Page 695 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 建築設備フォーラムへ ┃ 会議室に戻る ┃ INDEX ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼ターボ冷凍機(空調機)出入口温度差 ポンタ 04/10/4(月) 16:43 ┗Re:ターボ冷凍機(空調機)出入口温度差 ぶたマン 04/10/4(月) 20:19 ┗Re:ターボ冷凍機(空調機)出入口温度差 ポンタ 04/10/4(月) 20:36 ┣Re:ターボ冷凍機(空調機)出入口温度差 鬼軍曹 04/10/4(月) 21:10 ┣Re:ターボ冷凍機(空調機)出入口温度差 ぶたマン 04/10/4(月) 21:28 ┃ ┗Re:ターボ冷凍機(空調機)出入口温度差 ポンタ 04/10/5(火) 10:18 ┃ ┗Re:ターボ冷凍機(空調機)出入口温度差 どらちゃん 04/10/6(水) 9:56 ┗よこレスで失礼します シリュー 04/10/5(火) 7:19 ┗Re:よこレスで失礼します ぶたマン 04/10/5(火) 11:56 ┗Re:よこレスで失礼します シリュー 04/10/6(水) 18:03 ─────────────────────────────────────── ■題名 : ターボ冷凍機(空調機)出入口温度差 ■名前 : ポンタ ■日付 : 04/10/4(月) 16:43 -------------------------------------------------------------------------
現在運転中のターボ冷凍機ですが、 冷水の出入口温度差は設計値では10℃差(7→17℃) となっておりますが、実際には戻りが14℃ぐらいにしかなりません。 いくつかある空調機からPickUpして冷水温度等実測してみましたが、 どのような原因が考えられるのでしょうか? SA:59,000m3/h RA:31,000m3/h OA:28,000m3/h INV周波数:60Hz 冷却能力:538,100kcal/h 加熱能力:236,500kcal/h 冷水入口温度:8℃ 冷水出口温度:14℃ 冷水二方弁開度:100% 室内温湿度条件:25.0℃、40%RH 外気温湿度条件:30.5℃、60%RH ご教示の程、よろしくお願い致します。 |
どの値が設計値で、どの値が設計値なのか読よみとれませんので、その辺は明確にしておいたほうが良いかと・・・。 温度差が取れないのは、 ・流量が多い。 ・2方弁制御がうまくいっていない。 ・能力がでていない。(コイル劣化?) こんな感じでしょうから、何が設計値で何が測定値なのかで大体検討つくのでは。 冷凍機は7〜8℃で供給できているので、問題無しとかんがえて良いのですか? 流量の測定は、有効かと思います。 ところで、何が今のところ一番の問題点なのですか?冷えていないんでしょうか? |
お返事ありがとうございます。 書き方が不十分でした。 冷水入口温度:8℃ 冷水出口温度:14℃ 冷水二方弁開度:100% 外気温湿度条件:30.5℃、60%RH 上記が実測値でそれ以外は設計値になります。 やっぱり流量過多なのでしょうか。 でも、それなら二方弁が閉まってくるのではないでしょうか? やはり二方弁がうまく作動していないのでしょうか? 現状でも二次側に不具合はないのですが 冷凍機の運転が省エネに反するため 設計値の10℃差を取りたいというのが目的です。 |
>お返事ありがとうございます。 >書き方が不十分でした。 > > 冷水入口温度:8℃ > 冷水出口温度:14℃ > 冷水二方弁開度:100% > 外気温湿度条件:30.5℃、60%RH > >上記が実測値でそれ以外は設計値になります。 > >やっぱり流量過多なのでしょうか。 >でも、それなら二方弁が閉まってくるのではないでしょうか? >やはり二方弁がうまく作動していないのでしょうか? >現状でも二次側に不具合はないのですが >冷凍機の運転が省エネに反するため >設計値の10℃差を取りたいというのが目的です。 ・・空調機が何台あるのか判りませんが、10℃差付けようと思うと 結構シビアに、コイルの列数を計算しておかないと無理かも・・・ コイルメーカ(空調機メーカ)は、余裕見ますから・・・ 後は、制御ですね。 PIDの調整を再度見直しては如何でしょう。 又、熱源側にバイパス制御は有りませんか? 空調機側が二方弁制御ならば、熱源側で圧力調整の為、バイパスが在ると 思いますが、もしくは末端圧制御で、管末に調整弁があるとか・・・ 還管に往管の水が流れ込む要因は有りませんか? (7℃差つけば 良いと思いますが・・・実際のところ・・・・) |
