Page 1989 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 建築設備フォーラムへ ┃ 会議室に戻る ┃ INDEX ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼排水立管の「たけのこ配管」禁止について RIKU 08/10/20(月) 16:22 ┣Re:排水立管の「たけのこ配管」禁止について つなぎの水道屋 08/10/20(月) 17:13 ┃ ┗Re:排水立管の「たけのこ配管」禁止について RIKU 08/10/20(月) 18:42 ┃ ┣Re:排水立管の「たけのこ配管」禁止について つなぎの水道屋 08/10/20(月) 21:27 ┃ ┃ ┗Re:排水立管の「たけのこ配管」禁止について RIKU 08/10/20(月) 22:57 ┃ ┗Re:排水立管の「たけのこ配管」禁止について 管理人(Yoh) 08/10/21(火) 14:43 ┗Re:排水立管の「たけのこ配管」禁止について masa 08/10/20(月) 22:28 ┣Re:排水立管の「たけのこ配管」禁止について RIKU 08/10/20(月) 23:04 ┗Re:排水立管の「たけのこ配管」禁止について RIKU 08/10/21(火) 14:07 ┗Re:排水立管の「たけのこ配管」禁止について masa 08/10/21(火) 15:20 ┣Re:排水立管の「たけのこ配管」禁止について どんちゃん 08/10/21(火) 16:09 ┃ ┗Re:排水立管の「たけのこ配管」禁止について masa 08/10/21(火) 21:42 ┗Re:排水立管の「たけのこ配管」禁止について RIKU 08/10/21(火) 19:20 ─────────────────────────────────────── ■題名 : 排水立管の「たけのこ配管」禁止について ■名前 : RIKU ■日付 : 08/10/20(月) 16:22 -------------------------------------------------------------------------
RIKUです。 排水立管の「たけのこ配管」について空衛工学便覧の9版(97')10版(83')11版(87')12版(95')13版(01')を調べてみました。以下報告致します。 【9版】 基礎篇にも給排水衛生篇にも「たけのこ配管」についての記載なし。 【10版】 V-166 c排水立て管の管径 に記載。 『前略、また排水立て管の管径は、立管の上部を細くして下部を太くするような、いわゆる「たけのこ配管」をしてはならない。その理由は、排水立管のスペースのおよそ2/3は空気のためのものであり、排水立管の頂部は伸頂通気管としての役割を果たさなければならないからである。一般的に排水立管における排水負荷は、立管の上部より下部に向かって大きくなるが、通気負荷はこの逆になる。』 【11版】 V-212 c管径の縮小 に記載。 『10版内容と同じ』 【12版】 6編7章P217 d排水立て管の管径 に記載。 『排水立管は、どの階においても、最下部の最も大きな排水負荷を負担する部分の管径と、同一管径でなければならない。いわゆる「たけのこ配管」としてはならない。』『理由記載なし。』 【13版】 6編7章P217 d排水立て管の管径 に記載。 『排水立管は、どの階においても、最下部の最も大きな排水負荷を負担する部分の管径と、同一管径でなければならない。いわゆる「たけのこ配管」としてはならない。』『理由記載なし。』 6編7章P192 bに排水立管内の流れの記述あれど「たけのこ配管」禁止についての説明に至らず。 ―以上― 皆様教えて下さい、これで間違いないでしょうか?。 これ以外の資料などあれば教えて下さい。 無原則に禁止する理由として納得が出来ません。 ご意見をお寄せ下さい。宜しくお願いいたします。 |
