Page 1777 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 建築設備フォーラムへ ┃ 会議室に戻る ┃ INDEX ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼インサート計算式の係数について つなぎの水道屋 08/1/3(木) 20:34 ┗Re:追記 つなぎの水道屋 08/1/4(金) 17:17 ┗Re:追記 やま 08/1/4(金) 18:37 ┗Re:追記 つなぎの水道屋 08/1/4(金) 19:31 ┣Re:私は土木系なのでご注意下さい みっちゃん 08/1/4(金) 21:48 ┃ ┣Re:私は土木系なのでご注意下さい つなぎの水道屋 08/1/4(金) 22:56 ┃ ┗Re:私は土木系なのでご注意下さい つなぎの水道屋 08/1/5(土) 17:51 ┗Re:追記 やま 08/1/4(金) 22:12 ┗Re:追記 つなぎの水道屋 08/1/4(金) 23:17 ─────────────────────────────────────── ■題名 : インサート計算式の係数について ■名前 : つなぎの水道屋 ■日付 : 08/1/3(木) 20:34 -------------------------------------------------------------------------
おめでとうございます。今年もよろしくお願いします。 早速ですが、皆様にお聞きしたいことがあります。 インサートのコーン状破壊に対する許容耐力計算で下記の様なものを拝見しました。 http://www.okabe.co.jp/kenzai/pdf/insert_speacer/17-18.pdf Pa1=φ1・√FC・Ac ・0.313 …………@ 式の係数が0.313になっていると思うのですが、普通0.75だと思うのですが、なぜ、この様な低い数値なのか知りたく投稿しました。 ご存知の方、ご教示お願い出来ないでしょうか。 |
下記に、あと施工金属拡張系アンカーの実験がされているのですが http://www1.ths.titech.ac.jp/~shimizu/study/thesis/1995_5_471_131-139.pdf 私の疑問は、ページ137の右側中間辺りに「・・・式は皆安全側の値が得られた」とあるので、0.75でよいところを0.313にしているので、コン打設時設置のインサートが、あと施工金属拡張系アンカーよりも耐力が小さいのかな?と思ったしだいです。 http://www.mikado-nt.co.jp/p15.htm ただ上写真にあるように、インサート下部は、樹脂なので、小さい値なのかな?と思ったりもしました。 |
本年も宜しく御願い致します。 何の根拠もなく想像で記しますので何かのヒントにつながればよろしいのですが そうでなければ無視してください。 その様なためらいがあり、前回一度記述したのですが削除してしまいました。 懲りずにまた書かせて頂きます。 ●想像1 重力単位系とSI単位系の違いに依る係数の違いかな?と言う想像です。 SI単位系ではFCの単位=N/mu 重力単位系ではFCの単位=kg/cu √FCの換算係数=√(9.8/100)=0.313 ●想像その2 >http://www.okabe.co.jp/kenzai/pdf/insert_speacer/17-18.pdf では換算係数を計算式係数と取り違えて誤記(図1と図2で45度斜線の起点が 異なる点で図にも誤記ありますので、式にも誤記がある?)との想像。 ●想像その3 建築学会からの引用による下記 http://kenjien.hp.infoseek.co.jp/anc/anchor1.shtml ではSI単位系の係数に√(1/21)=0.218を使っています。 これは0.75×0.313≒0.23と近似しています。 ●想像その4 http://www.nihonproject.co.jp/product/pro2.html に重力単位系計算式があり、当該係数を10√(1/210)と記述あります(=0.69)。 0.75より8%程度安全性が向上した計算式と言えなくもないような・・。 結局係数も色々あり、何が正解か私には判断付きませんがおぼろげながら 1.重力単位系では0.7〜0.75 2.SI単位系では0.215(=0.69*0.313)〜0.23 程度のような・・・・。 |
>●想像1 > 重力単位系とSI単位系の違いに依る係数の違いかな?と言う想像です。 > SI単位系ではFCの単位=N/mu > 重力単位系ではFCの単位=kg/cu > √FCの換算係数=√(9.8/100)=0.313 まさに、これですね。あとは、少しずつ探っていきたいと思います。(学が無いもので) >●想像その3 > 建築学会からの引用による下記 > http://kenjien.hp.infoseek.co.jp/anc/anchor1.shtml > ではSI単位系の係数に√(1/21)=0.218を使っています。 > これは0.75×0.313≒0.23と近似しています。 http://www1.ths.titech.ac.jp/~shimizu/study/thesis/ko1993_4_31_4.pdf 上記には、内燃・建築・防災の3規準の比較をしているのですが、ページ23の建築学会の金属拡張系の式では、やはり0.75を使用しています。 21は接着系の系数なのでしょうか? >1.重力単位系では0.7〜0.75 >2.SI単位系では0.215(=0.69*0.313)〜0.23 >程度のような・・・・。 解決の手がかりがつかめたような気がします。 返信ありがとうございました。 |
