Page 468 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 建築設備フォーラムへ ┃ INDEX ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼輸送中に圧力計の針が振れっ放し GOLF好き 04/8/30(月) 12:08 ┗Re:輸送中に圧力計の針が振れっ放し stein 04/8/30(月) 14:44 ┗Re:輸送中に圧力計の針が振れっ放し GOLF好き 04/8/31(火) 11:21 ─────────────────────────────────────── ■題名 : 輸送中に圧力計の針が振れっ放し ■名前 : GOLF好き ■日付 : 04/8/30(月) 12:08 -------------------------------------------------------------------------
こんにちは、設備一年生です。よろしくお願いします。 先日配管の経路確認をしていた所、途中に圧力計の針が0.4-0.6Mpaの間で振れっ放しでした。 そのときはタンクから水に近い液体の輸送中でしたが、ポンプから異音は聞こえずタンク内の容量も半分以上あったようです。 現場の方も特に気にしていないようでしたが、何でこんな事が起こるのかどなたか教えていただけないでしょうか。 |
現場で立ち止まって、設備の動きを細かく見ていると、 今まで気が付かなかった不思議なことを発見しますね。 さて、現場指示圧力計の針の振れは、圧力変動や配管振動などで起きます。 先ず、圧力の変動です。 渦巻ポンプであれ歯車ポンプであれ、羽根が回転して液体を押し出すので、 圧力は細かく見れば基本振動数(羽根数X回転数)で変動しています。 これに起因する圧力振動はどんなポンプでも必ずあります。 配管途中に逆止弁や減圧弁があると、弁内部スプリングの不規則な作動で、 上記振動が増幅される場合もあります。 また、弁は一種の絞りですから、その下流では減速が起こり渦が発生します。 弁下流近くに圧力計があると、これによる圧力変動を拾います。 さらに、配管出口が液体に浸かると、微妙な圧力変動を起こします。 特に配管出口が液に浸かり始める時間帯やタンク内の液体が少ない場合顕著です。 次に、配管の振動です。 現場圧力計はブルドン管式が多いですが、この型は振動によって針が振れます。 ポンプ出口に防振継手がない場合、配管全体に基本振動が伝播します。 また、流れ方向変更部の配管支持が不十分だと、大きな振動が発生します。 圧力計の針振動は、設備管理面から好ましくありません。 対策としては 1)圧力計フルスケールの適正化・・・強度アップ 2)圧力計根元に緩衝器(ダンパー)取り付け 3)圧力計取付位置の適正化 4)ブルドン式を液封式に 5)配管の防振と支持の徹底。 また、圧力計は消耗品です。定期的に更新する規定を作っておきましょう。 |
stein様 大変丁寧に教えて頂きありがとうございました。がんばって勉強します。 |
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