伸頂通気管の断面欠損まずいようです。 http://www.kojima-core.co.jp/20030515report.html http://www.kojima-core.co.jp/20020915report.html 以前グッピーさんが投稿されていた。 8859) 13階住戸大便器の封水切れ http://www.setsubi-forum.jp/cgi-bin/c-board/c-board.cgi?cmd=one;no=8859;id=construction 一部屋だけのようなので、鳥の巣やごみなどによる伸頂通気管の断面欠損だったかもしれませんね。 |
RIKUです。有難うございます。 >伸頂通気管の断面欠損まずいようです。 コジマの技報ですね。 >http://www.kojima-core.co.jp/20030515report.html ●管内圧力分布とトラップ封水の挙動と損失 『掃除兼用VCの場合と断面欠損75%(開口率25%)で損失10mmなら"OK”で断面欠損100%(開口率0%)で"NG"(破封)』 >http://www.kojima-core.co.jp/20020915report.html ●トラブル発生原因 『@伸頂通気管断面欠損100%(開口率0%:閉塞)の場合"NG"。』 『A横主管の逆勾配−1/100の場合"NG"』 コジマのコアシステムに限らず『通気封鎖』や『逆勾配』などでは実験に因らずとも不具合は起こります。しかし、 それだからと「たけのこ配管」無原則に禁止とは・・・。 >以前グッピーさんが投稿されていた。 8859) 13階住戸大便器の封水切れ グッピーさんの記述からは『断面欠損』や『逆勾配』などの重大な不具合は感じられませんでした。で、小生は通気口の移動を提案いたしました。 |
RIKUさんがいはれるように禁止の理由としては、絶対的ではなかったですね。(特に2、3階建の建物) |
RIKUです。有難うございます。 > RIKUさんがいはれるように禁止の理由としては、絶対的ではなかったですね。(特に2、3階建の建物) 小生は、絶対的な禁止理由などとまで云う積もりもありません。が、 ●余りに無原則に禁止にするような理由が知りたいのです。 @配管方式・通気方式・伸頂通気のみの単管方式・通気立主管+ループ通気管方式・通気立主管+各個通気管方式などの別に関係なく?。 A通気管径設計で算出された管径に関係なく?。 B空衛工学便覧10版で云う理由を云うなら、横主管でも同じ事になるのでは?。 C 〃 便覧12版でその理由の記述を何故止めたの?。 D 〃 便覧13版で立管内流れについて紙面を割き記述していながら「たけのこ配管」禁止理由をあえて何故述べないの?。などです。 ●数冊の本で探しましたがこの事については、二つに分かれていました。 @工学会無視。A工学会と同じだが理由を変えている。 ●SHASE-S206-2000 給排水設備規準・同解説ではどの様に説明されているのでしょうか。知りたくて公立図書館を探しましたがありませんでした。 お持ちの方教えて下さい。この部分出来れば原文のままで!。宜しくお願いいたします。 |
○に数字の入った文字は 「機種依存文字」ですので、 使わないように お願いいたします。 管理人(Yoh) |
SHASE-S206-2000 給排水衛生設備規準・同解説 より、 「6.2.3.4 排水立て管の管径 排水立て管は、どの階においても最下部のもっとも大きな排水負荷を負担する部分の管径と同一とする。」 「多層建築の排水立て管を流下する実際の排水流量は、上層階ほど少ない。 排水とともに流下する通気の流量は、通気立て管など通気管網がある排水系統では、排水流量の変動は通気立て管とループ通気管によるショートサーキット流れを起こし、きわめて過渡的で複雑な流れ性状を示すが、排水立て管上部の下向き通気量は、通気管網のない排水系統に比べれば減少傾向になる。 現在の通気管径決定法では、この実態が明確でないことと設計の容易さを考慮し、実際には、下向き通気流量を減少させるループ通気管のショートサーキット流れを設計上の余裕と考え、ないものとみなしている。 したがって、排水立て管の下向き通気量はどの階でも均等であるとした。 排水立て管は、通気機能確保のため最小限、排水負荷の大きい下部と同径管が上部でも必要とされ、排水立て管の設計用負荷流量が最大となる立て管基部のみで管径決定することとした。 排水立て管の許容流量を判定する実験においても、排水立て管は、どの部位でも同径であることを前提とした模型で行っている。