さっそくどうもです。 二次側に不具合が無いとのことですが、条件25℃40%って結構低いですよね。設定がそれでも実際は26℃55%くらいとなっていれば、特にクレームが無いけど空調機の能力としてはいっぱいいっぱいなので二方弁開きっぱなしということも考えられます。室内測定もやってみてはどうでしょう。 ・・で、流量を測定することによって、空調機の能力が設計時どおりでているかが検証でき、流量が過大でないかも分かるし、2方弁に問題ないかも分かるのではないかな、って思います。ただ、流量測定って、瞬間計がついてなかったら面倒ですけどね・・・。 さらに省エネに関しては、大温度差熱源の場合、2次側ポンプを設置したりして、小水量+台数制御→動力の省エネ、というパターンが一般的では。 冷凍機を大温度差にすることでCOPがあがる訳では無いと思うのですが・・・。 ざっとこんな感じで考えますがどうでしょう? |
皆さん、レスありがとうございます。 また言葉が足りなかったみたいですね(^_^;A (蓄熱槽あり) 冷凍機出口温度:7℃(設計値)、7℃(実測値) 冷凍機入口温度:17℃(設計値)、14℃(実測値) 空調機入口温度:7℃(設計値)、8℃(実測値) 空調機出口温度:17℃(設計値)、14℃(実測値) 室内温湿度:25℃45%(設計値)、25℃40%(設定値)、25.3℃40.8%(実測値) 空調機入口空気温度:27.5℃(実測値) C/C出口空気温度:7℃(実測値) H/C出口空気温度:10℃(実測値) もともと設計値は10℃差ですが、 実際は7℃差しかついていないため、 その要因を取り除き10℃差にすることによって 効率よく運転させようというのが狙いです。 バイパスは全て人為的に閉になっていました。 |
> SA:59,000m3/h > 冷却能力:538,100kcal/h > 外気温湿度条件:30.5℃、60%RH > 室内温湿度:25.3℃40.8%(実測値) > 空調機入口空気温度:27.5℃(実測値) > 冷水入口温度:8℃ > C/C出口空気温度:7℃(実測値)←? 冷水入口温度より出口空気温度が低いのは?ですが、そこは測定誤差として、これだと、現状、空調機は約584,000kcal/hの能力が出ている事になりますね。 ただし、送風量が59,000m3/hならではの話で、二方弁が全開であるということですから、送風量が少ないのではないでしょうか。 冷水の温度差がつかないのは、冷水流量が多い,送風量が少ない,負荷が少ないのいずれかでしょうが、負荷が少なければ二方弁は絞ってくるでしょうし、冷水量が多くて能力が出ない事はありませんから、空調機能力>負荷であるならば、こちらも二方弁が絞ってくることになります。 送風量が少ない場合は、吹出空気温度は限りなく冷水温度に近くなりますが、能力は出なくなりますので、結果的に温度差は付かなくなります。 どうも、この線が一番怪しいように思います。 冷水量が設計値を満足しているとすれば、冷水温度差が10℃付くところ6℃しか付いていないのですから、60%の能力しか出ていないことになります。 しかし、二次側(空調対象室?)に問題がないという事ですので、この60%の能力で実際の負荷とバランスしているのではないでしょうか。 この状態で冷水流量を絞ると、空調機能力<負荷となる恐れもあります。 実際は、送風量が少ない+冷水量過多の複合技かもしれませんが。 空調対象に定常的な負荷があるのかどうかはわかりませんが、負荷が少なくなれば当然冷水温度差も少なくなります。 普通はそれでOKなのですが、どうにでも冷水温度差を10℃付けて運転したいという事であれば、冷水温度による変流量制御(ポンプ・インバータなど)を採用すれば良いと思います。二方弁制御ですので、配管内圧力による変流量制御でも同じですが温度にこだわればやはり冷水温度を見るべきでしょう。 しかし、空調機側はそれでよいとして、冷凍機側で変流量というのは、あまりやりたくない事です。というより、1基の冷凍機に対しては定流量とし冷凍機に容量制御はお任せし、複数台設置した上で負荷に応じて台数制御を行うのが、普通の省エネの発想ではないかと思います。 冷凍機メーカーも変流量を想定した制御回路を組んでいないでしょうから、あまり快い返事は返って来ないと思います。 |
