Page 1191 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 建築設備フォーラムへ ┃ 会議室に戻る ┃ INDEX ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼設計としての積算と工事店としての積算 たあ 05/11/18(金) 0:13 ┗Re:設計としての積算と工事店としての積算 こてつ 05/11/18(金) 12:28 ┗Re:設計としての積算と工事店としての積算 たあ 05/11/18(金) 14:13 ┗Re:設計としての積算と工事店としての積算 こてつ 05/11/18(金) 16:21 ┗Re:設計としての積算と工事店としての積算 たあ 05/11/18(金) 18:19 ─────────────────────────────────────── ■題名 : 設計としての積算と工事店としての積算 ■名前 : たあ ■日付 : 05/11/18(金) 0:13 -------------------------------------------------------------------------
表題の件でどなたか判る方ご教授いただけるでしょうか? 当方、設備工事店として仕事をしており普段は、設計されたものを拾い出しして 積算をして提出、当然ながら受注できたりできなかったりですけど 今回共同住宅の改修工事を設計及び積算を依頼された訳ですが、 当然依頼者は、施工に関して数社に積算を依頼することになると思います。 そこで設計者としての積算と、施工側の積算と何が違うのでしょうか? また、設計側として気をつける点は、あるのでしょうか? よろしくお願いいたします。 |
設計側(設計事務所)の積算については以下に書かれています。 http://www.spacelan.ne.jp/~nomizu/tantei/index.htm 積算の違いは、大きく言うろ、工事側やはり単価は自社単価を用いるので、刊行物での積上げが必要ないということ。それと経費率の考え方により、項目が変わってくるということです。 設計側(設計事務所)の積算での経費に何が入っているかは、公共建築工事積算基準に記載されています。 工事側の積算では、設計側の積算で経費率に含まれるとみなされるものの中から、ものによっては単独で項目が出てくることが多いです。その場合は実費だったり、自社の単価だったりします。 なお、経費率の乗率は設計側の方が工事側より大きいのが通常です。 また、設計側の積算では小工事の割り増しはありません。工事側の積算では自社が請け負ってできるかどうかの積算ですから、小工事の割り増しはもちろん可能です。 機器の査定率も違います。設計側は役所などで決めた差定率を使います。(主に刊行物記載単価と定価の比率で出しているらしい)工事側は当然自社の差定率です。 ロス率の考え方も違います。設計側は種別により定まったロス率を単価に含みます。工事側は必要な量から算出した定尺の場合があります。(実寸法の場合もあります) 設計側では単価は複合単価(一位単価)がほとんどです。工事側は資材費と工費は別計上と思います。 また、工事側の積算は、表に出すNETの積算とぎりぎり受注できるかどうかのGROSSの積算の二重ですよね。更に実効予算上の積算と3回あります。 違いの詳細は多々あって書ききれません。こんなところで。 工事店が設計者の場合の積算は、上にあげたような設計事務所的な積算の考え方に立つ必要はないと思います。 施主は民間ですよね。工事店のNETの積算でいいんじゃないでしょうか。 なお、施主に積算の基準がある場合はそれに従って積算するということ、それをもって設計の積算だと思います。 工事側の積算は自社基準の積算です。 |
こてつ様、詳しいご返答ありがとうございます。 ↓ご紹介のHPも非常に参考になりそうです。 >設計側(設計事務所)の積算については以下に書かれています。 >http://www.spacelan.ne.jp/~nomizu/tantei/index.htm こてつ様のお話と上記のHPをもっと熟考しながら検討してみようと 思います。また、判らないことあると思います。その時は、またご教授頂けたら 幸いです。 |
官公庁の積算を参考になさるのでしたら、国土交通省機械設備工事積算基準 (平成17年度版) 及び国土交通省機械設備工事積算基準マニュアル (平成17年度版)を入手して精読して下さい。 このフォーラムの「新刊ガイド」にあります。 但し、一朝一日にマスターできるようなものではありません。 先に紹介したHPは、設計事務所側の雑感を書いたもので、実際の積算ではあまり参考にしないほうがいいですよ。 |
ありがとうございます。 ただいま参考にしているのが「機械設備工事積算実務マニュアル(全日出版社)」 です。 ご紹介の資料も一度、購入してみます。 >但し、一朝一日にマスターできるようなものではありません。 そのとおりですよね。ひとつのステップアップとして問題に 取り組んでみたいと思います。 ご親切にご指導いただきありがとうございました。 |
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