Page 2649 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 建築設備フォーラムへ ┃ 会議室に戻る ┃ INDEX ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼天井チャンバー排煙の「極端な不均一」について akeaki 12/3/22(木) 19:36 ┗Re:天井チャンバー排煙の「極端な不均一」について masa 12/3/24(土) 4:03 ─────────────────────────────────────── ■題名 : 天井チャンバー排煙の「極端な不均一」について ■名前 : akeaki ■日付 : 12/3/22(木) 19:36 -------------------------------------------------------------------------
いつも拝見させて頂き、勉強させて頂いております。 さっそくですが、天井チャンバー方式の排煙についてご相談です。 一つの防煙区画内を上記方式で検討しておりますが、 梁下と天井仕上げとの離れが200mmしかなく、そのような梁・小梁に囲まれた ブロックが8つくらいあります。 この梁下との空間は新・排煙設備技術指針に記載の「極端な不均一」に該当するのかで悩んでおります。 上司に相談したところ、火災の際誰も開放装置なんか押さないから風量が担保できてればいいとか 法の最低基準ではなく、人命を最優先に考えるべき等と色々で悩んでおります。 みなさんはどの程度が極端な不均一として判断してますでしょうか。 また、本案件はテナント設計で大梁・小梁とも将来スリーブ0です。 欲をいいますと同指針に記載の開口の合成の計算式や、なぜ天井面の有効開口率を1%で計算しているのかもわかりません。 どなかたアドバイス頂けると幸いです。 宜しく御願い致します。 |
どの程度が極端な不均一かというかの判断は難しいとは思います。 ただ、天井内の空気流動で、極端に経路が異なる区域があるとすれば、極端な不均一と言えるでしょう。 たとえば、8ブロックの梁内空間があるとしても、それが直列になっているとしたら、排煙ダクトの吸込口直近と、末端とでは、圧力損失がかなり違う事は確かでしょうね。 その場合は、天井スリットの圧力損失と、天井内の圧力損失の差が少なくなって、末端では排煙風量が少なくなってしまいます。 天井チャンバー方式の場合は、天井内の圧力損失を吸込口の圧力損失の20%程度にしないと、均一な吸込が出来ないといわれています。 梁下200mmは、例題でも使われいる数値なので、それ自体は問題ありません。 排煙風量と、天井内の空気流動経路の最大圧力損失が、天井スリットの圧力損失に対して、充分小さければ、均一な排煙が可能と言えます。 もし、天井内の圧力損失が充分に小さく出来ない場合は、排煙ダクトの吸込口を増やすしかないです。 天井面の排煙スリットの面積を1%程度としているのは、通過風速を1.6m/s程度に抑える為です。 設計上は、これ以上小さくしたら、天井隙間などから吸い込まれるだけなので、意味が無いという事だと思います。 面倒でも、天井内の圧力損失を計算しないと、判断は難しいと思います。 直列抵抗の合成は、単純に梁下通過部分の圧力損失を計算して、加算しているだけです。 梁下通過部分の圧力損失は、単純に流量係数に動圧をかけているだけです。 厳密には、梁せいと梁下の開口比率から、形状損失係数を算定する必要がありますが、通過風速が遅い事から、計算を単純化していると思います。 |
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