Page 2171 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 建築設備フォーラムへ ┃ 会議室に戻る ┃ INDEX ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼厨房給気に関して 設計太郎 09/5/20(水) 9:19 ┗Re:厨房給気に関して 裕次カ 09/5/20(水) 10:49 ┗Re:厨房給気に関して 設計太郎 09/5/20(水) 12:03 ┗Re:厨房給気に関して masa 09/5/23(土) 17:30 ┗Re:厨房給気に関して 設計太郎 09/5/25(月) 8:35 ─────────────────────────────────────── ■題名 : 厨房給気に関して ■名前 : 設計太郎 ■日付 : 09/5/20(水) 9:19 -------------------------------------------------------------------------
いつも参考にさせていただいております。 私も質問させてください。 設備設計の業務に携わっております。 厨房の空調に関して資料を集めているのですが、 給気に関しての質問です。 厨房へ生外気をOAGで取り入れたりするわけですが、 空調機器からの給気も考える場合、OAGと空調機からの吹出し 双方でどれくらいの比率で設計したらよろしいでしょうか? 何か参考事例などがあれば教えて頂きたいです。 宜しくお願いします。 |
法的な比率はないと思います。 空調機側で受けいれられる風量で決まります。 天井などの吹き出しはVHSで風量調整。 空調機側のOAダクトはVDで調整が良いと思います。 と言う形で、先日、1500食規模の厨房の設計をしました。 |
裕次郎さま・・・ 早速の返信ありがとうございます。 空調機側での調整ですね。 法的な規制が無いのはわかりますが、 ただ自然給気と機械給気で、どれほどの比率によって取り込まれているのか 設計前段階での把握をしておきたいのです。 部屋の大きさ等によって設計条件は変わってくると思いますが 空調設計で自然給気、機械給気の割合がざっくりとわかるような 何か参考資料や図面、HPなどご存知でしたら 教えていただきたいのですが? 宜しくお願いいたします。 |
基本的には、裕次郎さんの書かれているとおり、空調器の余剰排気量までは、厨房に給気可能という事になります。(空調器が外気処理のみだけの場合は、全風量、還気式の場合は、外気量の全風量までは余剰排気に使えます) 自然給気と機械給気の比率という事であれば、厨房・客席が開放されている場合は、自然給気経路は、店舗の外気に面した扉が開放されれば、扉側から流入する事になります。(厨房の給気ガラリは、フィルター設置となるので、抵抗が大きく、抵抗の低い扉側から給気されてしまいます) したがって、コストやダクトルートの制約がなければ、原則外気は、機械給気として設計するのが普通です。 通常は、自然給気・機械給気は併用しない場合がほとんどです。 生外気・空調器処理空気の比率は、厨房の種類により判断します。(空調器処理空気と生外気の混合により、29℃前後の空気供給とする場合もあります) 供給外気を温度調整するかどうかは、厨房の種類により決定されます。 加熱厨房でない、生鮮食品を扱う厨房(コールド厨房)の場合は、保健所の指導により温度管理が義務付けられるので、冷房を行う必要があります。(生外気の導入により、温度管理が不能の場合は、外気を冷房する必要があります) 加熱厨房でも、寒冷地などの場合は、生外気の導入は、吹出口付近の室温低下が激しくなるので、外気の暖房が必要になります。 また、厨房の排気を天井面全体で行う層流排気システムの場合は、対流による気流上昇を求められるので、供給外気は冷房する必要があります。 なお、客席・厨房共、個別空調の場合は、余剰排気の利用が困難なので、厨房用外気処理器の設置が必要となります。(厨房外気処理が必要な場合) |
masaさま・・・ ご丁寧な解説ありがとうございます。 参考にさせていただきます。 今後とも宜しくお願いします。 |
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