Page 2975 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 建築設備フォーラムへ ┃ 会議室に戻る ┃ INDEX ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼給排水塩ビ管の防火区画貫通処理方法 もーもー 14/11/1(土) 10:19 ┗Re:給排水塩ビ管の防火区画貫通処理方法 masa 14/11/1(土) 11:54 ┣Re:給排水塩ビ管の防火区画貫通処理方法 もーもー 14/11/1(土) 13:27 ┃ ┗Re:給排水塩ビ管の防火区画貫通処理方法 masa 14/11/1(土) 13:48 ┃ ┗Re:給排水塩ビ管の防火区画貫通処理方法 もーもー 14/11/1(土) 14:24 ┃ ┗Re:給排水塩ビ管の防火区画貫通処理方法 masa 14/11/1(土) 15:14 ┃ ┗Re:給排水塩ビ管の防火区画貫通処理方法 もーもー 14/11/1(土) 15:36 ┗Re:給排水塩ビ管の防火区画貫通処理方法 まぁ 14/11/7(金) 9:22 ┗Re:給排水塩ビ管の防火区画貫通処理方法 masa 14/11/7(金) 23:21 ┗Re:給排水塩ビ管の防火区画貫通処理方法 まぁ 14/11/8(土) 0:24 ─────────────────────────────────────── ■題名 : 給排水塩ビ管の防火区画貫通処理方法 ■名前 : もーもー ■日付 : 14/11/1(土) 10:19 -------------------------------------------------------------------------
給排水塩ビ管の防火区画貫通処理方法がいまいち理解できない素人のため、確認させてください。 現在設計中の現場 学習塾 5F建て S造 防火区画は水平面と一部界壁有り で、配管をすべて塩ビ管(給水HIVP管Φ20〜Φ25まで 排水管VP管Φ40〜Φ100)で施工予定です。 建物内にパイプシャフトが作れないため、給排水メイン管はすべて外部露出配管で各フロアの天井内に飛び込み、床スラブ貫通して機器に接続する予定です。 各階に、便器や手洗器が少しずつあり貫通する配管が1フロア平均15ヶ所くらい(HIVPΦ20 6ヶ所 VPΦ40〜VPΦ100 9ヶ所)あります。 この水平面の防火区画貫通を、フィブロックを巻きモルタルで穴埋めする方法で考えています。 よく防火区画貫通部は、上下1m不燃材(給水は鉄管 排水は耐火二層管 等)で施工するというのを見ます。 私は、防火区画貫通部にフィブロックを巻けば上下1mもすべて塩ビ管で施工可能と解釈しているのですが、その方法でよろしいのでしょうか? 詳しい方いらっしゃいましたら、よろしくお願い致します。 |
建物の耐火性能がわかりませんが、耐火建築物と想定します。 地上5階で、地下が無いとすると、床の耐火性能は1時間耐火です。(最上階から4階以内の階の床の耐火性能は1時間で、最上階から5階である1階は土間床なので主要構造部ではありません) 建設省告示1422号より、硬質ポリ塩化ビニール管(VP)ならば、給水管の場合は外径115mm(呼径100A)以下、防火覆いの無い排水管は外径90mm(呼径75A)以下、0.5mm以上の鉄板で区画貫通部の上下1mを含んで覆った場合は外径115mm(呼径100A)以下ならば、不燃材料と同等として扱われます。(区画貫通部は不燃材料充填のみで良い) 給水管は25Aなので、告示適合ですから、不燃材料充填のみで良いです。 排水管75A以下も同様です。 排水管100Aは、鉄板0.5mm以上を防火区画貫通部の上下1mを含めて巻くか、国土交通大臣認定の防火区画貫通工法を使用する必要があります。 国土交通大臣認定の防火区画貫通工法を使用している場合は、認定条件の施行方法を行えば、防火区画貫通処理を満足する事になります。 フィブロックの場合は、耐火構造のコンクリート床で厚みが100mm、150mmにおいて呼径125Aまでの硬質ポリ塩化ビニール管(VP)に使用可能です。 認定条件の施工方法を行っていれば、上下の管は特別な措置を行う必要はないです。 |
