Page 3368 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 建築設備フォーラムへ ┃ 会議室に戻る ┃ INDEX ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼エスロハイパーAWの防火区画貫通について ヤマショウ 18/4/10(火) 19:40 ┗Re:エスロハイパーAWの防火区画貫通について masa 18/4/12(木) 17:12 ┗Re:エスロハイパーAWの防火区画貫通について ヤマショウ 18/4/17(火) 19:30 ┗Re:エスロハイパーAWの防火区画貫通について masa 18/4/17(火) 20:28 ┗Re:エスロハイパーAWの防火区画貫通について ヤマショウ 18/4/17(火) 20:52 ┗Re:エスロハイパーAWの防火区画貫通について masa 18/4/18(水) 2:36 ┗Re:エスロハイパーAWの防火区画貫通について ヤマショウ 18/4/19(木) 22:38 ─────────────────────────────────────── ■題名 : エスロハイパーAWの防火区画貫通について ■名前 : ヤマショウ ■日付 : 18/4/10(火) 19:40 -------------------------------------------------------------------------
セキスイのエスロハイパーAWで防火区画貫通処理について皆さんの経験が あれば教えてください。 現在、とある官庁物件にて給水管をエスロハイパーAW(最大100A)にて施工しています。 内壁・外壁に押出成形セメント板(ECP)を採用しており、シャフトなども ECPにて防火区画が形成されています。 ただし、壁厚がフラットパネルで60mm、デザインパネルで85mmが最大となっており、 フィブロックでは中空壁の認定外となってしまい区画処理ができない状況です。 この場合の区画処理の方法としては @管種をVBやSUSなどの不燃材に変えて貫通部から両側1mをロックウールで保温 A1.6tの鉄板スリーブを長さ100mmでECPに取り付けて、エスロハイパーをスリーブ 内に通してフィブロックを巻いてモルタル埋め戻し Bエスロハイパーにロックウールを巻いてモルタル埋め戻し どれが一番妥当でしょうか。詳しい方いれば教えていただければと思います。 よろしくお願い致します。 |
@防火区画の両側1mを不燃材料の配管とすれば良いので、硬質塩ビライニング鋼管やステンレス鋼管の場合は、区画貫通部に保温が必要な場合は、区画貫通部のみロックウールで保温し、隙間を不燃材充填とし、それ以外の保温材に関しては、特に不燃材料である必要はありません。 A鋼板1.5mm以上のスリーブを使っても、それは建築基準法の区画貫通工法とはならないし、フィブロックの認定条件とも合いません。 したがって、不可です。 B不燃材料で無い配管に不燃材料の保温材料を使用しても、区画貫通工法とはなりません。 したがって、不可です。 質問文に記載された以外の方法としては、告示1422号に基づき、壁(一時間耐火性能)の貫通であれば、外径115mm、肉厚6.6mm以上の系列の硬質塩ビ管が区画貫通部に使用可能です。(これに該当するのは、VP100A以下です) したがって、硬質塩ビ管VPで100A以下であれば、区画貫通部の保温材をロックウールにして、隙間を不燃材料で充填すれば、区画貫通可能です。(区画貫通部以外の保温材が不燃材料である必要が無いのは、@と同じです) |
ご回答ありがとうございます。 >>告示1422号に基づき、壁(一時間耐火性能)の貫通であれば、外径115mm、肉厚6.6mm以上の系列の硬質塩ビ管が区画貫通部に使用可能 つまり、管厚8.1mm、管外径114.0mmのエスロハイパーAWの100Aは貫通部をロックウールで 充填すれば、フィブロックを使用しなくても貫通可能ということでよろしいでしょうか。 また、管厚4.4mm、管外径48.0mmのエスロハイパーAWの40Aは肉厚が5.1mm以上にならない ので、フィブロック等での区画貫通処理が必要ということでしょうか。 |
エスロハイパーAWは、ポリエチレン管であり、硬質塩化ビニール管及び、難燃材料の合成樹脂管には、該当しないので、告示は適用できません。 したがって、区画貫通部分は、硬質塩化ビニール管に変える必要があります。 エスロハイパーAWの場合は、国土交通大臣認定の防火区画貫通工法を使用すれば、防火区画貫通が可能となります。(その国土交通大臣認定工法の一つが、フィブロックだと言う事です) |
不勉強ですみません、ということはHIVPに変えれば可能ということでしょうか。 40Aの場合は肉厚と外径が告示条件に合わないのでロックウールで両側1m巻くか フィブロック等を使用しないと区画貫通処理としては成立しないという認識で よろしいでしょうか。 |
肉厚に関しては、告示で定められた外径に対して規定されているので、告示で定められた外径に対する肉厚の系列であれば、その下の呼径の場合は、肉厚は告示の数値に満たなくてもかまいません。 VPの場合は、以下のとおりです。 100A→外径114mm、肉厚6.6mm 75A→外径89mm、肉厚5.5mm 65A→外径76mm、肉厚4.1mm 50A→外径60mm、肉厚4.1mm 40A→外径48mm、肉厚3.6mm 30A→外径38mm、肉厚3.1mm 25A→外径32mm、肉厚3.1mm 20A→外径26mm、肉厚2.7mm 16A→外径22mm、肉厚2.7mm 13A→外径18mm、肉厚2.2mm 給水管の場合は、1時間耐火構造の場合の告示で規定している肉厚と最大外径は、肉厚5.5mm以上で最大外径90mm、肉厚6.6mm以上で最大外径115mmです。 VPの場合は、75Aで外径89mm、肉厚5.5mm、100Aで外径114mm、肉厚6.6mmですから、告示の規定に適合しています。 75A未満の呼径も、同系列として、告示適合として扱われます。 したがって、65A〜13Aも告示適合なので、特別な区画貫通処理は不要です。(区画貫通部に保温が必要な場合は、区画貫通部のみロックウールで保温する事になります) なお、余談ですが、排水管の場合は、1時間耐火構造の場合は、厚さ0.5mm以上の鉄板の覆い無しの場合、告示で規定している肉厚と最大外径は、肉厚6.6mmで最大外径90mm、肉厚5.5mmで最大外径90mm、肉厚4.1mmで最大外径61mmです。 この場合は、VPで使用可能なのは、75A(外径89mm、肉厚5.5mm)、50A(外径60mm、肉厚4.1mm)、50A未満の40A〜13Aは、同系列で告示適合となります。(65A(外径76mm、肉厚4.1mm)は使用出来ないので注意してください) 厚さ0.5mm以上の鉄板の覆いがある場合は、告示の規定は、肉厚7.0mmで最大外径115mm、肉厚6.6mmで最大外径115mm、肉厚5.5mmで最大外径90mmですから、VPで使用可能なのは、100A(外径114mm、肉厚6.6mm)、75A(外径89mm、肉厚5.5mm)、75A未満の65A〜13Aは、同系列で告示適合となります。 |
丁寧に説明していただき、ありがとうございます。 教えていただいた情報を元に検討していこうと思います。 |
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