿を分けるのではなく直接噴霧のみの場合:既設がそうなっているらしいので) 0.5kg蒸気(として)の熱水分比はu=597.5+0.44ts ts:蒸気温度110.7℃より u=646となりますが、10℃でのスタート点から熱水分比と平行に動く直線がすぐに飽和曲線に達してしまいます。 加温に際しては10℃、90%RH(位)→50℃、90%RH(位)に行くのに室内空気状態は 蒸気噴霧により飽和曲線上を凝縮しながら温度・湿度が上がっていきます。この場合エンタルピ差での熱容量の算出って成り立つのでしょうか。 とっても複雑な熱平衡の式を作らなければ解けないような気がしています。 |
>加温に際しては10℃、90%RH(位)→50℃、90%RH(位)に行くのに室内空気状態は >蒸気噴霧により飽和曲線上を凝縮しながら温度・湿度が上がっていきます。この場合エンタルピ差での熱容量の算出って成り立つのでしょうか。 > >とっても複雑な熱平衡の式を作らなければ解けないような気がしています。 すみません、正確にはお答えできません. しかし、熱的には前後の状態のエンタルピー差が加えるべき熱量であることは間違いないと思います。10℃の空気に蒸気を吹き込むと空気線図上で温度を上げながら、飽和線をつっきって、霧(過飽和)の状態で移動していくと思います.必要蒸気量が先にいんちき計算した量でいけるかどうかは自信ありません.この計算ではエンタルピー差で一気に加熱量を算出しましたが、40℃昇温の顕熱量(6×1.2×0.24×40=70kcal→0.13kg)と加湿量に 分けたほうが正確かも知れません. おっしゃる通り、初期の状態から蒸気を放出して50℃90〜100%のポイントに着地できるのかということについては もっと複雑な計算が必要かもしれません. |
>レス有難うございます。 お礼が遅くなり申し訳有りませんでした。 加温前の状態:10℃100%(とします) エンタルピー 7.0kcal/kg 空気比重 1.2Kg/m3 飽和水蒸気量 7.7g/kg エンタルピ−7kcal/kg(空気の持つ熱量?) 飽和水蒸気量7.7g/kg(空気の持つ水分?) このような意味でいいのでしょうか? 又、温度上昇=熱量÷(風量×60×0.24×1.2)の風量は6m3と教えていただいたのですが部屋の容積=風量と置き換える考えかたはおかしいのでしょうか? 又、話は違いますが配管口径の選定の際、蒸気流速(制限流速)と流量から口径が求まると思うのですが流量、口径から逆に流速を求めるとき口径が決まり流量のみ増加していくと流速はいくらでも上昇しその口径でいくらでも送気できることになりますが、口径または圧力による流速の限界(口径の限界流量)はどのように考えたらよいのでしょうか? これも理解できずにいます。宜しければ教えて頂ければ幸いです。 |
>エンタルピ−7kcal/kg(空気の持つ熱量?) >飽和水蒸気量7.7g/kg(空気の持つ水分?) >このような意味でいいのでしょうか? 正確には乾燥空気1kgあたりの数値ですが、それでいいです。 >又、温度上昇=熱量÷(風量×60×0.24×1.2)の風量は6m3と教えていただいたのですが部屋の容積=風量と置き換える考えかたはおかしいのでしょうか? 物理単位が違います。単位を明確にしておかないと、とんでもない計算間違いをしてしまうことがよくあります。 上の式では 温度上昇速度=熱量 ÷(送風量 × 60×0.24×1.2) ℃/h kcal/h m3/分 分/h・・・・ ですが、最初の質問は6m3の部屋を加熱するのであって、6m3/分の給気をするとは言っていませんね。この式では 6m3の部屋に給気でなく、蒸気を吹くわけですから、意味が違います。正しくは 温度上昇=熱量 ÷(空気(部屋)容積×0.24×1.2) ℃ kcal m3 空気比熱 比重 となります。この熱量を30分で供給するには、どうするか、ということですね。 >又、話は違いますが配管口径の選定の際、蒸気流速(制限流速)と流量から口径が求まると思うのですが流量、口径から逆に流速を求めるとき口径が決まり流量のみ増加していくと流速はいくらでも上昇しその口径でいくらでも送気できることになりますが、口径または圧力による流速の限界(口径の限界流量)はどのように考えたらよいのでしょうか? 算数の話と 工学の話を混同されているように思います。 実用的な制限値は、関連の本を読んでください。東京から大阪まで東名高速500kmを100km/hで走れば5時間、1000km/hなら 30分です。この算数、意味ありますか? |
