Page 3379 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 建築設備フォーラムへ ┃ 会議室に戻る ┃ INDEX ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼直結増圧給水の直結貯水タンクについて hanasakusaku54 18/5/13(日) 20:44 ┗Re:直結増圧給水の直結貯水タンクについて masa 18/5/14(月) 20:51 ┗Re:直結増圧給水の直結貯水タンクについて hanasakusaku54 18/5/15(火) 22:03 ┗Re:直結増圧給水の直結貯水タンクについて masa 18/5/15(火) 22:36 ┗Re:直結増圧給水の直結貯水タンクについて hanasakusaku54 18/5/16(水) 20:55 ┗Re:直結増圧給水の直結貯水タンクについて masa 18/5/17(木) 8:23 ┗Re:直結増圧給水の直結貯水タンクについて hanasakusaku54 18/5/17(木) 21:54 ┗Re:直結増圧給水の直結貯水タンクについて masa 18/5/18(金) 20:15 ┗Re:直結増圧給水の直結貯水タンクについて hanasakusaku54 18/5/19(土) 17:46 ─────────────────────────────────────── ■題名 : 直結増圧給水の直結貯水タンクについて ■名前 : hanasakusaku54 ■日付 : 18/5/13(日) 20:44 -------------------------------------------------------------------------
マンションで直結増圧給水にすることになりました。 ブースターポンプの直前に直結貯水タンクをつける設計になっていますが、設置したら水がタンクに流入する時にその分水圧が弱くなり、配水管圧が活かされる直結方式の意味がなくなるような気がするのですが、どうなのでしょうか。 (タンクは57戸×3リットルの容量です。大きさは高さ1.5メートル、直径0.8メートル位だと思います。) 詳しい方教えていただけますでしょうか。 宜しくお願いします。 |
一般的な水道事業者の場合は、直結増圧給水装置の一次側(本管側)には、逆流防止装置しか設置を認めないはずです。 質問文にあるとおり、開放式の受水槽をつけた場合は、給水圧力は無くなりますので、直結増圧給水装置の意味がありませんし、受水槽をつけるならば、直結増圧給水装置の設置の目的である、受水槽を無くす主旨から外れてしまいます。 質問文のタンクは、密閉式の圧力タンクのようなものでは無いでしょうか? 逆流防止装置と直結増圧給水装置の間に、ウォーターハンマー防止装置としての、圧力タンク(ダイヤフラム式の加圧空気と水が直接触れないもの)なら、設置可能かもしれません。 |
ご回答ありがとうございます。 回答文にあります、密閉式の圧力タンクとは違うような気がします。素人なもので間違っていたら申し訳ありません。 市の直結給水基準を調べてみたところ、直結貯水タンク〜緊急貯水槽のように給水管を部分的に増径したタンクで通常は給水管の一部として利用し、断水時等でも水道水が確保できる構造、停滞水が生じない構造とすること。設置場所は、減圧式逆流弁防止器以降とし、容量は1世帯3リットル以上とする。と記載があり、これをつけると言っているのだと思います。 回りくどく申し訳ありません。 やはり水圧はかなり低下しますか、気にするほどでもないんでしょうか。 |
逆流防止装置以降に、配管を増径したクッションタンクを付ける場合は、水圧低下はありません。(増径しているので、通常は動水勾配は、給水管より小さいので、若干配管長が延びるだけと考えて問題無いでしょう。(厳密には、急拡大→急縮小なので、局部損失が生じますが、クッションタンク内の流速が低いので、問題無いレベルとなります) しかし、断水時に水利用が可能と言っても、各戸3Lならば、長時間の断水では、意味が無く、瞬時断水対応と言う事ですね。(給水事業者の給水圧力の安定性が低いので、クッションタンクを利用すると言う事かもしれません) 開放式タンクでは無いので、静水圧の低下はありません。 |
ご回答ありがとうございました。 水圧が下がらないとのことで安心しましたが、ほぼ意味が無いタンクをつける設計をし、工事費をかけようとする管理会社にがっかりです。 直結給水関係の質問をした時には、もしよろしければ、また回答いたただければと思います。この度はありがとうございました。 |
質問文にあるとおり、水道事業者の技術基準として、設置が義務付けられているならば、設置する必要はあると思います。 ただし、質問文にあるような断水時(静水圧が無くなった状態)は、直結増圧給水装置は運転出来ないんです。(逆流防止や、低水圧時に無理に本管から水を吸引しないように、静水圧が0.05MPaを下回った際は、運転出来ない構造になっています) したがって、本当に断水時に運転しようとする場合は、手動で運転するか、安全装置(水圧低下時の運転防止装置)を外す必要がありますが、通常は不可能なはずです。 ですから、断水時に運転可能と言うのは、理由では無いと思います。 都市部の水道事業者の場合は、本管の口径が200〜250mmと太く、本管自体がクッションタンクの機能を持っています。(アメリカなどは、給水本管が太かったので、昔から直結増圧は許可されていました) 規模の小さい、水道事業者の場合は、給水本管も75mm〜150mmと細い場合もあるので、直結増圧を利用する際には、圧力変動のクッションとしての貯水量を需要家に求める場合もあるのかもしれません。 |
ご回答ありがとうございます。 直結給水基準を読んでみたところ、災害等による断水に対応し、飲料水確保のため直結貯水タンクを設置することが望ましいと記載があり、縦型タンクの設置例には、小型急速空気弁、仕切弁、蛇口がついています。設置義務はなく、恐らく、断水時に蛇口から水を出すのではないでしょうか。 間違っていたら申し訳ありません。 本管の口径は確か100ミリと太くはないので、圧力変動のクッションの意味合いもあるのかもしれません。 都市部は本管が200ミリなのですか、6階や7階でも直結直圧で大丈夫そうな感じで羨ましいです。 私の住んでいるところは、市のホームページで直結給水をお勧めしますとあり、5階まで直結直圧で大丈夫と紹介していますが、不動産会社のマンション紹介サイト等を見てみるとなぜか45戸位の5階でも直結増圧給水になっているところがあります。念のためポンプをつけるという感じでしょうか。 話がそれてしまい申し訳ありません。 丁寧な回答ありがとうございます。 |
直結給水栓の一部を増径して、非常用水として利用可能とすると言う事ですね。 一戸3Lでは、飲料水としてしか使えないので、無いよりはましと言う事でしょう。 直結増圧給水の場合でも、特例でポンプの設置を猶予する場合があります。 横浜市水道局などでは、特例で、直結増圧給水が必要な場合でも、水圧に支障が無い場合は、直結増圧ポンプの設置場所を確保すれば、必要になるまでは、直結増圧ポンプの設置を猶予する事が可能です。(周囲で、給水利用が増えて、水圧低下が起きた場合は、直結増圧ポンプを設置する事になります) この場合は、特例直結給水として、10m以上の高さでも、直結給水を可能とする事になります。 引き込み管の水圧により、同じ高さでも、直結増圧給水となる場合と、直結給水が可能な場合があります。 |
ご回答ありがとうございます。 ポンプの猶予ですか、色々な制度があるのですね。 周りに給水利用が多い建物等ないため、適用できるのか調べてみたいと思います。 親切にご回答いただき、また、貴重な情報を教えていただき、ありがとうございました。 |
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