Page 2042 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 建築設備フォーラムへ ┃ INDEX ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼鳥居配管について ぴら 11/9/5(月) 19:43 ┣Re:鳥居配管について kojima 11/9/6(火) 9:28 ┣Re:鳥居配管について 販売員K 11/9/8(木) 14:02 ┗Re:鳥居配管について ぱんだネコ 11/9/9(金) 16:49 ─────────────────────────────────────── ■題名 : 鳥居配管について ■名前 : ぴら ■日付 : 11/9/5(月) 19:43 -------------------------------------------------------------------------
なぜ、鳥居配管にすると、エアーがたまってしまうのでしょうか。 ふと、思い、原理がわからないので質問させていただきます。 内容としては、受水槽から加圧給水ポンプの吸い込み口まででポンプ室の 大きさから配管が納まらないので鳥居配管しました。もちろん、エアーがたまるのは知っているので、エア抜きバルブ(自動ではない)を取付ました。 水位は鳥居配管の配管頂(配管天)よりも上です。水頭圧で鳥居部分も水が満たされないのはなぜでしょうか? どんな原理だったか忘れてしまったので分かる方教えてください。 |
空気は水より軽い。 自然の摂理に従えば上に溜まる性質があります。 鳥居配管にすると、その部分に溜まってしまおうとして、なかなか管内からでていかないですね。 空気の容積は圧力変化によって、圧縮したり、膨張したりします。 ポンプの吸い込み側に空気が溜まると、ポンプ運転時に空気が膨張して容積が大きくなり、流れを阻害します。 ポンプの圧力は、ポンプの吸い込み側が最小、吐出側が最大で、空気はこの部分で急激な容積変化を起こしポンプ内部や配管に衝撃を与えます。 これがキャビテーションです。 ちなみに、ポンプの吸い込み側に自動空気抜き弁をつけると、ポンプ運転時にエアーを吸い込みます。 |
水圧が下がると水から空気が分離します。 |
『空気がたまる』というのは『配管中の空気が抜けない』事と『水から空気が放出』される事で説明できると思います。 @『配管中の空気が抜けない』のは例え供給する受水槽が鳥居配管より高い位置であっても、配管を流れる水は配管の断面を全て満たして流れているわけではないので、どうしても配管断面上部に空気たまりが出来てしまいます。 これは勢いよく水を流すことで『ある程度(配管径及び圧力による)』までは抜けますが、すべて水と共に流されることは難しいと思います。 A『水から空気が放出』販売員Kさんの補足になりますが、これは水に溶存する空気が温度・圧力条件により変化を起こし、溶け込んでいた空気が放出される為です。 水の気体に対する溶解度は温度が低く、圧力が高いほど大きくなります。 よって温度・圧力条件の変化により、配管中で空気が放出されたり、受水槽で放出された細かい空気泡を水が流れる際に同伴して、鳥居配管に空気がたまってしまうと思われます。 |
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━