masaさん 親切丁寧な返信本当にありがとうございます。再度確認させて下さい。 〈フィブロックの場合は、耐火構造のコンクリート床で厚みが100mm、150mmにおいて呼径125Aまでの硬質ポリ塩化ビニール管(VP)に使用可能です。〉 床はデッキコンクリートで最少部分80oで最大部分130oですので、フィブロックは使用不可になるのでしょうか?また、使用不可の場合上下1m耐火2層管を使用しない方法等はあるのでしょうか? 〈給水管は25Aなので、告示適合ですから、不燃材料充填のみで良いです。 排水管75A以下も同様です。〉 また、給水管とΦ75oまでの排水管は不燃材料充填のみで良いとのことですが、スリーブの穴に配管を貫通させて、デッキ下にAパット等をかぶせ、モルタルで穴埋めをすればいいとの解釈でよろしいでしょうか? |
フィブロックの認定証を確認しました。 床の場合は、ALC100mm以上、コンクリートスラブ70mm以上で使用可能です。 最小80mmならば、使用可能です。 告示仕様の場合は、モルタル充填の場合は、不燃材料を使用してスラブ下でモルタルの流出を防げば良いです。 Aパットは、不燃材料との組み合わせ使用は、国土交通大臣の不燃材料同等(建築基準法第2条九項、建築基準法施行令第108条の2)の認定を受けているので、使用可能です。 |
masaさん 返信ありがとうございます。 ということは、今回の現場は建物内外部すべて塩ビ管(給水はHIVP 排水はVP管)で配管して、排水管VPΦ100の貫通部のみフィブロックを巻いてモルタルで穴埋め、その他の貫通部の配管Φ20〜Φ75はモルタルで穴埋めのみでOKとの解釈でよろしいでしょうか? |
5階建てで地階が無いならば、1時間耐火の床しかありませんから、それで大丈夫です。(地階がある場合は、1階以下の階で最下階の土間床以外は2時間耐火となります) |
masaさん 5階建てで地階はありませんので、今回はVPΦ100のみフィブロックを巻いて施工しようと思います。 本当にありがとうございました。 |
masaさん、はじめまして。 教えてほしいのですが、告示1422号には肉厚の規定もあり75A、100A以外の給水管は認められていないと解釈していました。 HIVP20A、25Aは認定工法での貫通処理など不要なんでしょうか? |
建設省告示1422号の解釈については、日本建築行政会議において、表記されているのは、許される配管系列の最小肉厚と最大外径とされており、同一の配管系列の場合は、表記以下のサイズについても認める事とされています。 給水管の場合は、肉厚5.5mm以上で、最大外形90mmが規定されている部分については、硬質ポリ塩化ビニール管(VP)が該当します。 硬質ポリ塩化ビニール管(VP)の呼径75Aは、最小肉厚5.5mm≧5.5mm、外径89mm<90mmで告示仕様を満たします。 この場合は、75A以下のVP管のすべてのサイズが告示適合となります。 硬質ポリ塩化ビニール管(VU)の呼径75Aは、最小肉厚2.7mm<5.5mm、外径89mm<90mmで、肉厚が告示に適合しません。 したがって、VU管は全てのサイズが告示に不適合となります。 同様に、肉厚6.6mm以上で、最大外形115mmが規定されている部分についても、硬質ポリ塩化ビニール管(VP)が該当します。 硬質ポリ塩化ビニール管(VP)の呼径100Aは、最小肉厚6.6mm≧6.6mm、外径114mm<115mmで告示仕様を満たします。 この場合は、100A以下のVP管のすべてのサイズが告示適合となります。 硬質ポリ塩化ビニール管(VU)の呼径100Aは、最小肉厚3.1mm<6.6mm、外径114mm<115mmで、肉厚が告示に適合しません。 したがって、VU管は全てのサイズが告示に不適合となります。 なお、2時間耐火の部分については、肉厚5.5mm、外径89mmの75A以下のVP管が告示適合となります。(肉厚6.6mm以上の管の表に外形90mmが規定されていますが、このようなVP管は存在しませんが、肉厚5.5mmのVP管が適合するので、あくまで外径が90mm未満のVP管を示している事になります) 日本建築行政会議発行の「建築設備設計・施工上の運用指針2013年版」講習会の質問及び回答でも、そのように回答されています。 以下のリンクを参照してください。 http://www.jcba-net.jp/books/setubishishinqasoumatome201310.pdf |
masaさん、詳しい解説ありがとうございます。よくわかりました。 肉厚の規定はVPに限定するためのもので、管径を指しているわけではないのですね。 無知だったので今まで20Aなども認定工法で処理していました。 勉強になりました、ありがとうございます。 |
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