Page 2664 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 建築設備フォーラムへ ┃ 会議室に戻る ┃ INDEX ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼[復元-15276] 相対湿度と絶対湿度について / MNBEE 管理人(Yoh) 12/6/26(火) 19:48 ─────────────────────────────────────── ■題名 : [復元-15276] 相対湿度と絶対湿度について / MNBEE ■名前 : 管理人(Yoh) ■日付 : 12/6/26(火) 19:48 -------------------------------------------------------------------------
15276) 相対湿度と絶対湿度について / MNBEE 湿度の考え方で相対湿度と絶対湿度がありますが、工場の生産機器等への影響を考慮して、制御しなければならないのはどちらでしょうか。 例えば、20℃DB,70%RHと16℃DB,95%RHでは絶対湿度はほぼ同じですが、相対湿度の値は異なります。20℃DB,70%RHが設計条件の場合、絶対的な水分量が同じなので、16℃DB,95%RHであっても生産機器等に影響はないと言ってもいいものでしょうか。 相対湿度と絶対湿度の違いを知らない場合、温度が低くなると相対湿度が上昇するため、湿分が悪い影響を与えるのではないかと懸念すると思います。 しかし、個人的には絶対的な水分量が変わらないため、問題ないものかと考えております。 宜しくお願いします。 ────────────────────────────────────── 15277) Re:相対湿度と絶対湿度について / kojima >相対湿度と絶対湿度の違いを知らない場合、温度が低くなると相対湿度が上昇す >るため、湿分が悪い影響を与えるのではないかと懸念すると思います。 そのとおり。 相対湿度を把握することも大事です。 相対湿度が100%になって、さらに温度が低くなると、結露が発生しますからね。 相対湿度が低くなり過ぎても支障があります。(乾燥しやすい・静電気が起きやすい等) 温度が高いほど、空気中の水分含有可能な量が増えます。 温度が低いほど、空気中の水分含有可能な量が減ります。 上昇気流が冷やされ雲になり、雨が降るのも同様の理由でしょう。 水は反対に、温度が高くなるほど空気の含有可能な量が減ります。 真夏に川や池の水温が上昇して、水中が酸素欠乏になり、魚が大量死することがあります。 空気中の水分量が同じであっても、温度によって空気環境は変わるということ。(相対湿度) ────────────────────────────────────── 15278) Re:相対湿度と絶対湿度について / こてつ 結露のほか、錆、静電気の発生があります。 錆と湿度の関係 錆と湿度との関係は、相対湿皮(RH)が40%RH付近から徐々に進行し、65%RH付近から急激に錆が進行する。 http://www.bouseishi.com/why/humid.html 静電気発生と湿度の関係 相対湿度が35%を切ると静電気が起こりやすくなり、相対湿度が65%を超えると静電気が発生しにくくなる。 http://www.seidenki-100.com/2006/12/post_32.html 制御対象はあくまで相対湿度であって、絶対湿度で制御しなければならないケースは聞いたことがありません。 (露点温度制御などパラメーターとして絶対湿度で制御していたとしても、相対湿度を一定の範囲とすることを目的としているものはこの場合の趣旨として含みません) ────────────────────────────────────── 15281) Re:相対湿度と絶対湿度について / ada 一部を引用しています。 >>工場の生産機器等への影響を考慮して、制御しなければならないのは どちらでしょうか。 まず、この生産機器の何に何がどう影響するのかが判らないとどう管理 (制御)して良いのか判断がつかないですね。 相対湿度が影響するものなら相対湿度を管理するべきだし、絶対湿度が 影響するなら、それを管理しないといけないでしょう。 例えば、その装置の一部分が低温になっていて、そこで結露が発生して 品質に影響するようなら、その温度になっても結露しない絶対湿度(露点 温度)を管理指標にすることは出来ます。 これは相対湿度と乾球温度を管理指標に置き換えても管理することは出 来ますが、二値を満足するように管理しなければならないので、絶対湿 度(露点温度)だけで管理した方が煩雑さがなくなります。また、その生 産機器が、同時に温度管理を求められるものであれば、どうせ、温度制 御はしなくてはならないので、湿度はどちらで制御しても良いと言うこ とになります。 なので、一般的にどちらが良いと決められるものではなく、条件によって 最適な方法を取れば良いだけです。ここで重要なのは、「条件を適切に把 握し、伝えること」です。 ────────────────────────────────────── |
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