Page 1810 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 建築設備フォーラムへ ┃ 会議室に戻る ┃ INDEX ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼給湯負荷単位と流量について 見習い配管やさん 08/1/30(水) 20:35 ┗Re:給湯負荷単位と流量について masa 08/2/6(水) 2:00 ┗Re:給湯負荷単位と流量について 見習い配管やさん 08/2/6(水) 20:11 ─────────────────────────────────────── ■題名 : 給湯負荷単位と流量について ■名前 : 見習い配管やさん ■日付 : 08/1/30(水) 20:35 -------------------------------------------------------------------------
給湯配管の経路やサイズを計画中です。 基本的なやり方は給水と同様で、使う表や数値が違うという事で教わり学習しているところでしたが、器具種より給湯負荷単位を求め、同時使用率を踏まえた線図より給湯量(L/min)を出す時に悩んでおります。 見ている表が悪いのか、線図の始まり(給湯負荷単位0)の時に、既に25L/minあたりから始まっているため、給湯負荷10でも1でも0.1と仮定しても、銅管を仮に使うとサイズは25Aとなってしまいます。 例えば混合水栓につながる給水が20Aなのに給湯が25Aという図面は見たことが無く、その根拠が分かりません。給水栓と併用の場合は給湯負荷を3/4とするという注意書きがあって、その意味も理解できない部分があり、施設用途や器具別の給湯負荷単位から、それに必要な流量など、ご教授お願い致します。 |
器具接続管は、給湯負荷単位にこだわらないで、器具使用湯量と配管流速で決定して問題ありません。 混合水栓の場合は給湯温度と使用温度が違う場合は給水温度と給湯温度から、混合比を計算すれば必要湯量は決定されます。 例.器具使用混合水量=15L/min、使用温度42℃、給湯温度60℃、給水温度5℃の場合、給水量=A、給湯量=Bとすると、5A+60B=42(A+B)、(42-5)A=(60-42)B、(42-5)/(60-42)=B/A=37/18≒2/1、したがって給水量:給湯量=1:2、給湯量は混合水量の2/3となり、給水量は1/3となる。 給湯量=2/3×15=10L/min、給水量は水のみの利用も考えて15L/minとする。 2箇所以上を給湯する枝管は給湯負荷単位(60℃基準)を温度補正して算定する。 最低25L/minなので、温度補正流量=25×2/3≒17L/minからスタートする。 以降順次温度補正して管径を推奨流速から決定していきます。 循環方式の場合は、仮決定した配管の配管放熱量から循環湯量を決定して、返り管の管径を推奨流速から決定します。 配管末端が返り管より細い場合は返り管サイズに補正して、再度循環湯量のチェックを行います。(推奨返り管サイズで決定しても問題はありません) なお、瞬間湯沸器の場合は器具までの給湯待ち時間が基準内にあるかをチェックする必要があります。(給湯待ち時間は1〜5分程度で任意に設定します) 待ち時間が極端に長くなる場合は、給湯配管を短くするか、循環方式を検討します。 通常瞬間湯沸器の場合は12m(20A給湯管)、25m(15A給湯管)を超えると待ち時間に問題が出てきますので注意が必要です。 |
masa様 大変分かりやすいご教授を頂き、ありがとうございました! 一つのやりかたとして、活用させて頂きたいと思います! |
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