Page 706 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 建築設備フォーラムへ ┃ 会議室に戻る ┃ INDEX ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼既存冷却塔に空調機を追加するとき つるつる 04/10/19(火) 21:53 ┣Re:既存冷却塔に空調機を追加するとき hatomori 04/10/19(火) 22:08 ┃ ┗Re:既存冷却塔に空調機を追加するとき つるつる 04/10/19(火) 22:17 ┗Re:既存冷却塔に空調機を追加するとき ぐっさん 04/10/22(金) 10:01 ┗Re:既存冷却塔に空調機を追加するとき つるつる 04/10/23(土) 21:41 ─────────────────────────────────────── ■題名 : 既存冷却塔に空調機を追加するとき ■名前 : つるつる ■日付 : 04/10/19(火) 21:53 -------------------------------------------------------------------------
うちのお客様から聞かれたのですが、何を調べたらよいのか分らないほど初心者で困っています。宜しくお願いします。 既存冷却塔は15RTで現在水冷式の冷専10馬力が2台接続されています。今度、やはり10馬力の冷専を2台追加するのですが、できるだけ水冷にしたいとのことです。 ①冷却塔に何台まで接続してよいのでしょうか?またそれの計算方法は? ②冷却水配管のサイズは何で決定したらよいのでしょうか?(冷却塔はほぼGL上、冷専で一番遠いのは延長約30m、高低差約+8mです) |
現状でも冷却塔の能力は不足しています。 既存の機器能力(冷却塔、空調機)が間違いないか再調査が必要 既存設備 空調機10馬力x2台(20RT)>冷却塔15RT 質問の答 ①容量さえクリアすれば 何台接続してもかまいません。 (10台でも20台でも) ②配管サイズは水量から決定します。 |
ありがとうございます。 今機器能力の確認をしてみたのですが、やはり間違いなく足りないようです。 別の方式での冷房を考えるようにします。 |
既存冷却塔の冷却能力・出力を確認しましょう。 元々PAC用で利用されていた冷却塔とすると、冷却能力は冷却塔工業会の冷却塔基準1RT=13Lit/min(冷却塔通風空気湿球温度[外気温度]:WB27℃時、冷却塔入口水温37℃→冷却塔出口水温32℃=13Lit/min×(37-32)℃×60min/hour=3,900kcal/h=4.53kW)となるので、既存冷却塔は15RTとの事なので、15RT×13Lit/min=195Lit/min(WB27℃時、冷却水温入口37℃→出口32℃=13Lit/min×15RT×(37-32)℃×60min/hour=58,500kcal/h=68.0kW)の出力(冷却水製造能力)となります。 PACの必要冷却水量を確認しましょう。 水冷式PACの冷却水量の目安は馬力×約10Lit/min(PAC冷却水温入口32℃→出口37℃)の水量が必要となります。(正確にはメーカーカタログで確認して下さい。) 10馬力PACの必要冷却水量は、10馬力×約10Lit/min=100Lit/minが1台当たり必要となります。 よって、既存冷却塔15RTに接続出来る水冷10馬力PACの台数は 既存冷却塔出力:195Lit/min 10馬力PAC必要冷却水量:100Lit/min/台 で2台が接続台数限界となります。 冷却塔関連計算等技術資料参考HP http://www.mpi.co.jp/setu/tower/ 配管の選定については「Amazon Books」さんで本を購入して勉強された方が良いでしょう。 配管技術ノート ¥2,100 工業調査会 大野 光之 著 (2004/1) |
やはり3台目以降は無理なんですね。 空冷式をお勧めしようと思いましたが、話自体がなくなってしまいました。 今後のために少しは勉強しようと思います。 丁寧に教えていただきありがとうございました。 |
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