Page 1621 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 建築設備フォーラムへ ┃ 会議室に戻る ┃ INDEX ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼[専用水道事業者における大規模地震対策の現状] 浜松餃子最高! 07/6/5(火) 7:27 ┣Re:[専用水道事業者における大規模地震対策の現状] こてつ 07/6/5(火) 13:53 ┗Re:[専用水道事業者における大規模地震対策の現状] みっちゃん 07/6/5(火) 17:17 ─────────────────────────────────────── ■題名 : [専用水道事業者における大規模地震対策の現状] ■名前 : 浜松餃子最高! ■日付 : 07/6/5(火) 7:27 -------------------------------------------------------------------------
現在、社員団地を所有し井戸を掘って地下式水槽で受け、飲料水として供給しているお客さんがいます。 県より専用水道事業者として大規模地震対策を水道施設に施しなさいと指導を受けたそうです。 ただ、役所としては何をどのような基準でやりなさいとは言わないのでどの程度のことを行えばいいのか判断に悩みます。 類似の工事実績や具体的な情報(タンクの水の確保・非常用発電装置・浄化装置の設置・井戸の増設・水栓の設置やバケツ・ポリタンクの備蓄・緊急遮断弁の設置・既設配管の耐震(フレキやポリ管への更新)等)があれば教えていただきたいと思います。 個人的には最低限、地上式タンク設置と緊急遮断弁ぐらいでいいと思うのですが 他の事業者の同行が気になるようで・・・・。 以上よろしくお願いします。 |
水道は専門ではありませんが、法令net検索の結果を書き込みます。 >役所としては何をどのような基準で〜 に対するものと考えて下さい。 (類似施設の実情は知識を持っていませんので) 大規模地震対策特別措置法施行令 ↓ http://www.houko.com/00/02/S53/385.HTM (地震防災応急計画を作成すべき施設又は事業)として第4条20に「水道法同条第6項に規定する専用水道」とあります。 また(地震防災応急計画で定めるべき事項)第6条に 法第7条第4項の政令で定める事項は、当該施設又は事業についての大規模な地震に係る防災訓練並びに地震防災上必要な教育及び広報に関する事項とする。 とあります。 「地震防災応急計画」において考慮すべき事項ですが、 こちらの20、21ページに書かれています。 ↓ http://www.e-quakes.pref.shizuoka.jp/hondana/pdf/213-2005-kaitei/04dai4syou-1.pdf 各施設事業の特性に応じた個別の留意事項で水道事業は26ページにあります。 |
>現在、社員団地を所有し井戸を掘って地下式水槽で受け、飲料水として供給しているお客さんがいます。 > >県より専用水道事業者として大規模地震対策を水道施設に施しなさいと指導を受けたそうです。ただ、役所としては何をどのような基準でやりなさいとは言わないのでどの程度のことを行えばいいのか判断に悩みます。 >類似の工事実績や具体的な情報(タンクの水の確保・非常用発電装置・浄化装置の設置・井戸の増設・水栓の設置やバケツ・ポリタンクの備蓄・緊急遮断弁の設置・既設配管の耐震(フレキやポリ管への更新)等)があれば教えていただきたいと思います。 > ご自分の社員に対する計画ですから、給水をどの程度確保すればよいかは、判断できると思います。 配水池の水が残るのか否かで大幅に計画が変わりますがそのあたりは後半で。 まず当座(三日間程度)の飲料水の確保、本復旧までの生活用水の確保、施設が本復旧した場合の外部インフラが整備されるまでの確保(電源、薬品等) 其々ご自分で判断できる(判断すべき)内容です。 問題は外部に対してサービスを行うかです。これには政治的な判断が伴うので所轄との協議も必要ですし、それ以上に社員に十分水が行きわたって、周囲の住民が飲み水にも事欠くようでは以後の市民生活に(それ以上に会社の評判が)困難になるでしょう。(このあたりな全て経営判断になります) 用意する水の量が決まればそれに合わせ準備すべき資材は自動的に決まります。後は優先順位と予算、メンテナンス期間を考慮しながら決めればよいことです。 ちなみに私が参画した計画で最大は、有効三千屯の水槽が、地域の防災対応水槽として行政の防災計画に組み込まれました。まあ施主も太腹でしたが・・・ 出来上がつた水槽の鉄筋はまるで鳥篭。廻りの構造担当からは、水槽だけ残りそうだと云われていました。(^_^メ) >個人的には最低限、地上式タンク設置と緊急遮断弁ぐらいでいいと思うのですが他の事業者の同行が気になるようで・・・・。> > 地上式を検討するのは個人としては反対です。総じて地下構造物は地震には強いのです。まあ、漏水とか問題はいくつかありますが・・・ 第一に検討すべきは耐震診断、配管も考えねばなりません。それに応じて補強で対応するか、別途配管途中に防災用水槽を設置すべきか等が決まります。 水槽が地下式の場合には、緊急遮断弁は設置可能な型式がないと思います。また地下水槽で設置していることから、配管が耐震構造になっていないと思われるのでその点の改造(可撓管の追加など)や水槽導入部のクラックによる漏水対策などが必要と思われます。(打ち込みでしたら手が出ません) 全半でも述べたように、地上式の耐震水槽は半端なものではありません。一時的な水量確保なら、メイン管の途中に防災水槽を設置すれば最小限の水量は確保できます。 http://www.bousai.go.jp/jishin/chubou/shutochokka/14/shiryou1.pdf ここの15ページに記載されたようなものを設置するのですが。 他の事業者の様子が知りたければ「防災水槽 緊急遮断弁」をキーワードに探せば、沢山出てきます。参考にしてください。 |
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