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 ▼10/23 傍聴席から失笑も… 東電元副社長が法廷で驚きの発言を連発

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   (一部引用)

傍聴席から失笑も… 東電元副社長が法廷で驚きの発言を連発

東京電力の元幹部に、福島第一原発事故の責任を問う刑事裁判。「山場」とされる被告人質問で、武藤栄・元副社長は責任逃れに終始した。
10月16日、被告人質問の冒頭。東京電力元副社長の武藤栄氏(68)は証言台の席から立ち上がり、「大変多くの方々にご迷惑をおかけした」と、裁判長に向かって4秒ほど頭を下げた。福島から傍聴に来た人たちに尻を向けておじぎする姿は、とても奇異に感じられた。一体、誰に何をわびたのだろう。
公判の間中、武藤氏は落ち着きがなかった。腕を前に出して証言台をつかんだり、話しながら腕を振ったりと体を動かし続けた。検察官役の指定弁護士の質問に答える時は、ときおり頬を紅潮させてもいた。
東京地裁で最も大きな104号法廷の傍聴席は98席。一般傍聴者の抽選倍率は、16日5.8倍、17日4.5倍と世間の関心は高かった。
東電福島第一原発事故を受け、入院患者らが無理な避難で死亡したなどとして、東電元幹部らが強制起訴され始まった刑事裁判は、2017年6月に初公判が開かれた。
18年1月の第2回までは間が空いたが、その後はハイペースで進み、今回が30回目だ。これまで21人の証人が登場し、社内会合の議事録や電子メールなどの物証をもとに、被告人がどんな判断をしてきたか、事実を固めていった。
そして迎えた、武藤氏への被告人質問。最大の争点は、政府の地震調査研究推進本部(地震本部)が02年に発表した長期評価に、適切に対応していたかどうかだ。
長期評価は「福島沖でも1896年の三陸沖(明治三陸地震、死者2万1959人)と同様な大津波をもたらす地震が発生する可能性がある」と予測していた。指定弁護士側は「社内で進んでいた対策は08年7月31日、武藤氏の指示で停止された」という主張を、証言や証拠で着々と示していった。武藤氏が津波対策を先送りし、その判断が事故を引き起こしたというのだ。

リンク → https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20181022-00000055-sasahi-soci

AERA dot. 2018/10/23(火) 7:00配信

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<関連ニュース>

津波試算や対策で目立つ食い違い 武藤元副社長、社員らの証言、次々否定
産経新聞 2018/10/17(水) 20:44配信
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181017-00000627-san-soci

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