Page 3136 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 建築設備フォーラムへ ┃ 会議室に戻る ┃ INDEX ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼三種換気の負圧あんばい もる 16/3/2(水) 14:25 ┗Re:三種換気の負圧あんばい コンサ 16/3/4(金) 0:38 ┗Re:三種換気の負圧あんばい もる 16/3/6(日) 17:18 ─────────────────────────────────────── ■題名 : 三種換気の負圧あんばい ■名前 : もる ■日付 : 16/3/2(水) 14:25 -------------------------------------------------------------------------
(高気密)住宅の換気設計で、三種換気の設計の場合、室内の負圧は外気-9.8Pa(1mmAq)を設定しますよね。 また、住宅の気密測定もQ9.8(9.8Pa時の通風量)という項目がありますね。 今まで何も考えずにいたのですが、この二つの要素にある9.8Paの意味、をわかる方教えていただきたいと思っています。 住宅換気知識や設計の根本的な何かを欠落しているような気分に陥ってます。 宜しくお願いいたします。 |
風量Q(m3/s)と、総相当隙間面積αA(m2)、圧力差Δp(mmAq)の関係式が、Q≒4αA√Δp なので、Δpを1mmAqとするとQ≒4αAとなって式が分かりやすいので、1mmAq(つまり9.8Pa)で相当隙間面積を定義したものと思います。 減圧法による実際の気密測定では、50Pa以下の範囲で風量を変えながら、5ケースくらいの室内外圧力差と風量の関係を求めて、回帰線図か回帰式等を用いて、圧力差9.8Pa時の風量を算出するという手順を取ります。 ちなみに、前述した式で風量をm3/h、相当隙間面積をcm2という単位に変えるには、10000/3600/4≒0.7という値を乗じることになるので、相当隙間面積(cm2)は9.8Paの時の風量(m3/h)に約0.7を乗じて求める・・というご存知の式となるわけです。 第三種換気で負圧を9.8Pa(1mmAq)に設定するというルールは知りませんが、1mmAq=1kgf/m2ですので、面積が1.5m2くらいの扉だと1.5kgの圧力が加わるという計算となります。 1.5kgでは開閉の障害にはなりそうにありませんが、例えば通常の換気量が150m3/hだったとすると、レンジファン併用時には600m3/hなどという換気量になって、相当な負圧がかかることとなるので、通常換気時の負圧を小さく抑えるという設計は妥当だと思います。 ※単純に考えれば、風量が4倍となるなら、圧力差は16倍と計算されますが、そんな大きな差圧が発生するような状況ではレンジファンの風量自体がかなり落ちてしまうので、実際の圧力差(負圧の程度)はそこまでは酷くならないはずです。 ちょっと不正確な部分もあるかもしれませんが、おおよそのイメージをご理解いただければ幸いです。 |
コンサさんありがとうございます! 0.7は出所が知らず(わからず)、しょうがなく定数だと思って納得させていました。 式が分かりやすい、ということで1mmAqが使われたのも納得がいきました。 ありがとうございます! |
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