よこレスで失礼します。シリューと申します。 25℃、40%RHの室内条件という事は、空調機吹出し露点は16.7℃WB近辺となり、これを空調機入口温度8℃の冷水で実現しようとすると、現状の様に、二方弁全開・出口温度14℃となるのは、しごく当然の事とお見受けします。 上記露点の為、冷水出入口温度差10℃、出口温度17℃というのは、難しいのでは? また、他の方の意見にもありましたが、空調機は出入口温度差10℃で作られたものでしょうか。であったにしても、ターボ冷凍機が通常仕様であれば、冷凍機出入口温度差は5℃で設計されていると思いますので、冷凍機を10℃差運転にしようとすると、強引に流量を絞る事になり、保護回路(断水リレー、低圧カット)が作動する危険があります。また、出入口5℃差で、蒸発コイルの熱交換率や濡れ効率を設計しているはずなので、冷凍機と空調機は循環系統を分けて、純粋に空調機の大温度差制御による搬送動力(ポンプ)の低減を狙ってはいかがでしょうか。 |
シリューさんこんにちは。 >25℃、40%RHの室内条件という事は、空調機吹出し露点は16.7℃WB近辺となり、これを空調機入口温度8℃の冷水で実現しようとすると、現状の様に、二方弁全開・出口温度14℃となるのは、しごく当然の事とお見受けします。 >上記露点の為、冷水出入口温度差10℃、出口温度17℃というのは、難しいのでは? 私、シリューさんの書き込みを見て、はっとし、空気線図をひっぱり強いてはコイル計算を久々にやってみました。結論としては、7℃〜8℃冷水であれば11〜12℃吹出空気とすれば冷水10℃差可能であり、恐らく12列か14列のコイルでないかと推測します。露点16.7℃は室内条件ですね。空調機入口空気は27〜28℃DBくらいでしょう。ですので、空調機は大温度差対応になっているとは思います。 >また、他の方の意見にもありましたが、空調機は出入口温度差10℃で作られたものでしょうか。であったにしても、ターボ冷凍機が通常仕様であれば、冷凍機出入口温度差は5℃で設計されていると思いますので、冷凍機を10℃差運転にしようとすると、強引に流量を絞る事になり、保護回路(断水リレー、低圧カット)が作動する危険があります。また、出入口5℃差で、蒸発コイルの熱交換率や濡れ効率を設計しているはずなので、冷凍機と空調機は循環系統を分けて、純粋に空調機の大温度差制御による搬送動力(ポンプ)の低減を狙ってはいかがでしょうか。 同意です。ポンタさんのレスに蓄熱槽ありとありますので、蓄熱利用温度差が10℃ではないかと普通なら思うのですが、大温度差ターボってあるのでしょうか?チラーとか吸収式で7℃差くらいなら耳にするのですが・・・。(経験なし) 蓄熱槽は利用温度差を大きくとることが有効ですので、そうなると空調機を10℃差で運転したいところです。設計値どおり7℃の冷水を送ることと、コイルの劣化は問題ないかとか水量とかをチェックするのはどうでしょうか。7℃の冷水を送るためには蓄熱時は5℃でターボを動かす必要があるかもしれません・・・。 実際はどんなシステムなのかな〜っと想像してます。 |
ぶたマンさん有り難う御座います。 >私、シリューさんの書き込みを見て、はっとし、空気線図をひっぱり強いてはコイル計算を久々にやってみました。結論としては、7℃〜8℃冷水であれば11〜12℃吹出空気とすれば冷水10℃差可能であり、恐らく12列か14列のコイルでないかと推測します。露点16.7℃は室内条件ですね。空調機入口空気は27〜28℃DBくらいでしょう。ですので、空調機は大温度差対応になっているとは思います。 山勘で申し上げてすみません。確かに列数を増やせば可能ですね。 >同意です。ポンタさんのレスに蓄熱槽ありとありますので、蓄熱利用温度差が10℃ではないかと普通なら思うのですが、大温度差ターボってあるのでしょうか?チラーとか吸収式で7℃差くらいなら耳にするのですが・・・。(経験なし) >蓄熱槽は利用温度差を大きくとることが有効ですので、そうなると空調機を10℃差で運転したいところです。設計値どおり7℃の冷水を送ることと、コイルの劣化は問題ないかとか水量とかをチェックするのはどうでしょうか。7℃の冷水を送るためには蓄熱時は5℃でターボを動かす必要があるかもしれません・・・。 >実際はどんなシステムなのかな〜っと想像してます。 確かに、7℃差をとれるチラー(水量下限付近)や、吸収式冷凍機(ヘビーデューティー仕様)もあります。ターボも無理すれば7℃差は出来ますね。でも10℃は苦しいです。 蓄熱槽も10℃差ですと、高温槽と低温槽にあふれ堰きで分けるか、または上部に高温・下部に低温の層が出来るように吸込み配管と戻り配管を工夫しないと、温度差対流で十分な蓄熱が出来ない可能性があります。 いずれにしても、大温度差対応の空調機とターボが選定されているという前提での話ですが。 |
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