Page 197 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 建築設備フォーラムへ ┃ 会議室に戻る ┃ INDEX ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼冷却塔専用の補給水タンク容量は? どらちゃん 03/6/21(土) 22:04 ┗Re:冷却塔専用の補給水タンク容量は? ネット初心者 03/6/21(土) 23:30 ┗Re:冷却塔専用の補給水タンク容量は? どらちゃん 03/6/22(日) 0:02 ┗Re:冷却塔専用の補給水タンク容量は? ネット初心者 03/6/22(日) 7:59 ┗Re:冷却塔専用の補給水タンク容量は? どらちゃん 03/6/22(日) 19:25 ┗Re:冷却塔専用の補給水タンク容量は? ネット初心者 03/6/22(日) 22:19 ┗Re:冷却塔専用の補給水タンク容量は? どらちゃん 03/6/23(月) 2:57 ┗Re:冷却塔専用の補給水タンク容量は? ネット初心者 03/6/23(月) 9:18 ┗Re:冷却塔専用の補給水タンク容量は? どらちゃん 03/6/23(月) 12:05 ─────────────────────────────────────── ■題名 : 冷却塔専用の補給水タンク容量は? ■名前 : どらちゃん ■日付 : 03/6/21(土) 22:04 -------------------------------------------------------------------------
みなさん、冷却塔専用に補給水タンクを設置する場合、そのタンク容量はどのように決定されていますか? ここで、(タンクへの給水能力)≧(冷却塔への給水量)とし、断水時の運転は考慮しないものとします。 通常、タンク容量はいくらでもいいように思いますが(タンク設置の必要性も疑問が出るかもしれませんが)なにかしらの容量決定の基準はないものかと思っています。 タンク設置の目的は、上水の間接給水としたいためで、冷却塔ボールタップの吐水口空間が確保できているとしても、あえて設けるものとします。 今は、無理やりに、冷却塔補給水の定格使用水量に最大流量係数1.5を乗じて、その差分0.5の1時間分(つまり使用水量の30分相当ですが)をタンク容量にする。なんて屁理屈つけて決定していますが、本当はどのように決めるものなのでしょう。 みなさんの算定方法をお教え下さい。 よろしくお願いいたします。 |
タンク一次側のボールタップ能力次第。(補給水量に追従可能であれば。) タンク容量は任意でよいと思います。 大型の場合は、ボール弁等の水位制御幅を考慮。 |
>タンク一次側のボールタップ能力次第。(補給水量に追従可能であれば。) >タンク容量は任意でよいと思います。 >大型の場合は、ボール弁等の水位制御幅を考慮。 そうですね。FS等で給水制御している場合は水位変動幅分の水量をひとつの目安にできますね。ただ、制御幅の水量じゃちょっと少ないような気もしないでもありません。(機能的には問題ないとは思いますが) BT給水の場合はどうでしょう。 因みに、今の私なら、100冷却トンのタワーで補給水量1ton/hだとしたら、500リットルのタンクになり、少し大きいかなとも思いますが、任意とはいえ100リットルじゃ小さいような気がしますし…。 どうも感覚的な話しかできずに申し訳ないのですが、みなさんは、どうしてるのかな?と思ったのです。 本来、なくてもいいものかもしれないので、いくらでもいいんじゃない?って言えばそうかもしれませんが、そこを、あえてなんとか基準を見つけられないかなと思いました。 無理言って申し訳ありませんが。 |
補給水(上水)が追従できれば、直結逆流防止機構の組込みで可。 一般的には、補給水一次側の圧力不足による対策だと思います。 一次側口径の経済設計(口径を細く)を意識すれば (1日の使用水量−給水能力)* 1.2〜1.5 = タンク有効水量 後は、水位制御とポンプ保護を考慮して決定。 使用水量が不明ですが、スペースに問題がなければ1.0m3タンク付ユニット程度か。 また、単独で使用するには、このご時世ではもったいない気がします。 他の空調用補給水と兼用できれば、最良かと思われます。 設計では、初期の通水(水張)時間を見込みませんから、その辺を考慮する手もあります。 これもまともに計算したら口径が太くなりますので それなりの根拠(想定時間)を事前に作成しておけばと思います。 |
具体例を一つ挙げたいと思います。 ■既存設備■ 吸収式冷凍機400USRT用冷却塔×3基 BF雑用水受水槽 200m3 RF雑用水高置水槽 50m3 1F上水受水槽 40m3 RF上水高置水槽 10m3 上水揚水ポンプ 20m3/h 現状の冷却塔補給水は雑用水だが、上水に変更する。 冷却塔の使用水量 400m3/h×1.5%×3基=18m3/h 既存の上水高置水槽から分岐給水は出来ないので、1Fに冷却塔専用受水槽を新設し、RF冷却塔に圧力ポンプ方式で給水する事を検討。 新設冷却塔受水槽には市水本管より新規引き込み給水。 この時の引き込み管サイズは、受水槽給水量が冷却塔使用水量に追従できるように決定。 水道局の要項によると、冷却塔給水を含み、上水受水槽容量は使用量の半日分となっており、これに準じると、18m3/h×10h×0.5=90m3となってしまいます。 水道局担当官との協議した結果、冷却塔専用の受水槽であるならば上記の適用は免除するので、タンク容量は当方が相当と思われる方法で決定しても良いという事になりました。 受水槽給水能力が使用水量に追従出来ないとすれば話は簡単なのですが、設置スペースの関係もあり、少しでもタンク容量を小さくしたいと思い、引き込み管径を大きくし、追従可能とする事にしています。(契約料金は高くなるのですが) 私の屁理屈では、受水槽タンク容量は 18m3/h×0.5h=9m3ということになるのですが、加圧給水ポンプの間欠運転(5分に設定の場合)を考慮し36m3/h×5min÷60min/h=3m3だけで良い事にしようかとか、1m3でも大丈夫かなとか、あー、いったい何を根拠に決めれば良いのでしょう。 これまでの相談内容と若干内容を異にしてますが(補給水槽⇒受水槽,加圧給水ポンプの存在)、こんな場合、どうやって決めれば良いと思われますか? この手の計画が10数件控えてますので、ちゃんとした根拠を作っておきたいのです。わがままですいません。 |