レス有難うございました。 色々基礎的なことを質問し申し訳有りませんでした。 本等を見てるのですが理解できずつい聞いてしまいました。 > 温度上昇速度=熱量 ÷(送風量 × 60×0.24×1.2) > ℃/h kcal/h m3/分 分/h・・・・ > ですが、最初の質問は6m3の部屋を加熱するのであって、6m3/分の給気をするとは言っていませんね。この式では 6m3の部屋に給気でなく、蒸気を吹くわけですから、意味が違います。正しくは > 温度上昇=熱量 ÷(空気(部屋)容積×0.24×1.2) > ℃ kcal m3 空気比熱 比重 >となります。この熱量を30分で供給するには、どうするか、ということですね。 すみません最後に1つ教えて下さい。上記式から求まる熱量は時間の設定がないのですが 温度上昇=熱量÷(空気(部屋)容積×60×0.24×1.2)×2 でよいのでしょうか。 |
>>> 温度上昇=熱量 ÷(空気(部屋)容積×0.24×1.2) >> ℃ kcal m3 空気比熱 比重 >>となります。この熱量を30分で供給するには、どうするか、ということですね。 > >すみません最後に1つ教えて下さい。上記式から求まる熱量は時間の設定がないのですが 温度上昇=熱量÷(空気(部屋)容積×60×0.24×1.2)×2・・(A) >でよいのでしょうか。 最初の質問から 中身が変わっているのかいないのか わけがわからなくなってしまいました。 計算式を作るとき 左辺が知りたいこと(計算結果)、右辺が決まっている条件です。 30分で必要な供給熱量を求めるのなら、 熱量/30分=温度上昇/30分×(空気(部屋)容積×0.24×1.2) です。1時間あたりの熱量kcal/hは この2倍ですね。 上の式(A)は6m3/分の給気をするという意味になります。 6m3の部屋を50℃に加熱するためには 、熱ロスや混合がないとすれば 30分かけて50℃6m3の給気(12m3/h)でいいわけです、極論ですが。 余計ですが、この式は湿度が考慮されていません。悪しからず。 |
最後といいながらすみません。 30分で40℃上昇させるとき必要な熱量これが知りたいことです。 有難うございました。 熱量=温度上昇×(部屋容積×0.24×1.2) kcal ℃ m3 69.12kcal=40℃×(6m3×0.24×1.2) 何故これが30分での熱量なのでしょうか。この式は1時間で必要な熱量がもとめられているのでしょうか。それとも下記の式は40℃を30分で割って求める? 2.3kcal=40℃÷30分×(6m3×0.24×1.2) 熱量(1時間で必要)=温度上昇×(部屋容積×60分×0.24×1.2) 熱量(1時間で必要)×2=熱量(30分で必要熱量) この式は、60分は、どこにいったのでしょうか。 > 熱量/30分=温度上昇/30分×(空気(部屋)容積×0.24×1.2) > です。1時間あたりの熱量kcal/hは この2倍ですね。 |
>熱量=温度上昇×(部屋容積×0.24×1.2) >kcal ℃ m3 > 69.12kcal=40℃×(6m3×0.24×1.2)−−(A) >何故これが30分での熱量なのでしょうか。この式は1時間で必要な熱量がもとめられているのでしょうか。それとも下記の式は40℃を30分で割って求める? > 2.3kcal=40℃÷30分×(6m3×0.24×1.2)−−(B) 算数でなく、物理の話をしましょう。 式(A)は時間は関係ありません。たとえて言えば 距離です。 式(B)はkcal/分 とすべきで単位が違います。 これは速度に対応します。 30分で69kcalの熱供給が必要なら 69kcal÷30分=2.3kcal/分 69kcal÷0.5h=138kcal/h で、同じ意味です。 もうこの話、やめませんか。 どこにレスがついたのか 探すの大変。 |
