Page 3463 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 建築設備フォーラムへ ┃ 会議室に戻る ┃ INDEX ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼温泉排水圧送管設計について のりゴリ 18/11/19(月) 18:48 ┣Re:温泉排水圧送管設計について LA 18/11/22(木) 9:35 ┃ ┗Re:温泉排水圧送管設計について のりゴリ 18/11/26(月) 19:18 ┣Re:温泉排水圧送管設計について ISSY 18/11/22(木) 19:14 ┃ ┗Re:温泉排水圧送管設計について のりゴリ 18/11/26(月) 19:21 ┗Re:温泉排水圧送管設計について mu 18/11/29(木) 18:49 ┗Re:温泉排水圧送管設計について のりゴリ 18/11/30(金) 18:07 ─────────────────────────────────────── ■題名 : 温泉排水圧送管設計について ■名前 : のりゴリ ■日付 : 18/11/19(月) 18:48 -------------------------------------------------------------------------
初めて投稿させて頂きます。 当方、温泉供給会社にて勤務しており、設計、施工管理に従事しておりますが、今回顧客への温泉引込に合わせて温泉排水についても依頼を受けました。 当該地域については雨水・河川放流が義務付けられておりますが、現地の地形では自然勾配による排水が困難であり、若干の上り勾配を圧送する事となります。 設計条件の詳細は下記の通りです。 ・温泉排水量 給湯量毎分20リットルが常時排水され、湯抜き時には浴槽湯量が一気に流れる(浴槽設計未実施により正確な数値不明) ・温泉排水温度 給湯温度 50〜60℃につき、 排水温度は30〜40℃と推測。 ・温泉成分 酸性泉 PH4前後 給湯管としてはフジパイプ、SUS304管、HTVPを使用しております。 ・排水管敷設ルート 始点から170m間は約5%上り勾配。その後120mは約25%の下り勾配。ほぼ山林への埋設管となるが、一部沢地形での橋梁添架あり 上記条件を踏まえて配管設計実施の際に、配管部材・管径の選定(VP管・鋼管等)配管経路での必要設備(エア抜弁、ドレン弁等)合わせて、排水貯湯槽及びポンプアップ設備の構造・取扱いメーカー等をご教授頂きたいと考えております。 運用上問題が多そうであれば、中止も検討しております。 無理な相談で申し訳ございませんが、よろしくお願い致します。 |
以前温泉施設や温泉街の温泉引湯配管(総延長1km程度)橋梁添架管含 の大規模布設替等の基本設計・実施設計・施工監理をした者です。 温泉排水等につきましては フジパイプ・SUS304・HTVPとの事ですが バルブ等・エア抜弁は 温泉の成分表を製造メーカーに提出した上で 前沢給装工業・旭有機材工業等の特注品になろうかと思います。 (温泉用の赤バルブと言われる弁があります) 橋梁添架管は橋長120m程度でしたが 合成樹脂高圧積層管を使用しました。こちらも富士化工製です。 前後の可撓管は 耐食・耐熱使用で内外ゴム社製にしました。 私の考えでは 以前フジパイプを使用した 温泉街引湯管の大規模布設替も施工しておりますが その中ではフジパイプの埋設における 信頼性は高いように感じております。 HTVPは年数と共に樹脂が脆くなり、 温度等にもよりますが あまりオススメしません。 SUS304も温泉成分にもよるかと。 以前のフジパイプにはアスベストの含有もあり 処理も大変でしたが、今のフジパイプには それらも一切含有しておりませんので メーカー側と折衝する事も必要かと思慮します。 たまに富士化工の方と 技術面で直接話しもしますが フレンドリーですので 一度お電話をしてみては如何でしょうか? |
LAさま、ご教授ありがとうございます。 やはり富士化工製品は信頼度高いのですね。 弊社もメイン管はほぼフジパイプを使用しており、お互い信頼関係もございますので一度相談してみたいと思います。 ありがとうございました。 |
初めまして。 温泉成分の確認が必要だと思います。 特にHTVPは硫黄分に弱くピンホール、割れが発生がしやすくなります。(旭有機材営業マンより) 実際、当地も温泉地ですが、温泉井によって成分が違い、井戸でHTVPは漏水が発生しております。 |
ISSYさま、ご教授ありがとうございます。 HTVPは硫黄成分に弱く、割れが発生する可能性があるのは存じませんでした。 今後の設計条件に加えて、検討進めたいと思います。 ありがとうございました。 |
温泉の方はあまり経験多くありませんが、 プラントでの特殊な排水の圧送はプランニングすることがあるので、 何かの助けになれば程度の情報ですが。 泉質、排水の性質にも寄ると思いますが、 SS分の多い排水やそれが固着してしまう排水、スケール付着のある排水 且つ、停止時間ピッチが場合のある運用の場合は 逆止弁が効かなくなる事が多々有ります。 (物質によっては常圧ではスラリーでも逆圧で凝集固着しやすくなります。) 停止時の逆圧は170m、5%で0.1MPa未満のようなので、 樹脂ボール逆止弁が使用でき、防止できますが長期停止が有る場合 それでも固着することもありますのでご注意ください。 どうしようも無い場合は逆止弁を設けず停止時に全量を 貯湯槽に戻す場合も有ります。 戻す排水量が多すぎる場合は中継槽を設けたりも。 ただし温泉の場合ですと逆に空気に触れる分管内のスケール付着が 多く発生する泉質もありますね。 とある特殊パターンの場合ですが、横耳程度にどうぞ。 自分のイメージでは、遠心ポリタンクかFRPタンクに 槽内型縦軸ポンプ(雰囲気での駆動部の腐蝕に注意) を突っ込むイメージで 2次側は埋設なのでお金があればMESCOのアラミド補強ポリエチレン管で ダイライトや増田ポンプ他やMESCO、あたりに相談するかなというところですね。 お金次第でケミカル水中ポンプとか(間違って高温流入させたらアウト) 泉質次第ですね。 |
mu様 ご教授ありがとうございます。 たしかに弊社温泉送湯管においてもバルブ等の弁に温泉スケール付着し、正常機能しない事が良くあります。 今後の設計に考慮し検討したいと思います。 ありがとうございました。 |
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