このあたりの力学の計算式では、建築と土木では異なることが多いので当初は迷いましたがCGS系の0.75は同じですし、仕様書に日本建築学会「各種合成構造設計指針・同解説」の記載もあるので僭越ながら・・・ 土木ではコーン状破壊によるアンカー筋1本当たりの許容引張力は基本的に次の二つを使用しているはずです。(読んでいない仕様書もたくさんありますので) SI単位 Ta2=φ2×0.23√(Fc)×Ac φ2: 低減係数(安全率) Fc: コンクリート設計基準強度(N/mu) Ac: コンクリートコーンの有効水平投影面積(mu) Ac = π・le(le+D) π : 円周率(3.14) D: 穿孔径(削孔径:mm) l : 穿孔深さ(mm) ▼許容引張力 le: アンカー筋の有効埋込深さ(mm) le = l-D CGS単位 Ta2=φ2×0.75√(Fc)×Ac φ2: 低減係数(安全率) Fc: コンクリート設計基準強度(kg/cu) Ac: コンクリートコーンの有効水平投影面積(cu) この二つの式は等価です。建築とは安全率や長期加重に対する考え方が異なりますので申し上げにくいですが、例示された式はそのあたりを合成された係数なのではないでしょうか(出てきているのに歯切れが悪いですが)。 ただ私が設計する場合には、殆ど現場での引き抜き試験を行いますが、殆どと言って良いぐらい設計破壊強度を下回ることはありません。 0.313ではあまりにも0.23と比較すると係数が違いすぎるような気がします。 |
>SI単位 >Ta2=φ2×0.23√(Fc)×Ac >CGS単位 >Ta2=φ2×0.75√(Fc)×Ac > この二つの式は等価です。 私は単位変換が出来ないですが、少しずつ探っていきたいと思います。 >建築とは安全率や長期加重に対する考え方が異なりますので 今回、資料確認していく中で確かに、土木との係数(大)違いよく目にしました。 > 0.313ではあまりにも0.23と比較すると係数が違いすぎるような気がします。 私の施工範囲(設備)での事なので、3分〜4分位までの検証が(あと施工アンカーを含めて)出来るようになれば、よいかなと思っていましたが、深く探ってみようと思いました。 自分の中で、完全に解釈できての返信ではありませんが、返信ありがとうございました。 |
>SI単位 >Ta2=φ2×0.23√(Fc)×Ac Ta2=0.4×0.23√18×3.14×28(28+31) ≒2024.7N 国土交通省仕様のインサート金物(M10・Fc=18)の許容引抜荷重2000Nがやっと納得できました。 > この二つの式は等価です。 単位換算せず、SI単位の式に係数0.75をかけていました。(めちゃくちゃですが)上記式の0.23の所を0.75にすると6602Nになると思うのですが http://www.mikado-nt.co.jp/p12.htm 上記資料で 11700N ※引抜試験実測値は破壊時の数値です。とあるので許容なのかな、と思っていました。 みっちゃんさんのおかげで間違いに気づく事が出来ました。 ありがとうございました。 |
>http://www1.ths.titech.ac.jp/~shimizu/study/thesis/ko1993_4_31_4.pdf >ページ23の建築張系の式では、やはり0.75を使用しています。 上記pdfファイル内記述は重力単位系の様ですから0.75を使用しているのは頷け ます。 >21は接着系の系数なのでしょうか? これも想像ですが 当該「コーン破壊」計算式はPa1=係数*√(fc)*Ac の形です。 √(fc)の次元は私には理解出来ません。ただし √(fc/fc')なら理解できます。fc'はコンクリートの基準圧縮強度で 重力単位系なら210kg/cu SI単位系なら210*9.8/100=20.58≒《21》N/mu で、これはコンクリート基準圧縮強度に対する比率の平方根と言うことで 無次元化されていますので係数φ2に(重量(力)/面積)の次元を持たせた (期待した)ものとして解釈できます。 ここで訂正ですが >1.重力単位系では0.7〜0.75 と書きましたが、0.69〜0.75と記述するべきでした。 >(学が無いもので) ご謙遜を・・・。無学な方がここまで探求でるものではありません。 学歴も「学」ですが、所謂学歴ばかりが「学」でもありますまい。 専門外のことを出しゃばってご無礼申し上げました。 |
>√(fc/fc')なら理解できます。fc'はコンクリートの基準圧縮強度で >重力単位系なら210kg/cu >SI単位系なら210*9.8/100=20.58≒《21》N/mu >で、これはコンクリート基準圧縮強度に対する比率の平方根と言うことで >無次元化されていますので係数φ2に(重量(力)/面積)の次元を持たせた >(期待した)ものとして解釈できます。 なるほどです。私の中で、知識として生かせる様に、さらに探っていけれる、手がかりとなりました。 度々の返信誠にありがとうございます。 |
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