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 ▼講堂の制気口選定について  hayato 09/6/14(日) 11:12
   ┣Re:講堂の制気口選定について  masa 09/6/14(日) 14:33
   ┃  ┗Re:講堂の制気口選定について  hayato 09/6/15(月) 18:40
   ┃     ┗Re:講堂の制気口選定について  masa 09/6/17(水) 1:12
   ┃        ┗Re:講堂の制気口選定について  hayato 09/6/17(水) 21:45
   ┃           ┣Re:講堂の制気口選定について  masa 09/6/17(水) 22:30
   ┃           ┗Re:講堂の制気口選定について  EM 09/6/18(木) 8:59
   ┃              ┗Re:講堂の制気口選定について  hayato 09/6/18(木) 21:44
   ┣Re:講堂の制気口選定について  裕次カ 09/6/14(日) 15:15
   ┗Re:講堂の制気口選定について  EM 09/6/15(月) 9:47

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 ■題名 : 講堂の制気口選定について
 ■名前 : hayato
 ■日付 : 09/6/14(日) 11:12
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   講堂の制気口の選定で教えて下さい。
天井面の制気口をノズルにするかアネモにするか悩んでいます。
天井高さは5mから8.5mです。
空調方式としては定風量の空調機(2管式)で天井面から吹き出し、壁の下側(前方、中央、後方)から吸い込みを考えています。

空調機は定風量の為、暖房基準で選定すると冷房時にはドラフトを生じてしまいます。自動到達調整機能付(吹き出し温度により到達距離を可変できるもの)も検討しましたが、思ったより冷房と暖房の差がないのでドラフトは避けられそうもありません。
オートアネモ(自動到達調整機能付)にして暖房基準で選定すれば、冷房時には水平に吹き出すので自然に下まで落ちてきて良いのかと思っているのですが、問題はあるのでしょうか。

ご教授お願いします

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re:講堂の制気口選定について  ■名前 : masa  ■日付 : 09/6/14(日) 14:33  -------------------------------------------------------------------------
   発生騒音を考慮すると、アネモ型シーリングディフィーザーでは、暖房時に到達距離を満たすのは不可能のような気がします。
映画館などでは、ch=6m程度の場合は、パン型シーリングディフィーザーの採用はあります。(もともと暖房負荷の内部顕熱負荷が少ないという理由もありますね)
どちらにしろ、天井面のみの制気口だけでは、天井高の高い部分(ch=6〜8.5m)はノズル併用でなければ無理ではないでしょうか?
天井高の高い部分(CH=6〜8.5m)は、横吹出しノズルを併用するか、客席吹出口採用など、暖房時は別の方法も検討した方が良いと思います。
負荷計算では、冷房負荷・暖房負荷の内部顕熱負荷はどちらが大きいのでしょうか?

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re:講堂の制気口選定について  ■名前 : hayato  ■日付 : 09/6/15(月) 18:40  -------------------------------------------------------------------------
   masa様、裕次郎様、EM様 有難うございます。

負荷計算では冷房顕熱負荷126kW (212W/m2)、暖房顕熱負荷33kW (56W/m2)です。

制気口メーカーに気流計算をしてもらった所、オートアネモ#45で到達距離7.9m(残風速0.25m/s)、発生騒音35dB(A)です。(暖房時、風量1920m3/h、吹出温度28℃、室内22℃の条件)
許容騒音値がNC-35の為、ぎりぎりかとは思いますが、音も到達距離も満たしているのかと計算結果からは思ったのですが、本当にアネモで届くのか不安に思っています。

通常はノズルにした方が天井高さが高い場合は良いとは分かっているのですが、定風量の空調機の為、暖房基準でノズルを選定すると冷房時にドラフトを感じてしまいます。横吹き出しノズル、客席吹出口は現場の納まり上設置することは出来ません。

ノズルにして多少のドラフトはしょうがないという考え方になるのでしょうか。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re:講堂の制気口選定について  ■名前 : masa  ■日付 : 09/6/17(水) 1:12  -------------------------------------------------------------------------
   空研工業の製品では、対応可能のようですね。(他社の製品の場合は、到達距離は6.0〜6.8mとなります)
空研工業の場合は、最大到達距離は、到達距離の1.5倍なので7.9mが可能ですね。(他社の場合は、最大到達距離は、到達距離の1.3倍前後です)
ただ、暖房不可が56W/uという事は、ほとんど躯体の負荷だけなので、内部発熱を考慮すると、ほとんど暖房運転がいらないのではないでしょうか?(暖房負荷は、内部発熱を除いた値なのでしょうか?)
空調器は、暖房期は通常運転を外気負荷処理のみとし、立ち上がり時のみ内部顕熱負荷+αの余熱運転で対応可能だと思います。
無理に暖房時の到達距離をかせがず、冷房時で制気口を選定しても問題はないのではないでしょうか

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re:講堂の制気口選定について  ■名前 : hayato  ■日付 : 09/6/17(水) 21:45  -------------------------------------------------------------------------
   masa様 有難うございます。

暖房負荷(56W/m2)は躯体の負荷だけで、内部発熱は除いているので、
おっしゃる通り負荷的には余熱運転で対応可能だと思います。
私が不安に思っているのは暖房時に到達距離が届かないことによる
足元の冷えです。

到達距離の考え方なのですが、ノズルで冷房基準で選定し、
仮に暖房の到達距離が届かないとしても吸い込み口が下部に
あるのでそのうち届くという考え方になるのでしょうか?

