Page 646 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 建築設備フォーラムへ ┃ 会議室に戻る ┃ INDEX ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼雨樋の流れ易さの検証方法について Furu 04/8/11(水) 20:29 ┣Re:雨樋の流れ易さの検証方法について うなぎいぬ 04/8/11(水) 23:24 ┃ ┗Re:雨樋の流れ易さの検証方法について Furu 04/8/12(木) 17:16 ┣Re:雨樋の流れ易さの検証方法について thor 04/8/12(木) 11:56 ┃ ┗Re:雨樋の流れ易さの検証方法について Furu 04/8/12(木) 17:11 ┃ ┗Re:雨樋の流れ易さの検証方法について thor 04/8/12(木) 19:08 ┃ ┗Re:雨樋の流れ易さの検証方法について Furu 04/8/12(木) 19:18 ┗Re:雨樋の流れ易さの検証方法について なかしん 04/8/12(木) 16:33 ┗Re:雨樋の流れ易さの検証方法について Furu 04/8/12(木) 17:21 ┣Re:雨樋の流れ易さの検証方法について stein 04/8/12(木) 20:50 ┗Re:雨樋の流れ易さの検証方法について thor 04/8/23(月) 10:40 ┗Re:雨樋の流れ易さの検証方法について Furu 04/8/24(火) 17:07 ─────────────────────────────────────── ■題名 : 雨樋の流れ易さの検証方法について ■名前 : Furu ■日付 : 04/8/11(水) 20:29 -------------------------------------------------------------------------
最近の豪雨で、雨樋と屋根の接続部分に漏水がありました。 昨年の豪雨でも漏水したため、立管を2倍に増設したにもかかわらず、 また漏水してしまいました。 横樋、立樋のサイズ、本数は、 昨年の増設前でも計算上、余裕があったとのことです。 今回、雨樋の断面を2倍にしようとの計画がありますが、 どうも納得がいきません。 現在、250㎡の相当屋根面積に対し、125φの立管が5本あり、 10m立ち下がって200φ3本の横引管に接続しています。 それぞれ30mほど横引いて排水桝です。 ここで問題なのは、横引き管にほとんど勾配が無いこと、 排水桝は調整池の中にあり、降雨時は水没していることです。 皆さんにお聞きしたいのですが、 このような場合には、やはり排水障害が起きるのでしょうか? その排水障害は、屋根面付近の漏水に影響するのでしょうか? また、排水の開放端が水没している場合の排水障害に関する文献や 報告書をご存知の方がいらっしゃいましたら、 お手数ですが教えてください。 拙い文章で申し訳ありませんが、よろしくお願いします。 |
んーと、ひとつ解らないのは排水桝(水没しているやつね)までの配管状況。 それによっては問題ありありな気がするなぁ。 #で、屋根の状況としては"セパ"の"内トヨ"でいいんでしょうか?(と想像してしまいました) |
>#で、屋根の状況としては"セパ"の"内トヨ"でいいんでしょうか? ごめんなさい。建築の人が夏休みなので、 回答は1週間ほど待って下さい |
立管から横引管の接続部の枡も水没してますか? 立管5本から横引管3本なら桝があると思いますが。 漏水の原因が樋から溢れた水であるなら、樋から配管の最初の開放端(桝)までの配管損失が高低差によるエネルギより大きいということになると思います。 あと、当初計算時の想定雨量(おそらく100mm/hで計算して余裕を見ていたと思いますが)と実際の降雨量の比較はどうですか? |
降りてきた立管を一部集合して、ピット内を横引きし第1桝に接続しています。 従いまして、立管と横引管の間には桝はありません。 また、降雨強度ですが 設計当初は10分降雨量で34mm/10minで見ていたようです。 それに対し漏水時の降雨量は34mm/H、15mm/10min(近所のアメダスデータ)でした。 もし、お気づきの点があれば、また情報お願い致します。 |
建物の立地条件は如何ですか。 山の中でしょうか、それとも街中でしょうか?近くに公園(緑地)はありませんか? 枯葉等が横引管内に堆積して管路を塞いでいる可能性は考えられませんか? ピット内なら配管の不陸は除外しても良いかな。 |
立地場所は郊外で近くに林はありますが、 ルーフドレンには金網を設けており異物の混入は認められませんでした。 またルーフドレン(金網)の詰りも無かったと思います。 |
>最近の豪雨で、雨樋と屋根の接続部分に漏水がありました。 >昨年の豪雨でも漏水したため、立管を2倍に増設したにもかかわらず、 >また漏水してしまいました。 雨樋と屋根の接合部に漏水があるとありますが、軒樋があふれている と解釈してよいのでしょうね。 縦樋と軒樋には排水量の関係式があり、排水量を多くするには、軒樋の深さ を深くするか、のみ込み口径(縦樋口径)を大きくします。 250m2の屋根とありますが、陸屋根、切妻、寄棟、片流れと屋根形状によって 受け持ちエリアにが異なりますね。バランスが悪く部分的に集中していませんか? 参考になるHPがありましたので、計算してみたらいかがでしょうか? http://i-front.sekisui.co.jp/kenzai/html/amatoi_04gijutsu/j-11/index.html |
情報ありがとうございます。試算してみます。 |
なかしんさんのレスは、的確な解説・情報提供だと思います。 目の前で起きた現象を、始めから難しい複雑な込み入ったものと考えず、基本的なことから論理的に解明していくスタイルが現実的であり、効率的だと思います。 さて 水平雨といの流れについて補足させていただきます。 水平雨といの水位は、小雨のときは低く、大雨のときは高いですね。どうしてですか?。 水平雨とい内の水量収支を考えましょう。定常状態を考えると、雨量と水平雨といからの排水量は等しいはずです。大雨の場合、水平雨といは、水位を上げて排水量をアップしています。これはトリチェーリの法則で説明できますね。ベルヌーイの定理の応用と考えてもOKです。 したがって、なかしんさんのレスにあるように、雨といを深くしてやれば最大排水能力がアップし、あふれを防止できます。美観を気にしなければ、水平雨といに傾斜をつけることも同じ理由で有効になります。 立て管は、すべてが水位ですから、極端に管径が小さくない限り、水平雨といに比べて、大きな排水能力を持っています。また、立て管の先に大きな抵抗がない場合は、雨水は管内を充満せず猛スピードで落ちているでしょう。 したがって、普通は、水平雨といが律速になる可能性が大きいと思います。 |
計算結果はどうでしたか? 原因は解りましたか? |
>計算結果はどうでしたか? >原因は解りましたか? 申し訳有りません。 皆様にいろいろな解決策を示していただきながら、 所用に終われ進展していません。 現在、雨樋を広げるという提案に対し、期待される効果の根拠が希薄なため、 建設会社の研究所に報告書の作成を依頼しています。 報告書の結果が出て、それに納得した時点で、 皆様にご報告したいと思います。 もうしばらくお待ちください。 |
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