(以下略)」 ループ通気及び通気立て管がある場合は、上部通気量の減少がある事に言及はしていますが、排水立て管決定の為の基準を決める実験では、排水立て管上部の縮径は行っていないので、SHASE-S206-2000の排水管径決定法を利用する場合は、排水立て管上部の縮径は行ってはいけないという事です。 したがって、SHASE-S206-2000の基準外の、実験等により適正な排水能力及び通気の確保ができるシステムであれば、排水立て管上部の縮径ができる可能性はあります。 建築基準法施行令第百二十九条の二の五「建築物に設ける給水、排水その他の配管設備の設置及び構造は、次に定めるところによらなければならない。(略)3 建築物に設ける排水のための配管設備の設置及び構造は、第一項の規定によるほか、次に定めるところによらなければならない。 一 排出すべき雨水又は汚水の量及び水質に応じ有効な容量、傾斜及び材質を有すること。 二 配管設備には、排水トラップ、通気管等を設置する等衛生上必要な措置を講ずること。 (以下略)」 上記一、二の基準に関しては、SHASE-S206-2000に準拠するか、独自の実験により証明する必要があります。 |
RIKUです。良く読んでみます。 >SHASE-S206-2000 給排水衛生設備規準・同解説 より、 取り急ぎお礼を申します。有難うございました。 |
RIKUです。masaさん、読み解くために教えて下さい。 >SHASE-S206-2000 給排水衛生設備規準・同解説 より、 >「6.2.3.4 排水立て管の管径 排水立て管は、どの階においても最下部のもっとも大きな排水負荷を負担する部分の管径と同一とする。」 @この部分が規準本文ですか?。A立て管とは、立て主管ですか?B最下部とは、当該立て主管の最下部ですか?。 >ショートサーキット流れを起こし、 C『ショートサーキット流れ』の定義など教えて下さい。 >ループ通気及び通気立て管がある場合は、上部通気量の減少がある事に言及はしていますが、排水立て管決定の為の基準を決める実験では、排水立て管上部の縮径は行っていないので、SHASE-S206-2000の排水管径決定法を利用する場合は、排水立て管上部の縮径は行ってはいけないという事です。 D旧規準で設計したものはどの様な扱い、位置付けになるのでしょうか?。 >したがって、SHASE-S206-2000の基準外の、実験等により適正な排水能力及び通気の確保ができるシステムであれば、排水立て管上部の縮径ができる可能性はあります。 E事実上可能性は絶たれたと感じます。 F「たけのこ配管」禁止されて小生の調べた限りで工学便覧10版1983発行時ですからもう25年経つ訳ですが実態調査や事実検証は行われているでしょうが、上手く行っているのでしょうか?。 以上、宜しくお願いいたします。 語彙が紋切り型になって申し訳ありません文章を簡潔にする為にご容赦ください。 |
1、6.2.3.4が規準本文で、そのあとの「」は解説文です。 2、立て枝管とかの表現は無いので、複数の階の排水が合流する立て管が、排水立て管だと思います。 3、当該排水立て管の最下部だと思います。 4、ショートサーキット流れとは、排水立て管・通気立て管・ループ通気管だけで、通気流動がある場合だと思います。(通気金物からの流入・流出の無い場合です) 5、改修などの場合は、新基準で選定しなおす事が望ましいですが、設備の増加がなければ旧基準で良いのではないでしょうか? 7、空気調和・衛生工学会の給排水衛生設備委員会排水システム性能小委員会などで、検討しているのではないでしょうか? |
参考までに排水タワー実験(15階規模)での実測では、 5L/secの排水で伸頂通気管内風量は30L/sec程度です。 |
通気量が、排水量の6倍だと、SHASE-S206-2000の必要通気量でも少ないかもしれませんね。(伸長通気の場合、負荷流量の4倍以上) |
RIKUです。masaさん有難うございました。 米国給排水工事規準(NPC)翻訳本を今更ですが読みたくなりました。 まっ、余り深入りせずすこし注意深く様子を見る事にいたします。 |
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