Page 1444 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 建築設備フォーラムへ ┃ 会議室に戻る ┃ INDEX ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼耐食ダクトの使い分けについて なお@E 06/9/19(火) 17:09 ┣Re:耐食ダクトの使い分けについて 39.8 06/9/21(木) 8:24 ┃ ┗Re:耐食ダクトの使い分けについて なお@E 06/9/21(木) 21:00 ┗Re:耐食ダクトの使い分けについて こてつ 06/9/21(木) 19:15 ┗Re:耐食ダクトの使い分けについて なお@E 06/9/21(木) 21:11 ┣Re:耐食ダクトの使い分けについて こてつ 06/9/22(金) 10:56 ┃ ┗Re:耐食ダクトの使い分けについて なお@E 06/9/22(金) 11:35 ┗Re:耐食ダクトの使い分けについて hatomori 06/9/22(金) 12:11 ─────────────────────────────────────── ■題名 : 耐食ダクトの使い分けについて ■名前 : なお@E ■日付 : 06/9/19(火) 17:09 -------------------------------------------------------------------------
初めまして。 皆様にお伺いしたいことがあります。 腐食性ガスの排気設備にて、ダクト材料の選定についてですが、塩化ビニル、ステンレス、塩ビライニング鋼板などの種類を皆様はどのように使い分けているのでしょうか。 ひとつは中を通る、ガスの種類が選定の重要なファクターということは想像が付きます。 その他になにか重要なファクターがあるのでしょうか。 非常に初歩的な質問で申し訳ございませんが、よろしくお願い致します。 |
> ひとつは中を通る、ガスの種類が選定の重要なファクターということは想像が付きます。 これと同様の理由でダクト周囲(室内雰囲気)の環境で 使い分けたり もします。 コストも重要じゃないでしょうか。 |
>> ひとつは中を通る、ガスの種類が選定の重要なファクターということは想像が付きます。 > >これと同様の理由でダクト周囲(室内雰囲気)の環境で >使い分けたり もします。 > >コストも重要じゃないでしょうか。 39.8様 レス有難うございます。 周囲環境は重要視していませんでした。 実際の使用環境を把握した上での選定が重要となりますね。 また、コストは調べてみると、材質によってかなり違いが有るようなので、状況に適した材の選定が非常に重要だとわかりました。 有難うございました。 |
ガスの種類以外の選定要素は以下です。 ・ダクトの気密性能 内包する流体の汚染の度合、危険性によってはダクトに気密性能が要求されます。 その場合、塩ビライニング鋼板ははぜ折りなので、基本的には不可 塩ビダクトも熱風溶接構造です。SUS管、STPGを使う場合は溶接です。 PT検査を行う場合もあります。 ・耐震性能 施設によってはダクトに耐震性能が要求される場合があります。 その場合、ダクトは剛体でなければならないので、SUS管、SGP、STPG などを用います。 ・耐火性能 これも施設によりますが、ダクトに耐火性が要求される場合、塩ビ系は不可です。 |
こてつ様 レス頂き、有難うございます。 ガス種類、コスト以外にも様々な要素があるんですね! 気密性能、耐震性能、耐火性能の他に、コストなどを考慮すると、かなり使用用途にてダクト材質は限定されてくるんだと分かりました。 私の勉強不足だと思いますが、耐食ダクトの仕様は、一般的な機械設備仕様書などには記載されていないようで、やはり経験による知識が殆どなのでしょうね。 とても参考になりました。 有難うございました。 >ガスの種類以外の選定要素は以下です。 > >・ダクトの気密性能 > 内包する流体の汚染の度合、危険性によってはダクトに気密性能が要求されます。 > その場合、塩ビライニング鋼板ははぜ折りなので、基本的には不可 > 塩ビダクトも熱風溶接構造です。SUS管、STPGを使う場合は溶接です。 > PT検査を行う場合もあります。 > >・耐震性能 > 施設によってはダクトに耐震性能が要求される場合があります。 > その場合、ダクトは剛体でなければならないので、SUS管、SGP、STPG > などを用います。 > >・耐火性能 > これも施設によりますが、ダクトに耐火性が要求される場合、塩ビ系は不可です。 |
ひとつ書き忘れました。 ・排気温度 排気温度が高温(80℃以上)の場合、塩ビは不可。 更に高温の場合SCC(応力腐食割れ)対策としてSUSの場合304Lを使用。 SSの場合高温配管用炭素鋼鋼管STPTを使用。 なお、STPGの場合溶接部を徐冷することでSCC対策にはかなり有効。 >気密性能、耐震性能、耐火性能の他に、コストなどを考慮すると、かなり使用用途にてダクト材質は限定されてくるんだと分かりました。 その通りです。スペックが要求性能を満足すること、安全性を担保することが第一義 でコストの優先順位は大分下位であると思って下さい。 >私の勉強不足だと思いますが、耐食ダクトの仕様は、一般的な機械設備仕様書などには記載されていないようで、やはり経験による知識が殆どなのでしょうね。 経験もありますが、スペックを決めるために条件を聞き出すヒヤリング能力 それを理論づける論理性の構成力が大事です。 がんばってください。 |
こてつ様 レスを頂き有難うございます。 やはり、このような疑問点にぶつかった状態における対処全てにいえることだと思いますが、こてつ様のおっしゃるとおり、論理的に解決策を見出す力をつけないといけませんね。 大変勉強になります。 有難うございました。 |
>私の勉強不足だと思いますが、耐食ダクトの仕様は、一般的な機械設備仕様書などには記載されていないようで、やはり経験による知識が殆どなのでしょうね。 下水道事業団(今は組織変更で名称が変わっている?)の一般仕様書には SUSダクト、塩ビダクトが記載されています。 参考までに |
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