Page 2176 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 建築設備フォーラムへ ┃ 会議室に戻る ┃ INDEX ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼空調吹出し温度 いまいち 09/5/7(木) 15:39 ┗Re:空調吹出し温度 masa 09/5/8(金) 3:46 ┣Re:空調吹出し温度 いまいち 09/5/8(金) 9:38 ┣Re:空調吹出し温度 ハカタドンタ君 09/5/8(金) 21:02 ┗Re:空調吹出し温度 近江 09/5/31(日) 8:46 ┗Re:空調吹出し温度 masa 09/5/31(日) 12:33 ─────────────────────────────────────── ■題名 : 空調吹出し温度 ■名前 : いまいち ■日付 : 09/5/7(木) 15:39 -------------------------------------------------------------------------
オールフレッシュによる外気取り込みを検討しています。 吸込んだ外気が空調機を出たときに、空気温度がどのように変化するのか教えてください。 外気;温度33℃、湿度65% 空調能力;40kw、風量3,600CMH、バイパスファクタ0.006 空調機能力から、冲は8.5となると思いますが、この場合空気線図を見ると20℃を切ることになりますが、実際に空調機から出る空気温度と判断しても問題ないのでしょうか? よろしくお願いします。 |
厳密には、コイル入口条件、BFと冷却コイルの冷却能力を元に、空気線図上に、コイル出口条件をプロットしなければいけないのですが、ほぼ同等の能力のオールフレッシュパッケージの装置顕熱比=0.43ですので、吹出温度差=33[℃]−40[Kw]×0.43×1000[w/Kw]÷(0.33×3600[m3/h])≒14.48[℃]となります。 33[℃]−14.48[℃]=18.52[℃]となるので、若干の温度上昇はあるかもしれませんが、ほぼ吹出温度に等しいと思います。 空気線図でも求めてみましたが、コイル出口温度は18.75[℃]程度になります。(コイル入口の空気条件:乾球温度33[℃]・相対湿度65%・比エンタルピー86.307[KJ/kgDA]、コイル露点条件:乾球温度18.67[℃]・相対湿度100%・比エンタルピー52.976[KJ/kgDA]、コイル出口条件:乾球温度18.75[℃]・相対湿度99.79%・比エンタルピー53.170[KJ/kgDA]) コイル計算の詳細については、以下の過去ログを参照してください。 http://www.setsubi-forum.jp/cgi-bin/c-board/data/design/log/tree_1593.htm |
masaさん、回答ありがとうございました。 過去ログも参考になります。(理解するために時間掛かりそうですが・・・) |
はじめまして。サブコン設計30数年、崖っぷちのポニョです。よろしくお願いします。 コイルの出口空気状態の求め方は、BFが分かっていればMASAさんの方法でよいのですが、BFは通常入口条件等により変化するし、冷水コイルには表示されていませんので求めにくいです。(PACのカタログには載っていますが。)冷水コイルの見かけの表面温度から求める方法が東○製作所のコイルの技術資料に乗っています。 見かけの表面温度=入口水温+(出口空気湿球温度ー入口水温)×2/3 今回は冷水入口温度を7℃とすると、7+(18.6-7)*2/3=14.73℃ になります。よって、空気線図上で、外気状態(33.0℃、65%RH)と見かけの表面温度(14.73℃、100%)の2点を結ぶ直線をひき、出口空気のエンタルピー線と交わるところが求める出口状態になります。MASAさんの計算結果52.98KJ/KgDAを使わせてもらって、答えは19.54℃、92%RHになります。上記の式で湿球温度は出口空気エンタルピー線から類推します。(ほぼ平行線なので読み取れます。) |
常々気になってたので質問させてください。 15℃、100%近い空気を吹出して、 ダクト内はべたべたにならないのでしょうか? |
コイルは、冷却をおこなっているので、結露水でぬれていますが、コイルから出た空気は、ファンの送風動力により加熱され、相対湿度は90%程度に低下します。 また、ダクト表面温度も必ず吹出空気より高いので、ダクト内面が濡れるという事は通常はありません。(ダクト外面は結露する可能性があるので、防露の為に保温を施工します) なお、吹出口では、周辺空気の状態により、結露が生じる可能性があります。(吹出空気の温度が低すぎる場合は、吹出空気が周辺の空気の除湿を行い、霧状に見える場合があります) 冷却では無く、加熱・加湿プロセスの場合は、冷却とは逆にダクト表面温度の方が吹出空気より低くなるので、加湿を相対湿度100%まで行うと、吹出ダクト内部で、除湿され、ダクト内面が濡れる場合があります。 |
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