Page 3353 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 建築設備フォーラムへ ┃ 会議室に戻る ┃ INDEX ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼室内正圧について 徳山 18/2/17(土) 3:05 ┗Re:室内正圧について masa 18/2/17(土) 9:24 ┗Re:室内正圧について 徳山 18/2/17(土) 10:56 ┗Re:室内正圧について masa 18/2/17(土) 14:49 ┗Re:室内正圧について 徳山 18/2/17(土) 16:22 ┗Re:室内正圧について 徳山 18/2/17(土) 16:24 ┗Re:室内正圧について masa 18/2/17(土) 18:53 ┣Re:室内正圧について 徳山 18/2/17(土) 19:10 ┃ ┗Re:室内正圧について 徳山 18/2/17(土) 19:41 ┃ ┗Re:室内正圧について masa 18/2/18(日) 15:37 ┗Re:室内正圧について 徳山 18/2/17(土) 23:45 ┗Re:室内正圧について masa 18/2/18(日) 15:45 ┗Re:室内正圧について 徳山 18/2/18(日) 15:59 ┗Re:室内正圧について イワン 18/2/23(金) 12:05 ─────────────────────────────────────── ■題名 : 室内正圧について ■名前 : 徳山 ■日付 : 18/2/17(土) 3:05 -------------------------------------------------------------------------
アドバイス、ご教示頂けると助かります。室内を正圧(常に30Pa程度等)にしたい場合はどのような計算方法となるのでしょうか。例えば風量100m3/h給気なら、10Paの圧力のある空気がくるので、室内10Paになるなど計算はありますか。自然ガラリなら、このサイズくらいで〜Pa室内の空気圧を奪う等。よろしくお願いいたします。 |
室内の外気に対する圧力は、給気ファンだけで構成されている場合は、排気口(ガラリなど)の圧力損失分高くなります。(ガラリの圧力損失特性図などから、必要なサイズを設定する事になります) 室内圧力を外気に対して、30Pa高くしたいならば、排気口の圧力損失を給気ファンの風量に対して、30Paとなるように設定すれば良い事になります。 精密な圧力差が必要な場合は、排気口に差圧ダンパーを設置する事になりますが、30Pa程度ならば、微差圧ダンパーを使用する事になりますが、外風圧などで、かなり開閉頻度が多くなると思います。 |
ありがとうございます。室内圧力を外気に対して、30Pa高くしたいならば、排気口の圧力損失を給気ファンの風量に対して、30Paとなるように設定すれば良い事になります。←給気ファンの風量が何Pa背負って、室内にはいるか計算方法はあるのでしょうか。 |
給気ファンは、設計風量で給気できるように圧力設定します。 したがって、給気ダクト・給気口の圧力損失、排気経路の圧力損失(通常は排気口)を計算して、ファンの静圧を決定します。 例えば、給気ダクトの圧力損失30Pa、給気口の圧力損失10Pa、排気口の圧力損失30Paとすれば、設計風量の給気ファンの必要静圧は30+10+30=70Paとなります。 設計風量で、静圧70Paのファンを選定する事になります。 |
回答ありがとうございます。例えば800m3/h×70Paの給気ファンを選定した場合、室内には800m3/hの給気がはいり、排気ガラリを設けなければ室内は70Paの正圧になるということでしょうか?それを常に30Pa程度に保ちたい場合は、圧力損失30Pa程度の排気ガラリを設置するということでよろしいでしょうか?ご教示頂けると助かります。 |
圧力損失40Pa程度の排気ガラリ設置でした。まちがえました |
室内から空気が漏れないとしたら、給気ファンの締切運転圧力でバランスするので、実際は締切運転圧力までは上昇します。(現実には、隙間などがあるので、締切運転圧力までは上昇しません) 計算上は、給気ダクトや給気口、給気ファンの外気取り入れガラリの圧力損失を、給気ファンの静圧から引いた残りの圧力が室内に供給されるので、排気ガラリの圧力損失を必要な圧力差に合わせれば良い事になります。 実際は、給気ファンの静圧と排気ガラリの圧力損失は、大きめにしておいて、差圧ダンパーで、圧力調整をした方が、室内圧力は安定します。 給気ファンの静圧から給気系の圧力損失を除いた残静圧を50Paとして、排気ガラリ損失を40Paとして、残りの10Paを差圧ダンパー(差圧30Pa)で調整するなどの方法です。 選定例 給気系の圧力損失=40Pa、排気ガラリ圧力損失=40Pa、余裕静圧=10Pa、給気ファン静圧=40+40+10=90Pa、差圧ダンパー(差圧30Pa) |
ありがとうございます。 |
締切運転圧力とはどういったことなのでしょうか。カタログにのっているのでしょうか |
締切運転圧力は、送風機の特性線図で、風量0の時の圧力です。 |
ちなみに風量100m3/h給気されたら、室内圧は何Paあがるかの計算はあるのでしょうか。排気ガラリや隙間風は無視して |
無限の圧力をかけられる送風装置があるならば、漏気の無い室内に送風し続ければ、無限に圧力は上がっていきます。 実際は、送風機の静圧は上限があるので、室内圧がそれ以上になったら、送風は出来なくなります。 この状態を送風機の締切運転と呼びます。 この状態では、空気は流動しないので、送風機の締切運転圧力が室内にかかります。 そこまでは、室内の圧力は上がります。 なお、実際は、室には隙間があるので、完全に隙間を埋めない限りは、必ず漏気はあります。 なお、漏気がある場合は、その分の風量は送風されるので、送風機の運転点の静圧から、給気系の圧力損失を除いた圧力が室内にかかります。 |
ありがとうございます。助かりました |
計算方法ではないのですが,注意点として, 室内圧力を維持するには,部屋の気密性が必要です. ・壁・天井・扉の仕様・仕舞い・シール状況 ・貫通部の処理 ( 壁埋め込みの盤,コンセントのフェイス,点検口 )のシール状況 ・特に扉は,密閉仕様などを選ばずに,アンダーカットやガラリがあると 室内の気密コントロールが難しくなります. 気密性の高い部屋(クリーンルームなど)だと,給排気の風量差が 100m3/hや 1回換気分でも,差圧ダンパやダクト経路上のダンパ調整で簡単に 30Pa程度になりますが,すかすかの部屋だと,大風量の給排気の差が必要です.すかすかの部屋で 30Paつけると,扉隙間で音が発生する場合もあります. また,30Pa の目標に対して,どの程度の振れ幅が必要かということが,大きな検討課題になります.気密性が低ければ,あまり振れはありませんが,気密性が高くなると振れ幅が大きくなります. ご参考まで. |
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