Page 3047 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 建築設備フォーラムへ ┃ 会議室に戻る ┃ INDEX ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼配管の損失係数について がくぢん 15/7/1(水) 14:20 ┗Re:配管の損失係数について masa 15/7/1(水) 21:25 ┗Re:配管の損失係数について がくぢん 15/7/1(水) 22:39 ┗Re:配管の損失係数について がくぢん 15/7/1(水) 23:22 ┗Re:配管の損失係数について masa 15/7/2(木) 1:55 ┗Re:配管の損失係数について がくぢん 15/7/2(木) 8:36 ┗Re:配管の損失係数について がくぢん 15/7/2(木) 8:42 ┗Re:配管の損失係数について masa 15/7/2(木) 9:34 ┗Re:配管の損失係数について がくぢん 15/7/2(木) 9:41 ─────────────────────────────────────── ■題名 : 配管の損失係数について ■名前 : がくぢん ■日付 : 15/7/1(水) 14:20 -------------------------------------------------------------------------
スプリンクラー設備の揚程計算をするのに、調べながら進めている中で 疑問が出てきたので、質問させてください。 配管(SGP)1m当たりの損失係数についてですが、書かれている資料に より値が違います。 まず、損失計算行うにあたり、ヘーゼン、ウェストン、どちらで行うのが 正しいですか? 配管の粗度による流速係数を入力するあたりで、ヘーゼンの方でいいのか なとも思うのですが。 次に計算の方法ですが、流量が90ℓ/min、口径を25mm、流速係数を 130とした場合、1m当たりで0.495になると思うのですが、 某資料の場合は、その値が0.3526となっています。 スプリンクラー設備の摩擦損失計算方法と書かれた資料では、 25Aで流量160ℓ/minの時、1m当たりの摩擦損失が0.2836 となってたりします。 http://www.fdma.go.jp/concern/law/kokuji/hen52/52030101030.htm 上のURLに、配管の摩擦損失計算の基準とありますが、こちらで 計算するのが正しいのでしょうか? ちなみに上記URLの方は、まだじっくり見ておらず、全く理解でき てません・・・。 数式を見るだけで嫌になる自分を、まずなんとかしたい 汗 文章を見返してもうまく質問できているのかさえ危うい感じがしますけど、 よろしくお願いします^^; |
特定施設水道連結型スプリンクラー以外は、質問文のURLで計算する事になります。 特定施設水道連結型スプリンクラーの場合は、消防機関の技術基準により、水道法で規定されているウェストン公式、ヘーゼンウィリアムスの式でも許可している場合があります。(給水装置となる為) URLに書かれている告示の式は、ヘーゼンウィリアムスの式を管材毎に整理したものです。(配管用炭素鋼管の場合は、C=120の式を整理したものです) 告示で規定した式なので、ヘーゼンウィリアムスの式とは記載していません。 |
まささん、いつもありがとうございます。 ヘーゼンウィリアムスの式を管材毎に、という事は、ヘーゼンウィリアムスの式を C=120で計算しても同じという事でいいのでしょうか。 余談ですが、仕事の合間や帰りによく本屋に立ち寄ります。が、中々いい書籍に巡り会えません。 施工から設計まで、これはという書籍やホームページがあれば教えて下さい。 スレ違いになるから、別に立てたほうがいいですかね^^; |
消火ポンプの設計資料に、配管100m当たりの摩擦損失水頭が載って いるのですが、この表を見ると、 100L/min 25A で、100m当たり35mの損失となっており、m当たり 0.35くらいになっているのですが、 ヘーゼンウィリアムスの式で、100l/min 25A C=120 で計算すると 0.698m/mとなります。 この違いは一体どこから来るのでしょう。 というか、そもそも計算の仕方が待ってるのかな・・・ |
消火ポンプの設計資料の場合は、告示の式で計算されているはずです。 配管用炭素鋼管の場合は、Hn=1.2×Qk^1.85/Dk^4.87となるので、25Aの場合は、内径が2.76cmですから、100L/minの場合は、Hn=1.2×100^1.85/2.76^4.87≒42.85mとなります。(1m当たりの場合は、0.4285m/m) ちなみに、160L/minの場合は、Hn=1.2×160^1.85/2.76^4.87≒102.23mとなります。(1m当たりの場合は、1.0223m/m) 手元の早見表もその数値となっています。 水道法のヘーゼンウィリアムス式の場合は、(10.666/C^1.85)×(Q^1.85/d^4.87)となるので、同様に計算すると、100L/min=1.666×10^-3m3/s、2.76cm=0.0276m、C=120として、H=(10.666/120^1.85)×(1.666×10^-3/0.0276^4.87)≒0.43123m/m 160L/minの場合も同様に、160Lmin=2.667×10^-3m3/sとして、H=(10.666/120^1.85)×(2.667×10^-3/0.0276^4.87)≒1.0288m/mです。 多少誤差はありますが、ほとんど一緒の値です。 上記のとおり、ほとんど一緒の値ですが、消防法での申請に添付する書類の場合は、告示の計算式で計算しないと、申請が受け付けられないと思います。 なお、例外として、前の回答で書いたとおり、特定施設水道連結型スプリンクラーの場合は、給水装置となるので、水道法の水理計算式でも認められる場合があります。 |
まささん、おはようございます。 計算式や比較まで挙げて頂き、自分で計算してみてようやく納得でき ました。 いつも本当にありがとうございます。 |
すみません、もう一つ・・・すごくバカな質問かもしれませんが、 計算式にある n H=Σ Hn+5 n=1 n この式の、Σ ←この部分って一体なんなんでしょう^^; n=1 |
Σは、数学記号の総和です。 質問文に書かれている式は、n=1からnまでのHnの総和に5を加算しろと言う意味になります。 Σが意味しているのは、区間1からnまでの各区間の摩擦損失を算出して、その総和を求めると言う事です。 |
なるほど、凄く勉強になりました! 数学はほんとに疎くて、エクセルや関数電卓がなければ 話にならないレベルなので^^; こんな話題にもちゃんと答えてくださって、感謝感謝です。 他にも色々と勉強中なので、わからない事があればまた質問させて 下さい。 |
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