Page 2953 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 建築設備フォーラムへ ┃ 会議室に戻る ┃ INDEX ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼送風量はなぜ吹出温度差から算出? コマさん 14/9/8(月) 21:31 ┗Re:送風量はなぜ吹出温度差から算出? masa 14/9/9(火) 10:50 ┗Re:送風量はなぜ吹出温度差から算出? コマさん 14/9/10(水) 12:54 ┗Re:送風量はなぜ吹出温度差から算出? masa 14/9/10(水) 13:12 ┗Re:送風量はなぜ吹出温度差から算出? コマさん 14/9/11(木) 12:43 ─────────────────────────────────────── ■題名 : 送風量はなぜ吹出温度差から算出? ■名前 : コマさん ■日付 : 14/9/8(月) 21:31 -------------------------------------------------------------------------
仕事で設備を扱っていますが計算式で頭がこんがらがってきました。 職場で聞いてみたのですがなかなか明瞭な回答が得られませんでした。 わかる方がいらっしゃれば教えて下さい。 冷房時 全空気方式の送風量 Q=q/0.33×凾s 凾sは"室温と吹出温度の差" となりますが これでは外気導入分が考慮されてないように思え、 "コイル入口温度と出口温度の差" とならないのは何故でしょうか? よく試験問題になるような外気と室温を混合して冷房するケースです。 空調機の送風量ならば後者が正しいような気がしています。 ご教授お願いします。 |
質問文の計算式中のqは、室内の顕熱負荷です。 送風量は、吹出温度差で室内の顕熱負荷を処理できれば良いので、質問文の式になります。 質問としては、温度差が何故、外気温度との差ではないかと言う事でしょうか? 外気温度と吹出温度の差は、コイルで冷却もしくは、過熱されて処理されます。 あくまで、吹出空気は、室内負荷を処理する為のものです。 室内側から見れば、外気が何度であろうと、吹出空気温度が室内顕熱負荷を処理できる温度であれば、関係ありません。 室内条件と外気条件から導き出されるコイルの冷却もしくは加熱・加湿負荷は、室内条件と外気条件のエンタルピー差で算出されます。(加湿分に関しては、加湿方式によって計算方法が変わります) 混合方式であろうと、全外気方式であろうと、送風量の計算式は変わりません。 コイル入口空気条件が変わるだけです。(混合方式の場合は、コイル入口とコイル出口のエンタルピー差が減るだけです) また、FCU併用の場合などは、FCUの装置顕熱比を考慮して、室内負荷の負担割合を決定します。 標準的な設計の場合は、外調機の送風量を必要外気量に近い風量に設定して、エアハンドリングユニットの顕熱処理量を決定します。 FCUは、残りの顕熱負荷を処理できる台数を設置します。 外調機のコイル列数が過大になる場合は、必要に応じて還気を混合して送風量を増やし、FCUの台数を減ずる事になります。 この場合も、室内顕熱負荷=0.33×(外調機風量×外調機吹出温度差+FCU風量×FCU吹出温度差)となり、計算式としては同じです。(外調機とFCUに分割されているだけです) |
masa様 早速のご回答ありがとうございました。 なんとなく理解できたような気がしているのですが 下記の認識であっていますでしょうか? ”(空調機負荷はコイル負荷と送風量の掛け合わせで決定されるのだが) 混合方式において外気温が高くなる場合は空調機入口空気温度が高くなり 空調機負荷upとなるが、(出入エンタルピ差で求められる)コイル負荷の upで対応できるため、送風量は対応しなくても良い。” 自分の知識不足を露呈してしまうような稚拙な表現となってしまいますが スッキリさせたいと思っているのでお許し下さい。 |
意味としては、そういう事です。 正確に表現すると、送風量は、室内負荷の最大値を処理できる風量で設計する。 外気負荷については、エアハンドリングユニット内部で処理される。 したがって、吹出温度や風量は、室内負荷のみで決定されると言う事です。 室内負荷が少なければ、風量や吹出温度を変えて、負荷変動には対応します。(外気風量は、必要換気量で固定します) |
masa様 納得ができました。 丁寧なご回答ありがとうございました。 |
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