Page 1854 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 建築設備フォーラムへ ┃ 会議室に戻る ┃ INDEX ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼水圧不足の不安 sannjinomama 08/4/18(金) 14:57 ┣Re:水圧不足の不安 EM 08/4/18(金) 19:58 ┃ ┗Re:水圧不足の不安 sannjinomama 08/4/21(月) 19:06 ┃ ┗Re:水圧不足の不安 EM 08/4/22(火) 8:31 ┃ ┗Re:水圧不足の不安 sannjinomama 08/4/22(火) 20:10 ┗Re:水圧不足の不安 masa 08/4/20(日) 13:16 ┗Re:水圧不足の不安 sannjinomama 08/4/21(月) 19:17 ┗Re:水圧不足の不安 masa 08/4/21(月) 23:44 ┗Re:水圧不足の不安 sannjinomama 08/4/22(火) 20:12 ─────────────────────────────────────── ■題名 : 水圧不足の不安 ■名前 : sannjinomama ■日付 : 08/4/18(金) 14:57 -------------------------------------------------------------------------
給水管の水理計算をするにあたって、良い資料が見つかりません。又計算方法もよく分かりません。 内容は、配水管の圧力は0.1MPa 配水管からの分岐 150×75 分岐〜受水槽迄 は口径75 L=450m 高低差は3.0m 有効水頭7.0m その間メ−タ−75A 止水栓75 2個 途中泥吐弁75 1個 空気弁 1個 有り 曲り90° 6個 受水槽 バルブ75 1個 ボ−ルタップ 75 1個 毎秒どの位の水が出るのか計算方法がわかりません。 宜しく御願い致します。 |
見ているだけで、不安になりました。 条件が足りませんよ。 引込みの配管材料は? 配水管のレベルから受水槽の高さまでが3mでOKですか? バルブ等は、相当長を計算する。 その上で、動SURU勾配から流量を算出してください。 その流量で、一定時間のうちに受水槽を満たせればOKです。 450mだけで厳しいみたいですね。 廻りのやさしい先輩に聞く手もあります。 |
返信遅くなりすみませんでした。 確かに条件不足でした。 引込配管材はダクタイル鋳鉄管です。配水管のレベルから受水槽の高さは土被りH=800 なのでGLから2.2mで3.0m見ました。 一日の計画水量は200tです。 nasaさんの計算ですと200L/minの水量が確保できそうなので、200L/min>139L/min でOKとみて宜しいでしょうか。 残念ながら廻りにはやさしい先輩はいません。ので宜しく御願い致します。 |
>一日の計画水量は200tです。 >nasaさんの計算ですと200L/minの水量が確保できそうなので、200L/min>139L/min >でOKとみて宜しいでしょうか。 計算方法は、masaさんの方法でOKです。ただし、鋳鉄管の分岐なので 配水管の切断工法になると思います。それとボールタップより定水位弁の ほうが流量は確保しやすいと思います。 メーターの相当長を含め、各抵抗を根拠をもって決めていく、失敗できない その繰り返しが、設備設計者への道ですね。 (政令指定都市なら、水道局の本を参照できると思います) それと、受水槽の容量が不明ですね。 給水用途不明ですが、定常的な給水であれば、使用量139L/mを引込み量200L/mが上回っていれば、OKです。 非定常な使い方であれば、非定常な状態の給水量に対して、受水槽の容量と引込み 量の合算値が上回ることが必要です。 実際の現場では、計算どおりにいかない場合も多いので、引込み計算及び 受水槽容量等に一定の安全率は必要です。 |
大変参考になりなした。有難うございました。 又分からない事がありましたら、宜しく御願い致します。 |
過去ログでも、何回も質問があがっています。 動水勾配、水理計算などで検索するとヒットすると思います。 EMさんの指摘どおり、管材が不明ですが、仮に白ガス管(75Aなので、モルタルライニングダクタイル鋳鉄管かもしれませんが)とすると、水道メーターの圧力損失≒0.5mAqと仮定、サドル分水栓の直管相当長は手元に資料がありませんが、8mと仮定、止水栓75Aの直管相当長=0.63m、泥吐弁、空気弁の直管相当長は不明なので、それぞれ1mと仮定、90°エルボの直管相当長=3.0m、バルブ75は止水栓と同じく直管相当長=0.63m、ボールタップ75Aは流量特性が水圧3mで500L/minなので、白ガス管75Aの500L/minの動水勾配60mmAq/mより、3000mmAq÷60mmAq/m=50mが直管相当長と仮定する。配管実長=450m、継ぎ手類の直管相当長合計=8+0.63×2+1×2+3.0×6+0.63+50=79.89m、配管長合計=450m+79.89m=529.89m、配水管の圧力=0.1MPa≒9.8mAq、ボールタップ吐水口までの配水管との落差=3m、水道メーターの圧力損失=0.5mより、残水圧=9.8−3−0.5=6.3m、配管長合計による動水勾配=6.3mAq÷529.89m≒0.0118mAq/m→11.8mmAq/m、白ガス管75Aの動水勾配11.8mmAq/mの流量≒190L/min 念の為、ボールタップでの残水圧を計算します。 6.3mAq−(529.89−50)m×0.0118mAq/m≒0.637mAq、ボールタップ75Aの水圧0.637mAqの場合の流量≒200L/min>190L/minなので、190L/minの流量は確保できます。 厳密には、水道メーターの圧力損失も変化しますが、この配管系だと配管長の影響の方が大きいので、200L/min前後の水量が限界でしょう。 |
返信送れまして申し訳ありませんでした。 引込の管種はダクタイル鋳鉄管で見ています。 一日の計画水量は200tです。 結果、200L/min > 139Lmin 十分確保出来ると見て宜しいでしょうか。 ただ、白管とダクタイル鋳鉄管とでは動水勾配はどの位の差があるのでしょうか。 又、水道メ−タ−の圧力損失0.5mですが、メ−タ−の型式によって損失は変わるのでしょうか。宜しく御願い致します。 計算方法とてもわかりやすく大変参考になりました。有難う御座いました。 |
モルタルライニングダクタイル鋳鉄管の場合は、白ガス管より動水勾配は少なくなります。(ヘーゼン・ウィリアムス公式における流速係数(C)はモルタルライニングダクタイル鋳鉄管は110、白ガス管は100となります) したがって、白ガス管で算出した場合よりモルタルライニングダクタイル鋳鉄管の流量の方が多くなります。 水道メーター形式によって、損失水頭は変化します。 ただし、現在のJIS基準では、定格最大流量での許容圧力損失は0.063MPa(0.618kgf/cm2、6.18mAq)以下となっています。 たて型ウォルトマン型メーターで、11m3/h=183L/minで圧力損失は0.005MPa≒0.49mAqです。 大型翼車型では8.4m3/h=140L/minで、0.0102Mpa≒1mAqです。 電磁式水道メーターの場合は若干の絞りがあるだけなので、ほとんど直管損失とかわりありません。 必要流量が139L/minであれば、水道メーター損失は0.5〜1mAqの範囲にある事になります。 水道メーターが翼車型の場合は水道メーター損失を1mAqとして再計算する必要があります |
大変参考になりました。有難う御座いました。 又分からない時は、お世話になりますので、宜しく御願い致します。 |
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