また、空研工業のオートアネモ(ATCシリーズ)を使用すると
冷房時は水平吹き出しになるので、冷気はそのうち落ちてくるものとし、
暖房時は垂直吹き出しになるので、暖房基準で選定するという考え方は
問題あるでしょうか?
私がアネモの懸案事項としては、中コーンの落下防止対策をメーカー基準のワイヤーをつけるだけでよいのかということと、到達距離の温度条件として講堂内の設計温度(22℃)で計算しましたが、立ち上がり時には数度しかないので到達距離が届かないときは暖まらないのではということです。(空調機の風量としては7.5回/hあるので時間が経てば下部も暖まるという考えでよいのでしょうか)
ご教授お願いします。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re:講堂の制気口選定について  ■名前 : masa  ■日付 : 09/6/17(水) 22:30  -------------------------------------------------------------------------
   冷房時は、居住域に自然に降下するので、講堂など、室内の熱負荷にそれほどむらが無い場合は、無理に到達距離をかせぐ必要は無いでしょう。
また、長時間椅子に座る状態なので、人体の発熱も少なく、居住域の気流は通常の事務室に比べても少なくていいはずです。
暖房時の床面の冷輻射については、床面の断熱など、建築的に対応する事も可能ではないでしょうか?
客席の構造が不明ですが、もし上げ床構造なら、客席の上げ床内部に還気を通す事なども考えられます。(この場合は、床吹出しも可能なので、今回の物件は違うかもしれないですね)
立ち上がり時は、確かに長時間かけないと室温は安定しないかもしれませんね。(暖房立上がり時のみ風量を上げる方法や、暖房運転時のみ作動させるサーキュレーターなどの採用を考慮する必要があるかもしれません)

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re:講堂の制気口選定について  ■名前 : EM  ■日付 : 09/6/18(木) 8:59  -------------------------------------------------------------------------
   >仮に暖房の到達距離が届かないとしても吸い込み口が下部に
>あるのでそのうち届くという考え方になるのでしょうか?

 横レスですが、これは無いと思いますよ。
吹出し空気のエネルギーは、ある程度の持続があるので
到達距離とか出ますが、吸込み口の空気エネルギーは
10cmでも離れると、動圧はほぼ無くなります。
(10cmはなしたタバコの煙を吸ってみてください。
タバコを吸わない人はお線香の煙でも)
 よって、吸込み口が吸込む空気は、暖房時の外壁コールド
ドラフトによる床面の空気でしょう。
 暖かい空気を上から吹いて、下のほうで吸込むのは
基本的に無理があります。
 masaさんのいうように建築的対応か、発想の転換を
するかしかないですかね。
ノズルを外壁側に向けて吹出すことによって、大きな
空気の流れを作るのは、どうでしょうか?
(これは、人事なので信用しないでください)

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re:講堂の制気口選定について  ■名前 : hayato  ■日付 : 09/6/18(木) 21:44  -------------------------------------------------------------------------
   masa様、EM様有難うございます

制気口の配置は現場の納まりの都合上、吹出は天井面、吸込は下部となり、下記のように選定しようと思います。
吹出口(天井面)
通路上部など多少のドラフトを感じてもよさそうな所はオートノズル、客席上部はオートアネモ(暖房時の到達距離で選定)

吸込口(下部)
下段は舞台立上がり部、中段は上げ床構造の為客席足元から吸込、上段は壁の下部より吸い込み
吸込風量の割合は下段40%、中段30%、上段30%で検討しています。

暖房時のサーキューレーター検討したいと思います。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re:講堂の制気口選定について  ■名前 : 裕次カ  ■日付 : 09/6/14(日) 15:15  -------------------------------------------------------------------------
   何個所かホールへコンサートなど行きましたが、やはり多いのはノズル方式。
バルコニー席の下の客席はアネモの事が時々あります。

昔完全固定席で、全席の椅子の背もたれから空調を吹きだす方式があるのを書籍で見たことはありますが…

天井から吹けるときは下向。天井面から吹けない場合は横向でノズルでしょうか。

レタンは、椅子の下にマッシュルームだったり、舞台の蹴上?からになるかと思います。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re:講堂の制気口選定について  ■名前 : EM  ■日付 : 09/6/15(月) 9:47  -------------------------------------------------------------------------
   アネモ?ですか。
旧い講堂の改修計画があり、現地を調査しました。
アネモがついていました。
リターンは、舞台の立ち上がりにガラリで、地中にリターントンネル
がありました。
運転状況は、運転後しばらくして講堂後方の高い部分から徐々に
暖かくなっていくそうです。想定内ですね。
ちなみに、暖房専用でしたが。

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