メイクアップ(Make Up)⇒補給水量 @キャリーオーバー(Carry Over) Aブローダウン(Blow Down) B蒸発量(実際の条件で計算してはどうか) トータルで1.2%程度に(メーカーだと通常1.5%〜2.0%) 補給水量を少しでも少なくしたい場合(一次側口径⇒小) 冷却水温度差を少し大きく(循環水量低減)する方法もあります。 いずれも、数字のマジック(@Aを少なくするだけ) 上水に変更する理由がわかりませんが (引込み管太く、水道本管の位置的問題や近隣に影響を及ぼす場合がある) 協議事項となりますが、引込み管径を最大50A位に想定して、貯水量を決めたほうが良いと思われます。 また、必要によっては、機器能力ではなく実際の冷房負荷から計算しても良いのでは。 一般のビルでも、冷却水補給水管と水道引込み管が同径か又は太い場合もあります。実際の運転では、連続要求がない為に、問題化しない場合がほとんどです。 水系の施工には、法的な制約がありませんので結局のところ、任意選定(責任施工)ということになるでしょう。 これに類するものは、オイルサービスタンクの基準(1〜1.5h)といったところか。還水槽も似たようもの(茶本では1.6h) 一般衛生設計の場合、引込み管25Aで受水槽10m3程度ですから、例題の緩和措置を適用しても30分10m3位が一つの目安となります。 その他として、DHC関係の工事業者や同監理事務所にそれとなく聞く手もあります。(恐らく、教えないか) |
いつもわがままな質問にも関わらず、ご丁寧なレスをいただき感謝しております。 もう少しだけお付き合いいただけたらと思います。 >上水に変更する理由がわかりませんが 建築物における衛生的環境の確保に関する法律の一部改正があり、今年の4月から施行されたことを受けての対策です。(対策案を提出し、実際の施工は猶予期間を頂いております) 改正に関する厚労省HP http://www.mhlw.go.jp/topics/2002/12/tp1218-2.html >引込み管太く、水道本管の位置的問題や近隣に影響を及ぼす場合がある そうなんです。計算では75Aとしなければならない物件もあり、引き込み管取出し位置の決定に苦慮しております。もちろん、水道局と協議,現地圧力確認の上決定致しますが。 本管の状況によっては、冷却塔給水要求に追従出来ないケースも出てこようかと思います。 その場合はもちろん、受水槽にて吸収する必要有りですね。 >また、必要によっては、機器能力ではなく実際の冷房負荷から計算しても良いのでは。 ユーザー様のご意向もあり、負荷増加に対応可能なように機器能力を100%満足する事になってしまいました。 >水系の施工には、法的な制約がありませんので結局のところ、任意選定(責任施工)ということになるでしょう。 そうなんです。法的な制約がないので迷ってしまうんですよね。責任ありますしね。 ただ、個別案件を全てフォローできる法体制を求めるのも無理がありますけどね。 >一般衛生設計の場合、引込み管25Aで受水槽10m3程度ですから、例題の緩和措置を適用しても30分10m3位が一つの目安となります。 私も、30分相当が適当ではと思っているのですが、なにぶんにも自分の屁理屈だけが根拠でしたので、自信が持てなかったのです。 ところで、25Aで10m3ということは、引込み管給水能力の4〜5時間分という事になるのでしょうか。受水槽容量が時間平均予想給水量の半日分であれば、それでいいという事になりますね。 この事と、30分の容量でいいという事の関連が、今ひとつはっきりしませんが…。(私が30分位かな?なんて言っているのにも関わらずにです。すいません。) >その他として、DHC関係の工事業者や同監理事務所にそれとなく聞く手もあります。(恐らく、教えないか) ごめんなさい。勉強不足なもので、DHC関係わかりません。 コスメ・ブランドじゃないですよね。( 不謹慎でした <m(_ _)m> ) |
10ton受水槽(3*2*2H)とは、単に最低レベル程度と考えて下さい。 DHC(District Heating and Cooling;地域冷暖房)業者限られていますが 例題規模の1桁上位の設備です。上水では対応不可能。 上水でならなければならない理由も?(そこまでの規制あったかな) 結局の所、水質管理の問題では 上水の基準と冷凍空調機器用水質ガイドラインJRA GL-02-1994を満足させる装置で検討したほうがよいのでは。 上水を使用するという前提から規模を想像してきしたが、最初の質問からそれた気がします。 小型の事務所ビルを除いて、30年位やってきましたが上水対応の現場を経験したことはありません。 以上 |
上水基準を満足させようとすると単なる薬注では済まず、小規模ながら浄化装置が必要となりますね。 当該施設は、広大な敷地の中に点在していますので、浄化設備のイニシャルコスト,ランニングコストを考えると簡単に予算を組める額ではなくなります。 役所は、省令を額面通り解釈しますので、上水基準と定められれば飲料用と同基準になってしまうのです。 長期的には浄化設備の展開も考慮に入ってきますが、現在、そこまでの猶予期間は頂いていないのが現状です。 私も今まで、冷却塔で一定の規模以上は雑用水+薬注装置で対応していましたが、今後は、それだけじゃ済まなくなりそうです。 つい調子に乗っちゃって、本当に話がそれてしまいました。 この件は、これくらいにしておきます。 ありがとうございました。 |
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