Page 830 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 建築設備フォーラムへ ┃ 会議室に戻る ┃ INDEX ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼クッションタンクについて takataka 05/2/3(木) 13:11 ┣Re:クッションタンクについて 万屋 05/2/3(木) 14:56 ┃ ┗Re:クッションタンクについて takataka 05/2/3(木) 16:01 ┃ ┗Re:クッションタンクについて 万屋 05/2/3(木) 17:29 ┣Re:クッションタンクについて 茂 05/2/4(金) 19:32 ┃ ┗Re:クッションタンクについて hatomori 05/2/5(土) 4:45 ┣Re:クッションタンクについて ada 05/2/8(火) 17:21 ┗Re:クッションタンクについて takataka 05/2/8(火) 20:45 ─────────────────────────────────────── ■題名 : クッションタンクについて ■名前 : takataka ■日付 : 05/2/3(木) 13:11 -------------------------------------------------------------------------
空冷チラーユニットにおける圧縮機アンローダーによる冷水供給温度のバラツキをおさえるため、冷水系統にクッションタンクを設け、空調機への2次側供給温度を安定させようと思っています。 クッションタンクの適正容量はどの程度なのでしょうか。 クッションタンクは中仕切りを設置し、高温、低温側に分け、双方を連通管にて接続しようと思っております。 アドバイスよろしくお願いいたします。 |
こんにちは。 メーカーの仕様で最小システム水量が出ていると思いますので、配管保有水量を算出し、不足分をクッションタンク容量とすればよいと思いますよ。 後は、循環ポンプ水量の3〜4分程度を目安にしています。 以前、小さ目の空冷チラーでハンチングが起き、タンクを置く場所も無いため太目の一部配管を太くしシステム水量を稼いだことがありました。 ところで、「中仕切り・高温・低温」てどのようなシステムなのですか? 私が知らないだけかな?? |
>こんにちは。 >メーカーの仕様で最小システム水量が出ていると思いますので、配管保有水量を算出し、不足分をクッションタンク容量とすればよいと思いますよ。 >後は、循環ポンプ水量の3〜4分程度を目安にしています。 >以前、小さ目の空冷チラーでハンチングが起き、タンクを置く場所も無いため太目の一部配管を太くしシステム水量を稼いだことがありました。 >ところで、「中仕切り・高温・低温」てどのようなシステムなのですか? >私が知らないだけかな?? レスありがとうございます。 メーカー推奨の保有水量はチラーの圧縮機保護のために必要な水量であり、その水量を確保しても2次側に供給する水温は圧縮機の発停によって変動してしまいます。低負荷時に 一度圧縮機が停止してしまうと再起動するまでには”停止返り水温+2℃”程度となり、(メーカーによって多少ことなりますが・・)どうしても不安定な供給温度状態になります。 クッションタンク内に2次側必要水量をどの程度貯留させればいいのでしょうか? |
部分的に常時冷水を必要とする用途がある場合は出口温度制御に変更してみるの手だと思いますよ。その場合の保有水量(クッションタンク)はメーカーに問い合わせる必要があります。 どれほど精密に水温制御する必要があるか分かりませんが、例えば冷水7℃どんぴしゃの常時供給は不可能でしょうから、ポンプの流量制御になるのではないでしょうか? |
間違っていたらごめんなさい。 仮定:設計上7℃−12℃の能力5℃差のチラーとする。 還り温度10℃でOFF 14℃でONとなるチラーとする。 7℃−10℃の負荷があり、負荷は一定とする。 10℃で還った水は、チラーOFFなので、そのままチラーを出ることになり、13℃で還ることになる。 13℃で還った水は、チラーOFFなので、そのままチラーを出ることになり、16℃で還ることになる。(実際には、16℃になる前にONとなりますが・・・・) 16℃で還った水は、チラーONなので、11℃でチラーを出て、14℃で還ることになる。 14℃で還った水は、チラーONなので、9℃でチラーを出て、12℃で還ることになる。 12℃で還った水は、チラーONなので、7℃でチラーを出て、10℃で還ることになる。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 以上から、冷水往き温度は7−16℃で変動することになります。 配管保有水量を多くするということは、この温度変動の周期を長くする(ハンチング防止)ということになり、温度変動を小さくするという意味ではないような気がします。蓄熱槽のように多量の保有水量を確保すれば別ですが・・・。 チラーが既設で変えようがなければ、むしろ、空調機側の弁制御のグレードを上げたり、コイルの列数に余裕を持たせて、吹き出し空気温度をできるだけ一定にすることを考えるのもありかと思います。 |
>間違っていたらごめんなさい。 >・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ >以上から、冷水往き温度は7−16℃で変動することになります。 失礼ながら、間違っているとおもいます。 あえて数値はあげませんが、このような運転であれば、負荷側はたえず能力不足 になります。 チラーの容量制御運転について、確認してみてください。 |
私の例は極端になるかもしれませんが、実験施設用の恒温水供給装置というのを作った事があります。その時はチラーの最小保有水量分のタンクを2つ取り付けました。それぞれ高温用と低温用に分けましたが連結管で接続するのではなく熱交換器を介して接続しました。熱交換器一次ポンプはインバータで変流量(二次タンク温度制御)にして二次側は定流量です。二次タンク以降の負荷側は変流量(最小循環は保証)です。 このシステムは高い精度を要求されたので負荷供給手前で電気ヒータ(SSR時間比例制御)で最終補正かけ、設定温度±0.05℃を確保できました。 チラー停止時にはどうしてもタンク温度に影響してしまうため、多分、クッションタンクを設けても変動してしまうと思います。変動幅をどの程度まで許容するかによって色々組み合わせが変わってくるのではないでしょうか?また、チラーの最小発停頻度などによっても変わってくると思うのでメーカに問い合わせて見るのも一案かと思います。 |
みなさんの貴重な御意見ありがとうございました。 参考にさせていただきます。 |
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