Page 2972 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 建築設備フォーラムへ ┃ 会議室に戻る ┃ INDEX ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼部屋に対する外調機とPACの選定 naonao 14/10/28(火) 0:13 ┗Re:部屋に対する外調機とPACの選定 masa 14/10/28(火) 14:07 ┗Re:部屋に対する外調機とPACの選定 naonao 14/10/28(火) 22:02 ─────────────────────────────────────── ■題名 : 部屋に対する外調機とPACの選定 ■名前 : naonao ■日付 : 14/10/28(火) 0:13 -------------------------------------------------------------------------
空気調和設備の勉強をしており 教えて頂きたい事項があり、投稿させて頂きました。 どうぞ宜しく御願い致します。 外調機とパッケージエアコンの選定について。 例えば、同じ建物内で、 1)会議室においては、 室負荷処理にパッケージエアコン(PAC)を、 外気負荷処理に外調機(OHU)を選定。 2)事務室においては、 室負荷処理に外調機(OHU)を、 外気負荷処理にパッケージエアコン(PAC)を選定。 という設計の建物があるのですが、 使い分けの根拠といいますか、 どういう部屋(用途、目的等)に、 室負荷処理にパッケージエアコン(PAC)を、 外気負荷処理に外調機(OHU)、という組み合わせの選定となり、 また、同様に、 どういう部屋(用途、目的等)に、 室負荷処理に外調機(OHU)を、 外気負荷処理にパッケージエアコン(PAC)、という組み合わせの選定となるのか。 使い分け選定等が良く理解できておりません。 ご教授頂きたくお願い致します。 |
質問文で書かれている、会議室に関しては、理由は明確だと思います。 会議室の利用率は、事務室より少ないと想定して、個別発停可能なパッケージ方式で室内負荷をまかない、換気に関しては常時換気も想定して外調機と言う事なのだと思います。 ただし、利用頻度が少ないのなら、24時間換気分の風量のみ確保して、外調機の風量をダウンした方が省エネにはなります。 事務室で内部負荷を処理するとしたら、外調機では無く、空調器と呼んだ方が良いでしょう。(外調機と呼ぶならば、還気は取らない形になります) 外気処理をパッケージとしている意図は不明ですが、外気処理量が少ないなどの理由でパッケージとする可能性はあります。 内部負荷処理に空調機を利用している理由としては、ペリメーターで還気を取って、ペリメーター負荷の軽減をはかるなど、ダクト方式でしか実現できない空調方式を取っている可能性があります。 その他、大温度差空調で、制気口が特殊になる例などもありますね。 質問文の内容に関しては、特殊な例と言えるので、一般的な空調方式の選定とは違っていると思います。 一般的には、大量の外気導入が必要な室の場合は、大風量が可能な空調器(エアハンドリングユニット)、個別空調が必要な場合は、パッケージとなります。 また、室内顕熱比が極端に高かったり、低かったりする場合は、パッケージでは対応できないので、空調器を利用する場合もあります。 熱源の制約が無い場合は、コスト的に低廉なパッケージ方式の採用が多いと思います。 大規模な建築物の場合で、室外機の設置場所が無い場合などは、中央熱源で、各階空調器となる場合が多いです。 |
早々にご回答いただき有難うございます。 分かりやすくご説明頂き、 また、一般的な事例もご解説頂き非常に参考になりました。 どうも有難うございまました。 |
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