こてつ様レス有難うございます。 算出式が良く理解できず何故8300kcalになるのかが申し訳ないのですがわからない状況です。 現状はボイラ-から配管を使用し直接加熱室(大気圧)に送気しております。 その際ドレン等は回収しておらず室内排水溝から排出しております。 当然放熱についても無視し考えるのは考え方としておかしいと思いますがそれ以前の気体1m3における1℃/時間 上昇に必要な熱量の求め方からわからずご相談させて頂きました。変な質問し、申し訳ありません。 >算出式ですが、ラムロさんが書いたものでよいと思います。 >但し、条件が10→50℃なのでΔtは40℃、上昇に要する時間は30分なので同様に計算すると必要熱量は8300kcalになります。 >(室内の換気なし:気積の6m3のみ、また室内熱損失は除く) > >ここで還水はどうするのでしょうか? > >還水を90℃で排出すると仮定すると必要蒸気量は以下です。 > >X=8300÷(蒸気のエンタルピ−還水のエンタルピ) > 0.5kg蒸気(ゲージ圧)として各エンタルピを入れると > =8300÷(643.3−90.0)=15kg/h >となります。 |
2564)にも書きましたがこの問題の解はもっと複雑です。 とりあえず先の8300kcalは以下のように出しました。 温度上昇計算=熱量Kcal÷(風量m3/min×60×0.24×1.2)→ラムロさんのレスより 温度上昇値:40℃、風量:6m3として変形・代入すると 熱量=40×6×60分×0.24×1.2=4147 これは1時間当りの熱量なので30分で昇温するにはその倍として 4147×2=8294 → 8300kcal/hとなります。 追伸 「当会議室の利用時のルール」をよくお読みになって、返信する際は(最低限必要な引用部分のみは残してもよいですが)原則として元発言は削除しましょう。 |
> >とりあえず先の8300kcalは以下のように出しました。 > >温度上昇計算=熱量Kcal÷(風量m3/min×60×0.24×1.2)→ラムロさんのレスより > >温度上昇値:40℃、風量:6m3として変形・代入すると >熱量=40×6×60分×0.24×1.2=4147 > 6m3は部屋の容積であって、送風量ではないですよね、シルバーさん。 |
4147kcal/h÷60≒69.1kcal/hですね。 30分で昇温なので、69.1×2=138.2kcal/h Q=6m3×1.2×0.24×40K÷(30÷60)=138.24kcal/hでも同様です。 |
masa様レス有難うございました。 お礼が遅くなりすみませんでした。 |
こてつ様大変失礼致しました。以後気を付けます。 又、算出式有難うございました。 これらのことから室温上昇には蒸気圧(潜熱が多い)が低いほうが有利であり飽和温度はあまり影響しないと考えてよろしいのでしょうか? お礼が遅くなり申し訳有りませんでした。 |
前世紀の空調技術者さんへの質問の残り >口径または圧力による流速の限界(口径の限界流量)はどのように考えたらよいのでしょうか? 最近、過去ログ(設計のはなし2306関連)に記載したので御参照下さい。 小生(こてつ)への質問 >室温上昇には蒸気圧(潜熱が多い)が低いほうが有利であり飽和温度はあまり影響しないと考えてよろしいのでしょうか? 有利とは蒸気供給量が少なくてすむという意味で言っているのでしょうか? この場合、室内噴出しなので蒸気圧力が変化しても還水圧力はいずれも大気圧です。蒸気圧(潜熱が多い)が低いほうが有利ということではないと思います。 飽和温度が高い(圧力が高い)ほうがエンタルピは大きいので蒸気供給量は少ないと思います。 必要蒸気量はレス2557)にも書いたとおりX=8300÷(蒸気のエンタルピ−還水のエンタルピ)で示されますが、このケースでは還水温度を決定するのが室内熱損失との非定常熱平衡計算となるため難しいのです。 また、空気線図上の飽和曲線を超えて蒸気を噴出すことから蒸気が霧状になった状態で室内空気を加温しながら伝熱します。そのため熱水→空気の熱伝播も加わり、厳密には通常の蒸気の設計計算には乗らないケースです。 計算は、ラムロさんも言う通り、口径・流量もさほど大きくないため、蒸気流量はエンタルピ差の式で条件を最大値で仮定して、安全率を加味してやってみて下さい。 (補足) なんでもかんでも質問するのはあまり好ましいことではありません。前世紀の空調技術者さんが言っている通り、関連の本を読んだりネットで情報収集するなどしてある程度理解を深めてからからまた質問して下さい。 |
>こてつ様レスのお礼が遅くなり申し訳有りませんでした。 下記の質問はあるボイラ-の取り出し口の口径が32Aで実際蒸発量840kg/h最高圧10kg/cm2でありその時の蒸気流速は取り出し口ではどの位の速度であるのかがわからなく質問したしだいです。この場合流量、管内径、蒸気比重量、等から流速を求めると100m/s以上になる為本当に出口付近の速度はこのように求めてよいのかわかりませんでした。この場合制限流速よりかなりオ−バ−しているし、流量はこれだけの量が取り出せるのかという疑問がありました。 >>口径または圧力による流速の限界(口径の限界流量)はどのように考えたらよいのでしょう もっと自分で本等を見た際、その内容が理解できるようにしたいと思います。 色々ご相談にのっていただき有難うございました。 |
ごめんなさい。話題を材質に戻すようで・・・ 実は某病院の蒸気配管(往・還)材質にステンレス管を使用した ことがありまして、慌ててレス致します。 内容は以下の通りです。 1.配管材質→ SUS304TP Sch40S 2.配管施工方法→ 工場加工品+現場TIG溶接+ネジ込接続 3.1次側圧力→ 0.75Mpa(二次側0.5〜0.25Mpa迄減圧) 4.異種金属との接続方法→絶縁ボルト+ナット+パッキン 5.通常のフランジ接続パッキン材質→ボルテックス型 6.バルブ→SUS製 以上で施工しました。(竣工は1999年) 結果、現在も無償にて修理・交換しております。 追加原価で350万程度納めさせていただきました。 結果は、 1.ステンレス管の材質(熱膨張量)を舐めていたので溶接部より漏れ発生。 →要所にクッションを取った。 2.ネジ込接続部より最初に漏れが発生する。→接続部で逃げの効く部分から漏れる。 漏れたネジ込部分のみを溶接にて修理すると次ぎから次へとネジ込接続から 漏れていく・・・イタチの追いかけっこ状態になる。 3.絶縁フランジ接続部より漏れが発生する→絶縁ボルトのコーティング部が剥離する ので、結果緩みが生じて漏れてしまう。 4.SUSバルブのグランド部より漏れが発生する。→耐熱温度の確認要。 ※安全弁やスチームトラップも一般的には異種金属接続になるので上記同様 の状態になることの覚悟がいると思います。 5.ネジ込部にはあらゆる種類のシール材を使用して漏れ対処したが駄目でした。 溶接修理以外は是正されませんでした。 最後に、知識の豊富な方からして見れば、私の取った施工方法が甘いと言われ そうですが、それほど致命的に間違ったことはしていないと思っております。 これだけは肝に銘じておいて下さい。 SUS配管を蒸気管(特に往管)に使用するときは、きっと大丈夫であろう 曖昧な方法では、必ず後々尾を引く結果になります。 PS(本音)・・・お勧めできません |
貴重な経験談を聞かせていただいてありがとうございます。 >3.絶縁フランジ接続部より漏れが発生する→絶縁ボルトのコーティング部が剥離する > ので、結果緩みが生じて漏れてしまう。 についてですが、絶縁ボルトの耐熱について調べたところ以下の製品がありました。 高温用AC絶縁ボルト http://www.mmjp.or.jp/K-Kimura/insulationbolt.htm |
ひろババ様詳細に経験談を教えて頂き本当に有難うございます。 ステンレス配管が難しいというのがあらためて実感させられました。 やはりねじ込み配管では通用しない所があるようですね。 配管口径はどれくらいのものをご使用になったのでしょう? 又ネジ部よりの漏れの原因は・・宜しければお聞かせ下さい。 |
この建物で使用した主管口径は50Aです。 (余り太くはありません) ネジ込接続を行なった口径は20〜25A部分で 何れも機器接続付近です。 ネジ込接続部が漏れやすい原因・・・ 実は決定的な原因を特定できておりません。 可能性としては、蒸気を使用している時と使用していない 時の温度差がありすぎるので(配管のネジ部が伸縮したり 膨張したりしているうちに→なにせSUSですから)ネジ山 に損傷若しくはズレが生じたからではと思っております。 この場をかりて、こてつ様 高耐熱絶縁ボルト情報有難う 御座いました。 |
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